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イタリア料理によく登場するルッコラは苦みがあり苦手な方も多いかもしれませんが、低カロリーで栄養豊富な植物です。このページではルッコラの栄養についてまとめています。栽培したい方や料理にルッコラを用いたい方はぜひご参照ください。
ルッコラはアブラナ科キバナスズシロ属の植物で、ハーブとしても知られています。イタリア料理でよく使用され、独特な苦みと辛みがあるのが特徴です。原産地は地中海沿岸とされています。
ルッコラはキバナスズシロ属なので、キャベツのように黄色い花を咲かすように思われやすいですが、実際に咲かす花の色は白です。
ルッコラには、ビタミンC、ビタミンK、カルシウム、カリウム、βカロテンが含まれています。
ルッコラ100gあたりのカロリーは19kcalで、とても低カロリーな野菜です。
ルッコラにはカルシウムが豊富で、骨や歯の成分となります。骨粗しょう症予防にもよいでしょう。
カルシウムは不足するとイライラなど神経が興奮しやすくなります。ルッコラでカルシウムを摂ることで精神を落ち着かせ安定させる効果が期待できます。
カリウムは余分な体内の水分を排出する効果があります。高血圧を防ぐ働きやむくみを解消する働きがあるといわれています。
ルッコラに含まれるビタミンCは、メラニン色素の生成を抑え、コラーゲンの生成を手伝う働きがあります。
βカロテンは人体の免疫機能をアップする働きがあるといわれています。さらに体内でビタミンAに変換され、皮膚や粘膜、目の健康を保つとされています。
ビタミンKは出血を止める働きがあるとされています。
ルッコラの旬は4月から6月と10月から12月です。
おいしいルッコラは葉がピンとしていてしなびていないものです。葉の色がきれいなグリーンで鮮やかなものを選びましょう。大きく生長したものは苦みが強いため、苦みが苦手な方は小さいルッコラを選ぶことをおすすめします。切り口をチェックして、傷んでいないかも見てみてください。
ルッコラはキッチンペーパーで包み、袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保管をします。このときルッコラが濡れていたら、しっかりと水気をふき取ってから冷蔵庫に入れてください。濡れていると蒸れて傷みやすくなります。
下茹でしてから冷蔵庫に保存することも可能です。茹でたあとは水につけて冷やして水分をふき取り、キッチンペーパーで包み、さらに袋に入れて保存してください。傷みやすいので、数日で使い切りましょう。
ルッコラは冷凍保存には向きません。繊維が傷むため必要な栄養素が摂れなくなります。しかし、どうしてもすぐには食べない場合は、あらかじめ適度な大きさにカットをしてタッパーに入れて冷凍保存をしましょう。
ルッコラは独特な苦みがあり、クレソンに似た味がしますが、スープに入れて食べるとしんなりして苦みも抑えられおいしいですよ。自宅での栽培も容易です。ピザやスパゲティの具にぴったりなので、育ててみませんか。
GreenSnap編集部