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庭木にも向いているシマトネリコは地植えだけでなく鉢植えでも育てることができるのでしょうか。このページではシマトネリコの鉢植えについて解説しています。
育て方の基本や、葉が落ちる原因についてまとめたので、ぜひご参照ください。
シマトネリコは地植えで育てると大きく生長しますが、鉢植えでの栽培もできます。
シマトネリコはやや耐陰性があるので、明るい場所から半日陰で育てることができます。
耐寒性もある程度はあるため、真冬以外は屋外に鉢を置くこともできます。ただし、寒冷地の場合はシマトネリコが弱ることがあるため、室内に移動させることをおすすめします。
シマトネリコは水はけのよい土を好みます。赤玉土2,腐葉土または堆肥を1で混ぜるとよいでしょう。
水はけが悪いとシマトネリコが根腐れすることもあるため注意をしてください。鉢の底に受け皿を設置している場合はそこに水がたまっていても株が弱ることもあります。
シマトネリコの水やりは土の表面が乾いてから行ってください。水やりはたっぷりと与えましょう。冬は水やり頻度を落としても問題ありません。
土の表面が乾いてから1日待ってから与えるなど少し頻度を下げるくらいをおすすめします。
また夏場は日中に水やりをすると土の温度が上昇して根が傷みます。真夏のシマトネリコへの水やりは昼間を避けて、早朝または夕方以降の涼しい時間に行いましょう。
2月から3月に緩効性肥料を株元に与えてください。
シマトネリコはよく生長する植物で剪定が必要です。剪定をしないと形が乱れて美しくはないため、ハサミを入れましょう。
剪定に適した時期は4月から11月で真冬以外に行ってください。
花の開花後に剪定をするのがおすすめです。シマトネリコの開花前に花芽をうっかりと剪定してしまうと花が咲かなくなります。初心者の方や切るべき枝がわかりにくい方は花を楽しんでからハサミを入れることをおすすめします。
また風通しをよくするために、葉が生い茂ってきたときは不要な葉を落としましょう。通気性が悪いまま栽培をすると傷むことがあるので注意をしてください。
剪定しないままだと上にどんどん伸びてしまい最悪の場合は鉢が倒れることもあります。傷んだ葉や傷んだ枝、違う方向に伸びる枝などが剪定対象です。
また剪定用のハサミは作業前に消毒することをおすすめします。
シマトネリコはとくに病害虫で心配する必要はありません。
シマトネリコを栽培しているとまれに葉がパラパラと落ちることがあります。湿気がこもりやすい場所で栽培をしていると病気になることもあるため、風通しに気をつけてください。
すす病やかっぱん病にかかるとシマトネリコが葉を落とします。
まずシマトネリコが病気になっていないか見てみましょう。
シマトネリコの葉の表面に黒い斑点があればすす病を疑ってください。症状が出ているの葉は取り除いて処分しましょう。
褐色の斑点がある場合は、かっぱん病の可能性が高く、こちらも病斑箇所を取り除いてください。
症状が出た部分を放置しているとどんどん広がり最悪の場合は枯死することもあるため、早めに対応しましょう。
害虫が葉から養分を吸汁するとシマトネリコの株全体が弱ります。すると生命を維持しようと葉を落とします。また害虫の排泄物が原因で病気になっている可能性もあります。
まずはシマトネリコの葉に異変がないか見てみましょう。葉が透けていると虫食いの可能性があります。必要に応じて薬剤を使用してください。
シマトネリコは気温が低くなると葉を落とします。気温が上昇するとまた葉をつけることがありますが、寒い時期が続くとなかなか葉をつけないままになることもあります。
寒冷地ではシマトネリコの保温作業するか、鉢ごと室内に移動させてください。
また病気などでなくても葉が落ちることもあります。冬に葉を落として新陳代謝をよくすることがあるので、そこまで心配する必要はありません。病気や虫の被害が確認されない場合は、そのまま見守りましょう。
シマトネリコは鉢でコンパクトに栽培することができます。大きくなりすぎたら剪定をして必要に応じて植え替えをしましょう。小さな株であれば室内での栽培もおすすめですよ。
GreenSnap編集部