恋い焦がれていたラグランジアをやっとお迎え。耐寒性ゾーンが5bになる我が地元。冬越しできるのか、開花はするのか、栽培挑戦が始まります。
2年間待ちました
ラグランジアの販売は、2020年だと記憶している。アジサイの概念を覆す側芽からも花が咲く姿に一目惚れ。苗を購入したかったのだが、入手できない。新品種は、なかなか北海道まで流通しないのだなと待つこと2年。2022年4月末についに出会いお迎えした。
耐寒性ゾーンが7aと知る
2022年5月頭。2022年新品種である『クリスタルヴェール』もお迎え。幸せの絶頂だったが、ラグランジアの耐寒性ゾーンが7aだと知った。我が地元は5bゾーン。簡単には冬越しが出来ない。さあ、どうするか🤔
冬越しできる株に育てる
2022年5月頭。購入した苗は5号サイズ。冬越しできる大きい株にするため、8号鉢に鉢増しをする。つい欲張りロングスリットにしたところ、5月中旬に初期の根腐れ症状が出た。あわててノーマルサイズに植え直した。購入した苗は温室栽培で開花もしている。春先の北海道はまだ寒く、屋外に出せるのは田植えが終わった5月末になる。外に出せるまでは、屋内で育成ライト管理をした。
屋外デビュー
2022年5月末。屋外解禁となり、お外デビューとなる。我が家のベランダは東側。午前中は日当たりが良い半日陰。風通りも良い。ラグランジアには育ちやすい環境だろう。太陽の光を与えたら花の色が変化。美しくラグジュアリーな品種。購入できて良かった。
元肥で遊ぶ
2022年6月。元肥に『マグァンプK』をわざと多めに入れていた。この肥料は『リン酸』が非常に多い。リン酸は、アルミニウムと結合する。よって花の色は青色から赤色に変化する。クリスタルヴェールは色が出るアジサイ。色がわりを楽しんだ。
2番花が咲く
2022年7月末。春から夏が成長時期。置肥の『プロミック』を春から与えていた。株は一回り以上育ち、枝も長く充実した。ところが側芽も充実して開花した。花は嬉しいのだが、冬越しの体力は残してくれよ。
体力があり、なかなか落葉しない
2022年10月中旬。我が地元は10月末には初雪が降る。紅葉が始まったが、落葉まで至らない。北海道の四季の変化は早い。気温は突然下がり冬になる。早く葉っぱを落とさないと雪が降るよと心配になる。
冬越し開始
2022年11月頭。強制的に葉っぱを落として冬越しを開始。マンションの廊下で管理をする。アジサイは冷たい北風と霜に弱い。建物の中なので風と霜は防げるだろう。廊下には西側に窓がある。冬の間でも日光はあたる環境だ。長い冬を耐えて欲しい。
芽吹きの気配
2023年2月下旬。ラグランジアと一緒に冬越しをしている白梅の開花が始まった。まだ外は寒く、昼でも気温は氷点下10度付近。鉢の土は凍れたまま。凍結による根っこの状態が心配だ。
芽吹いた
2023年3月頭。白梅は8分咲きになる。ラグランジアも萌芽している。無事に越冬できたようだ。植え替えをして根っこの状態を確認することにした。
根腐れはない。根っこは良い状態だ。
2023年3月中旬。クリスタルヴェールの植え替えを行った。根鉢の状態は良い。土壌凍結にも耐えたようだ。根詰まりの状態ではない。根鉢を崩して1/3ほど根っこを整理、植え替えを完了した。
葉は無いが、水の吸い上げが凄い
暖かくなり、鉢土が凍結する心配はないため、たっぷりと水を与えた。1日経過して株を確認したところ、節間から水滴が滴っていた。葉っぱが無い状態だが、こんなに水を吸い上げるのかと驚いた。水とあわせて肥料分も吸い上げるのだろう。寒肥の大切さが理解できる。葉っぱが展開するまでは、『リキダス』を与えることにした。
つぼみだが、咲くのか?
2023年03月27日。帰宅して鉢パトロールを行う。ブライダルシャワーに花芽を確認した。葉っぱが展開して、花芽が確認できたのは、これ1つだけ。鉢土の凍結のため、2月の寒肥は与えていない。今はリキダスと薄い液肥のみ。気温はまだ低く、府県の2月末くらいの温度である。北海道ならではの寒肥対応だ。4月8日からベランダへ出す計画。いまの場所よりも光が当たるため、今後は葉の成長に期待したい。
つぼみを複数確認した
萌芽の早かったブライダルシャワーに複数の花芽を確認した。これで今年の開花は確実になった。
あとは陽当たりの良い場所で管理を行い、葉っぱを充実させることが、花をしっかりと咲かせるコツになる。廊下では光が足らない。ベランダに出して管理をする必要がある。
ただし、霜や寒風など北海道の春先は天候が安定しない。天気予報を参考にベランダに出すタイミングをはかりたい。
外に出すタイミングが難しい
北海道において管理が難しいのは、冬越しではない。春先の管理の方が難しい。
冬になるときは、一気に気温が下がる。
雪囲いなど準備は必要だが、雪がすぐに降り、そして積もるため冬越しはしやすい。雪の中で植物は春まで過ごす。
対して春は、天候が安定しない。
暖かい日が続いたと思ったら、冬日になり春でも雪が降る。
また春先は風が強い。
冷たい乾いた風は、植物から水分を奪う。野山の樹木が、枝を枯らすほどの気候だ。
寒さと風に対して、冬越した植物を馴らす期間が必要になる。
温暖化で春先の気温が上がり、植物の成長は昔より進んだ。そのため馴らす期間と方法も変わった。
馴らしと徒長
寒さと風に馴らす管理を行う。
温暖化のため、雪溶けは昨年よりも半月早まる。また3月の気温が高かった。そのために予想以上に成長が進んだ。中途半端に葉っぱが繁ったため、すぐに外に出せなくなる。
マンション廊下は、光が差すが量は少ない。そのため徒長が始まった。
今年、北国の方が早く桜が開花する現象が起きた。これは喜ばしいことではない。
桜は、冬の寒さと春先の気温上昇を感じて開花をする。冬が暖かく気温差が少ないと開花が遅れる。北国より開花が遅れたことは、日本が暖冬化した証と言える。
春先の管理方法は、暖冬化にあわせて見直す時代かもしれない。
春先の洗礼を受ける
徒長が気になり、ベランダへ出したが北海道における春先の洗礼を受ける。
深夜から早朝の数時間だが、気温は氷点下になった日が2日続いた。また警報が出る強風にもなった。
春先の北海道上空には、まだ寒気が流れ込む。そのために季節外れの雪が降る。また大気が不安定になるため、強風になりやすい。風は、植物から水分を奪う。
萌芽をした若い葉には過酷な環境だ。
ラグランジアの葉は、いじけてしまった。だが幸いなことに、葉が黄変したり、ちぎれる損傷はなかった。
人が出来ることは、しれている。
萎れないように、葉水を与えること。体力が落ちないように、活力剤を与えることぐらいだ。
安全策を取るならば、サクラの花が終わり、葉桜の時期に外へ出すことだろう。その頃は、春めいており天候も安定している。
萌芽から葉桜の時期にいかに成長させ過ぎない管理が求められる。
なかなか難しく、悩み処だ。
春めいて来た
2023年05月05日
自宅付近の山桜の満開は
04月29日でした。
こどもの日で花は散っています。
いじけたラグランジアも
回復してきました。
ここ数年、GW期間は初夏のような気候。
ただし、5月の中旬から寒くなるのが
パターンです。
北海道では『リラ冷え』と呼ばれる
寒の戻りです。
リラ冷え前に体力をつけるのが
北海道における春の管理ポイント。
昔は肥料しかなく、肥培管理は
難しかった。
今はリキダスなどアミノ酸系の
活力剤が増えて簡単になりました。
リラ冷えを予測した手入れを
5月は行っていきます。
つぼみが充実してきた
サクラも葉桜になった。
最低気温も少しづつ上がる。
春先の洗礼を受けた葉っぱも
回復した。徒長も収まり、つぼみが
充実してきた。
写真は、『クリスタルヴェール』。
色変わりをする品種だ。
昨年は、青から赤に変化させて
花を楽しんだ。
今年は、青い花を楽しむ計画だ。
『食品ミョウバン』を与えた。
開花までミョウバン水を使い
水やりをする。
ミョウバンに含まれる
アルミニウムは、土壌を酸性にするため
花は青くなる。
クリスタルヴェールの
青い花色は幻想的に美しい。
開花が楽しみだ。
開花が始まる
2023年05月29日
ブライダルシャワーの開花が始まり、
装飾花も大きくなり見応えがある。
ただ、開花が揃わない。
花の咲き方が不満だ。
萌芽後の徒長が原因だと思う。
花の揃いは来年の課題としたい。
素直に喜ぶなら、厳寒地だが
無事に開花まで迎えたことが嬉しい。
この時期の北海道でアジサイは
まだ開花はしない。
6月末から7月開花が一般的だ。
暖冬の影響だろう。
クリスタルヴェールはまだ開花していない。
それでも6月には咲く気配がある。
楽しみだ☺️
花盛り
2023年06月07日
装飾花がピークを迎える。
花の大きさも魅力だが
フリルが入る所も魅力的だ。
ラグジュアリーな品種だ。
越冬、開花を迎えて感慨深い。
花色があがらない
2023年06月15日
クリスタルヴェールも6月頭に開花が始まる。
咲き揃う感じではなく、ポツリポツリと咲いている。春先の徒長などあり、成長ムラを感じる。またミョウバンを与えてきた。綺麗な青色の花を計画したが、藤色になった。昨年与えたマグァンプの影響があるようだ。青色の花を咲かす事は、来年も挑戦したい。
狙って得た花色にはならなかったが、グラデーションが美しい花になった。綺麗ですねとお褒めの言葉をGSユーザーの方々からいただいた。皆さん優しいコメントで嬉しかった
晴天が続き色があがる
花色を青くするため、食品ミョウバンを開花前、開花始めと3週間間隔で与えてきた。ミョウバンに含まれるアルミニウムが青く発色させるからだ。ミョウバンは1000倍に希釈して(水1リットルに1グラム)水やりとして与えた。ミョウバンは与える間隔が短いと薬害が出る。ミョウバンに含まれるアルミニウムに、収れん性があるために起こる副作用だ。葉に障害が出ないように観察が必要になる。また土壌水分が多い状態が好ましい。アルミニウムが水に溶け出して植物は初めて吸収できるからだ。
発色には太陽の光も作用するようだ。晴天が続き青さが増した。来年は我が家の環境に合わせた発色管理が出来そうだ。
花後の剪定
2023年07月02日
花後の剪定をした。
コガネムシの防除としてダイアジノンと
その他の防除としてオルトランを施した。
お礼肥えとしてプロミックも与えた。
ラグランジアは、旧枝咲きで
花芽が8月頃に出来る。
7月の土用あたりには葉っぱも茂るだろう。
夏の水切れに気をつけて越冬までの管理を
していきたい。
剪定後の経過確認
2023年08月06日
花後の剪定から1カ月を過ぎた。
株元が見えないくらいに萌芽している。
葉の大きさと揃いは良い。
ただ気がかりなのは、葉色が薄いことだ。
また、葉がかすれている。
肥料と防除はしているが、効果が薄い印象だ。
盆を過ぎたら、秋の天候になる。
液肥なども施して、越冬に向けた
株の充実をはかりたい。
私も北海道で、ラグランジアの初冬越しに挑戦しています。
新芽が見えてきたので早速リキダスを与えてみようと思います!