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庭木にも向いているシマトネリコは地植えだけでなく鉢植えでも育てることができるのでしょうか。このページではシマトネリコの鉢植えについて解説しています。
育て方の基本や、葉が落ちる原因についてまとめたので、ぜひご参照ください。
シマトネリコは地植えで育てると大きく生長しますが、鉢植えで観葉植物としても育てることができます。厳しい寒さには弱いので、寒冷地では鉢植えで育て、冬は室内に移しましょう。
シマトネリコを観葉植物として室内で管理する場合、冬場はガラス越しの日光が当たる場所、春秋の生育期には直射日光が当たる場所、夏はレースカーテン越しの日光が当たる場所と季節ごとに移しながら育てるとよいです。
シマトネリコは水はけのよい土を好みます。赤玉土6:腐葉土4の配合土がおすすめです。
鉢植えで育てているシマトネリコの水やりは、土の表面が乾いたらたっぷりと水やりをしましょう。冬は水やりを控えめにし、土の表面が乾いてから2〜3日待ってから水やりします。
また、夏は日中に水やりをすると土の温度が上昇して根が傷みます。真夏の水やりは昼間を避けて、早朝や夕方以降の涼しい時間に行いましょう。
鉢植えの株には、4〜10月までの間、緩効性化成肥料を2カ月に1回ほど施します。
とくに心配する害虫はありません。
病気は、すす病やかっぱん病に注意します。葉の表面に黒い斑点があればすす病を疑い、症状が出ているの葉は取り除いて処分しましょう。また、褐色の斑点がある場合はかっぱん病の可能性が高イノで、こちらも病斑箇所を取り除いてください。
シマトネリコの植え替え時期は3月中旬〜4月頃が適期です。生長が早く根詰まりしやすい植物ですので、鉢植えの場合は1年~2年に1回、一回り大きな鉢に植え替えるようにします。
鉢植えで根詰まりしてしまった株を植え替える場合、鉢から抜き取った株の根から竹串などを使って古い土をある程度落とし、古い根や傷んだ根を切り取ってあげます。その後、一回り大きな鉢に植え替えるとよいでしょう。
シマトネリコの剪定は4〜11月にが適しています。シマトネリコは生長が早く、剪定しないままだと上にどんどん伸びてしまい最悪の場合は鉢が倒れることもあります。
シマトネリコの開花前に花芽をうっかりと剪定してしまうと花が咲かなくなるので、初心者は花後の剪定がおすすめです。
剪定する枝は、傷んだ葉や傷んだ枝、地面に向かって伸びる枝などです。また、風通しがよくなるように意識して剪定していきましょう。
鉢植えのシマトネリコが葉を落とし始める理由として、寒さが考えられます。
シマトネリコは常緑性の植物ですが、気温が下がると葉を落として体内の水分を減らして、冬越ししようとします。また、冬に葉を落として新陳代謝をよくすることがあるので、そこまで心配する必要はありません。
葉を落としたくない場合は、シマトネリコを保温するか、鉢ごと室内に移動させてください。
このほか、病気や害虫の影響で葉を落とすことがあります。葉に斑点があったり食われた跡がある場合は、原因を特定してすぐに対策をしましょう。
シマトネリコは鉢植えにして小さく育てることもできます。育て方も庭植えとほとんど変わらないので、水やりに注意すれば初心者でも育てやすいですよ。
ぜひシマトネリコを鉢植えにして観葉植物として室内で育ててみてはいかがでしょうか。
GreenSnap編集部