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数多くの品種があるユーカリは、観葉植物として人気があります。丸い葉が可愛らく、香りも良いので自然と癒されます。ユーカリは庭木や鉢植えなどで育てることができますが、育てる環境によっては枯れてしまう場合もあります。今回は、ユーカリが枯れる原因やその対処法などについてご紹介していきます。
南半球の暖かくて乾燥した地帯を原産とするユーカリは、乾燥に強い植物です。ただし、日本では環境や条件などが異なることもあり、枯れてしまうこともよくあります。日本において、ユーカリが枯れる原因でよくある例をご紹介します。
ユーカリは乾燥を好む植物のため、水の与えすぎや水はけの悪い用土を使用していると根腐れを起こします。ユーカリの幹や葉が柔らかかったり幹にシワがある場合は、根腐れの可能性があります。その都度、新しい用土に植え替えましょう。
また、根が成長しすぎることで根詰まりを起こす場合もあります。根詰まりが発生すると、水やりをしても水分を十分に吸収することができず、木が枯れてしまう原因となります。
ユーカリは生長が早い植物なので、鉢植えの場合は1~2年に一度の頻度で一回り程大きめの鉢に植え替えてあげましょう。
ユーカリを育てる用土は、できるだけ水はけの良いものを使用してください。市販のハーブ用の用土、または赤玉土7:腐葉土3の割合で配合した用土を使用すると良いでしょう。
ユーカリは、ウドンコ病やハダニが発生しやすく、これらが原因で枯れることがあります。
ウドンコ病とは、葉や茎に白い粉を拭いたようなカビが発生する病気です。対策としては、病気にかかった葉などの部分を取り除いたり、薬剤を使用して病気の繁殖を抑制します。
そのほか、ハダニが発生しやすく、ユーカリの葉裏に寄生して栄養を吸い取ります。葉の色が部分的に白く変色している場合はハダニの可能性があるため、薬剤で駆除しましょう。
ユーカリの葉を枯れさせない最も重要な対処法は、やはり水分管理でしょう。ユーカリは乾燥に強いとはいえ、特に鉢植えで育てている場合は、水を与えすぎても、与えなさすぎても、枯れることが多々あります。
室内や室外、季節、気候などによって、ユーカリを育てている土の乾くタイミングは異なるので、日々こまめに観察してあげることが大切です。
また、手入れとしてユーカリを剪定したあとは、切り口に癒合剤を塗って保護しましょう。癒合剤を塗ることで乾燥から守り、ユーカリが枯れるのを予防できます。
ユーカリを育てる中で枯れた枝や葉を見つけた場合は、適宜枯れた部分だけを剪定しましょう。
ユーカリの葉が茶色に変色したり、葉を触っただけでボロボロに崩れてしまう場合は、枯れている証拠です。枯れた枝や葉を取り除くことで、栄養が別の枝や葉などに流れていき、ユーカリが再び生長していきます。
ユーカリはオーストラリアなど南半球に自生する植物なので、日本とは環境が異なりますが、ポイントをしっかり押さえれば育てることができます。
特に水分管理は大切なので、ユーカリを観察しながら水を与えましょう。ユーカリを枯らせる原因はいくつもありますが、予め予防することで枯らさずに育てることができます。
枯らせてしまった場合でもきちんと対処すれば復活するので、諦めずにユーカリを育てていきましょう!
GreenSnap編集部