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春の時期に見頃を迎えるハナミズキは、ピンク色や白色などの美しい花を咲かせます。樹高が約10m以上までに生長することもあり、シンボルツリーや街路樹などとして使用されることが多いです。
ハナミズキには数多くの品種があり、咲き方や花色など特徴もそれぞれ異なることをご存じでしょうか。ここでは、ハナミズキの特徴や種類について詳しく紹介してきます!
別名「アメリカヤマボウシ」や「ドックウッド」などとも呼ばれ、ハナミズキの花姿がヤマボウシに似ていることからアメリカヤマボウシと名付けられました。
ハナミズキは原産国のアメリカでは人気がある花の一つで、バージニア州とノースカロライナ州の州花でもあります。
ハナミズキは花や実、そして紅葉と一年を通して観賞が楽しめ、開花時期は4~5月頃で10~11月頃に赤色の実を付けます。
樹高は5~10m程度で、自然に樹形が整うためシンボルツリーや植木などとして人気が高い樹木です。
ハナミズキには、大きく分けて紅花系と白花系の種類があります。アメリカ原産の品種が多いですが、中にはレッド・ジャイアントのように日本原産の品種もあります。
紅花系のハナミズキを代表する品種で、紅色で大輪の花を咲かせることが特徴です。秋の時期には赤色の実を付け、紅葉が楽しめます。
春には赤色の花が咲き、葉の縁は鮮やかな黄色が入っている品種です。チェロキーサンセットの葉は5月頃になると黄金色に変化するので、カラーリーフとして楽しめます。
白色や桃色の花を咲かせ、総苞片と呼ばれる花の付け根の葉の部分が紅色であることから「ベニバナハナミズキ」と名付けられました。秋になると赤い実を付け、色どり豊かになります。
花びらの中心は白色で、外側に向けてピンク色に変化していきます。花付きがよく大輪の花を咲かせ、地植えだけでなく鉢植えにも向いています。
ジュニア・ミスは気温や湿度の変化によって花色の濃さなどが変わることもあるようで、ハナミズキの中でも人気のある品種です。
その名の通り王冠のような花姿が特徴で、白色の花が咲きます。花びらの先がくっついた状態で開花することから、このような花姿になるようです。
フェアリークラウンは個性的な花姿で、シンボルツリーなどで楽しめることでしょう。
ハナミズキとヤマボウシの中間の性質を持つ品種で、耐病性があることからうどんこ病にかかりにくいです。
ステラピンクは国内の気候に適応し、5~6月頃に白地に桃色の花を咲かせます。ハイブリッド品種のステラピンクは数多くの花を付け、生長が早く樹形も整いやすいです。
他のハナミズキよりも直立性がある品種で、樹形が整いやすいことから街路樹などに好まれます。アップルブロッサムは淡いピンク色の花が咲き、耐寒性や耐病性に優れていることが特徴です。
こじんまりした品種で白色で大輪の花を咲かせ、寒さに強いため北海道などでも育ちます。クラウド・ナインは花付きがよいですが毎年花を咲かせるとは限らず、隔年で咲くこともあるようです。
日本原産の品種で濃い赤色の花が咲き、若木のときから開花することが特徴で鉢植えでも育てられます。レッド・ジャイアントは育てやすい品種で、国内でも人気があります。
ハナミズキの中でも新しい品種で、樹形が整いやすく直立性も強いことが特徴です。ホワイトラブはハート形のような花びらで白色の花を咲かせ、枝は雪折れしにくく下の方の枝まで花が付きます。
アメリカの大学で品種改良された品種で、ハナミズキの中でも生長が早く数多くの花を咲かせることが特徴です。オーロラは白色で優しい色合いの花を咲かせ、寒さや病気などにも強いです。
上品な花姿のハナミズキは、シンボルツリーや街路樹、そして植木などさまざまな楽しみ方がありますね。種類や品種によって特徴も異なるので、お好きなハナミズキがあればご自宅のお庭などで育ててみてはいかがでしょうか。
ハナミズキの種類や品種を覚えて、栽培を楽しみましょう!
GreenSnap編集部