漢方や薬草として使われる甘草とは別ものの萱草。どちらもカンゾウ。今日紹介するのは百合に似た花を咲かせるデイリリー(ヘメロカリス)の方です。春、若芽を食べることはよく知られていますが、今回はツボミを食べてみました。
四季がある国では、比較どの地域にも咲くお花ですね。ハイブリッドのものも多く、サイズや色も豊富です。今回私が紹介するのは、アメリカに自生するタイプのデイリリー(ヘメロカリス)です。
またワスレグサの名前のものも同様に食用になります。
注意⚠️
一般的に各種食用になるとされていますが、品種によって有毒とされるものもあるらしいです。
ハイブリッドのものは、園芸観賞用で効能など全てが証明されていないので、本来の自生しているものを食用にして下さい。
採取は朝摘みがおすすめです。
北海道にあるエゾカンゾウはアイヌの人たちが茹でて、そこに山葡萄の汁をかけて食べていたそうです。
このくらいのまだ硬い蕾を摘んで、軽く洗います。虫は比較的付きにくい植物ですが、念のため。
また開いたものでも、食べるのに支障はありませんが、虫の入っている確率が上がります。
また林や野原など、自然の場所から山菜としていただく場合は、農薬などの心配のない場所から採取してくださいね。
*ゴルフ場近くや道路脇は要注意です。
炒め物で
炒めていただきます。
油はオリーブオイルやカノーラオイルを使います。今回は白菜の緑の葉の部分と炒めます。小さなフライパンなので、彩りに緑をちょっとだけ足しました。
味付けはシンプルに塩と黒胡椒。
それだけ?
はい。
ただし黒胡椒は粗挽きで、挽きたてを使います。(これがとても重要なんです)
本来の素材の味がよくわかります。
この日のメニューは、薄切り牛肉をニンニクと醤油に浸したあと、軽く片栗粉を塗して焼いたものです。
アメリカンなので、ご飯は食べても味噌汁がつきません🤣
酢の物で
沸騰させたお湯にさっと潜らせ、茹でます。茹で時間は2-3分。
茹ですぎると、せっかくのシャリっとした歯触りが消えるので短めに。
ざるにあげて、軽く水を切ります。
酢、醤油、砂糖を混ぜ合わせた三杯酢でいただきます。
甘過ぎない方が美味しいです。
三杯酢は酢、醤油、砂糖(またはみりん)を1:1:1の割合で混ぜたものですが、我が家は砂糖は少なめで、今回はヘメロカリス以外、他のものは何も使いませんでしたが、味そのものはほとんどないので、何と合わせても美味しくいただけると思います。
もう一品欲しい時や、お酒のお供にいいですよ。この日のメインディッシュはオムラスでした🤣
効用・効能
デイリリーは鉄分やカルシウムなどのミネラルを豊富に含み、風邪の予防や貧血の予防に効果があります。
春には若芽、夏には蕾や花、ほかに季節には根茎も食用になるそうです。
根はまだ試したことがありません。
コーンのように茹でて調理するようです。
写真は私の使う本たち💕
他にもまだまだありますが、写真のグループは長年の愛読書😆
もちろんネットのリサーチもたくさん活用します。
まとめ
天ぷらや、スープの具、味噌酢和え、マヨネーズ和え、わさび醤油かけ、サラダなど様々な料理に使えて美味しいです。
お花を食べるなんて‼️
と言われそうですが、たくさん食べなくていいのです。庭にある時期に、少しお花を食べて、パワーを頂きます🌸
どんな山菜でも美味しいからとたくさん食べるとキノコと同様、消化不良を起こすことがあります。野生のものは一度にたくさん食べず、話の種に少しいただきます。
飾ってよし、食べてよしのヘメロカリス、機会があれば皆さんもお試しください。
味、歯触り共におすすめです。
みどりのまとめを見てくださってありがとうございました。
*時折、編集、追加更新します。
有り難うございました🙏