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薬味に利用されるワサビは、ツーンとした刺激を加えてくれておいしいですよね。栄養を気にして食べたことは少ないと思いますが、どんな成分が含まれているのでしょうか。
このページではワサビの栄養について紹介します。効果効能や保存についてもまとめたので、ぜひ参考にしてみてください。
ワサビはアブラナ科ワサビ属の植物です。原産地は日本で渓流や湿地に生育します。水がきれいな場所を好み、根茎や葉は食用されます。ツンとした強い刺激があるのが特徴で香りがよく調味料や薬味に使われます。
ワサビの花は白く4枚花弁で花期は3月から5月です。葉は大きくて5cmから13cmほどで、花や葉の見た目がきれいなため、観賞価値が高い植物でもあります。
ワサビにはカリウム、カルシウム、ビタミンC、ビタミンB1、リンが含まれます。
ワサビ100gあたりのカロリーは88kcalです。
ワサビの辛み成分には殺菌作用があります。食中毒の原因になる細菌の増殖を抑えてくれるので、生魚を食べるときもワサビと一緒に食べるのがおすすめです。
ワサビに含まれる成分には抗酸化作用があります。ストレスなどによって体内では活性酸素が作られます。活性酸素の働きで体が老化し、免疫力が低下します。抗酸化作用があるワサビを摂ることで若返りも期待できるかもしれません。
ω-メチルチオアルキルイソチオシアナートというワサビの成分は、殺菌作用がありますが、他にも口臭予防効果があります。口の中の雑菌の繁殖をおさえるのによいでしょう。
ワサビの旬は12月ですが、ほぼ通年出回ります。
ワサビは太すぎるものではなく、中くらいの太さのものを選びましょう。みずみずしい緑色のもので、茎から根元までの太さがどこも同じくらいのものをお選びください。
手で持ってみて重みのあるものは中身がよく詰まっていて味がよい可能性があります。
ワサビは濡らしたキッチンペーパーで包んで、さらにラップで包んでから冷蔵庫で保管をします。これで2~3日は日持ちします。
すぐに使わない場合は、水を入れたコップにワサビを入れてください。根全体が水に浸るようにします。このときワサビの根を下にして葉がついていた部分を上にして自然下の状態に近いようにしてください。コップごと冷蔵庫に入れると3週間ほど保存ができます。水はこまめに交換しましょう。
冷凍庫で保存する場合はラップで包んでから冷凍庫に入れてください。使うときは解凍せずに冷凍のまますりましょう。ワサビを解凍してからだと風味が落ちるのでご注意ください。
ワサビは寿司、刺身、ソバなどに使うとツンとした独特な味が楽しめてよりおいしく食べられますよね。殺菌効果や口臭予防もあるので、歯磨き粉にごく少量混ぜてみてもよいかもしれません。
チューブのワサビもいいですが、まるごとワサビを購入するのも本格的でよいですよ。体にいい効果がたくさんあるため、ぜひ料理に取り入れてみませんか。
GreenSnap編集部