我が家のコウモリランことビカクシダの紹介です。
ハッキリ言ってビカクシダは高額ですが販売時のサイズや仕立て方、販売店のビカクシダ仕入れ経路によって大分安くなるので、買った店、おおよその値段、どういう仕立て方だったかも記載します。
またうちのビカクシダは全て室内LED管理(一時期外管理した個体もありますが、根張りは良くなりますが、美形より腕白系の姿になるので室内へ移行)で冬は最低16℃夏は最高33℃で18時間位はサーキュレイタで弱い風(胞子葉がそよそよ揺れる)で管理して基本今の所死亡者0名です。
①ビカクシダ ビフルカツム
【購入日】21.11.06
【購入店】ユニディ 相模大野店(ホムセン)
【購入時状態】鉢植え
【購入額(約・税抜・日本円)】4000
【自生地】オセアニア原種
【紹介文】👇
初めて買ったビカクシダです。成長早く丈夫です。2株鉢植えから取れましたが、1株は秦野に旅立ち秦野で元気にしています。
なお、鉢植えから板付にすると最初は変な癖が付いていて美しくありませんが、1年もしないうちに立派な形状になりました。
②ビカクシダ ベイチー(ビーチー)No1
【購入日】22.08.29
【購入店】座間洋ランセンター(胡蝶蘭専門店)
【購入時状態】板付
【購入額(約・税抜・日本円)】12000
【自生地】オセアニア原種
【紹介文】👇
成長は遅いです。最初に鉢植えのビーチーを買い板付しましたが、成長が遅く美しい姿になるのを待ちきれず購入。白く見える姿がエレガンティッキーで美白羊歯って感じです。成長は遅いですが、相当丈夫です。
③ビカクシダ ビーチー(ベイチー)No2
【購入日】21.12.05
【購入店】中央林間ベリーベリー(観葉植物屋)
【購入時状態】鉢植え
【購入額(約・税抜・日本円)】4000(本来8000を常連さん値引きで半額にして頂きました)
【自生地】オセアニア原種
【紹介文】👇
鉢植えから3株取れ1株は秦野に旅立ち秦野で元気。1株は初期の勉強不足でコケ玉仕立てで水切れ死亡。この株、今は貯水葉が無く貧相ですが、じっくり育てればナンバリング1のような美しい美白羊歯になると信じています。
④ビカクシダ ウィリンキー ワイルド
【購入日】22.01.24
【購入店】大和エアロファイト(専門店)
【購入時状態】板付
【購入額(約・税抜・日本円)】16000
【自生地】オセアニア原種
【紹介文】👇
ビカクシダを始めて数ヶ月、最初に憧れを抱いた品種がウィリンキーです。
他のオセアニア系は豪州産ですが、ウィリンキーはインドネシア生息で、この株は現地の東ジャワ、ポノロゴ採取(ワイルド)株です。成長はムラがあり春はグングン成長し夏は小休止って感じてます。
枯れ込んでもアンティーキーで美しい貯水葉、しなやかに垂れる胞子葉で1番人気とも言われるビカクシダです。
個人的にもTheビカクシダって感じがして一番カッコいいと思います。
⑤ビカクシダ スパーバム
【購入日】22.01.30
【購入店】コーナン港北店(大型園芸店)
【購入時状態】木の枝の網状の物に着生
【購入額(約・税抜・日本円)】7000
【自生地】オセアニア原種
【紹介文】👇
グランデ(東南アジア産のビカクシダ)という名前で売られていましたが、まあスパーバムでしょう。微妙な仕立てで微妙な値段でしたがこれは流通の少ない冬だったからで、夏場はポット苗が3~4000円で売っているのを見かけます。
成熟しないと胞子葉を出さない品種ですが、割とドンドン貯水葉を出して成長は早めと思います。大型になる品種なのでそれを想定して30x40の大判板に板付しました。
⑥ビカクシダ ヒリー スポアー
【購入日】21.12.26
【購入店】大和エアロファイト(専門店)
【購入時状態】板付
【購入額(約・税抜・日本円)】7000
【自生地】オセアニア原種
【紹介文】👇
ヒリーの胞子栽培(spore)で育った株です。専門店で買うと、その株の素性が判るのが良いですね(まあ判ったからどうなる訳でもないですが…)。
外管理してたら、脇芽が至る所から生え急遽子株分けしたら、親株も少し元気を取り戻した感じです。初期メンなので管理が未熟で水をやりすぎた気がしますが、子株分けの時根を確認したら根腐れはなかったので丈夫な品種だと思います。成長はずっと動きがないと思っていたら一気に脇芽が吹き出したのでウィリンキーと同様にムラがあるのかもと思います。
⑦ビカクシダ マウントルイス スポアー
【購入日】22.04.29
【購入店】大和エアロファイト(専門店)
【購入時状態】板付
【購入額(約・税抜・日本円)】7500
【自生地】オセアニア原種??
【紹介文】👇
本や座間洋ランセンターで見たルイスと大分姿が異なりますが、恐らく胞子栽培で姿が変わった(胞子栽培は親株の姿を受け継ぐ訳ではないらしい)かまだ子供なのでしょう。
ルイスは豪州に自生してるけど原種扱いでない不思議な品種です。
まあ豪州原産だけに丈夫です。成長も4ヵ月で貯水葉2、胞子葉2を展開したので早いと思います。
⑧ビカクシダ リドレイ
【購入日】22.03.27
【購入店】オザキフラワーパーク(大型園芸店)
【購入時状態】板付
【購入額(約・税抜・日本円)】16000
【自生地】東南アジア原種
【紹介文】👇
冬からづっと探し求めていましたが、春になってやっと巡り会えました。寒さに弱く冬は滅多に出回らないと思います。(専門店では5月初旬までプロの管理で養生しGW明けから販売してました)リドレイも貯水葉の葉脈や上に延びる胞子葉がカッコ良く一番人気と言われる事がある品種です。うちのリドレイは胞子葉が細いタイプでシャーピカルな印象です。本では栽培難易度が最大でしたが窓辺+LEDで水苔下部が渇いたら水やりの管理で今の所元気ですし、成長も早いです。
ただ、もうすぐ貯水葉が完全に水苔をくるみ水苔で判断出来なくなるうえに、上からシャワーでの水やりが出来なくなる見込み。そしたら水やりはどぶ漬けか時間をかけて成長点付近から流し込むか思案に暮れています…
⑨ビカクシダ ワンダエ
【購入日】22.02.27
【購入店】大和エアロファイト(専門店)
【購入時状態】板付
【購入額(約・税抜・日本円)】6500
【自生地】東南アジア原種
【紹介文】👇
大型品種のビカクシダでニックネームは森の女王です。気品のある貯水葉の王冠と奥ゆかしい胞子葉を見て購入。しかし胞子葉は枯れ落ちました。が、これは経年劣化によるもので元気に新しい貯水葉を展開しています。大型品種はまづは貯水葉をドンドン出し成熟すると胞子葉を出す傾向があるように思います。成長はスパーバムより若干遅い気がしますが、停滞期は短いです。
⑩ビカクシダ ステマリア
【購入日】22.01.30
【購入店】中央林間ベリーベリー(観葉植物屋)
【購入時状態】板付
【購入額(約・税抜・日本円)】12000 常連さん値引きで購入本来は24000
【自生地】アフリカ原種
【紹介文】👇
割と多く流通してる印象があるステマリアです。ジャングリカルな雰囲気が立派で割と左右対称に近く美しい姿に成長してくれます。貯水葉が薄く枯れ込むと貧相に見えるかもしれませんが、成長は早く、すぐ(って言っても数ヶ月)に新たな貯水葉を展開してくれます。
⑪ビカクシダ アンゴレンセ
【購入日】22.02.28
【購入店】オザキフラワーパーク(大型園芸店)
【購入時状態】ポット苗
【購入額(約・税抜・日本円)】3000
【自生地】アフリカ原種
【紹介文】👇
子株をポット苗で購入し速攻で板付しました。板付したい場合は株に変な癖が付く前に板付がいい気がします。なおこの品種、エレファントティスって名前からアンゴレンセに変わったようです。水加減が難しいと言われていますが、うちのは他のビカクシダと同様に水苔下部が渇いたら水やりで元気に育ってます。成長もステマリアと同じくらいで早めな気がします。
⑫ビ・ワンダエ X ベイチー
【購入日】22.04.25
【購入店】バンダカプランツ東京 (専門店)
【購入時状態】鉢植え
【購入額(約・税抜・日本円)】8000
【自生地】園芸品種
【紹介文】👇
シルバーウイングって名前のビカクシダと同じ交配ですが、シルバーウイングって名前では売られていませんでした。ワンダエの特徴がかなり強い気がします。
ただ成長は遅く、ここにベイチーの特徴が出ているのか!?
また今の所、あまり出回ってなく希少性が高く、株姿もあまり似た品種がなく個性的なビカクシダだと思います。
⑬ビ・ビフルカツム X ベイチー
【購入日】22.01.30
【購入店】コーナン港北店(大型園芸店)
【購入時状態】板付
【購入額(約・税抜・日本円)】5000
【自生地】園芸品種
【紹介文】👇
命名され商品化された品種がないマイナー交配ですが、ビーチーとビフルカツムの良い所が上手く現れつつあり、個人的に一番将来が楽しみなビカクシダです。両親に負けず丈夫で成長はビフルカツム色が出ており早いです。
なお、うちのはドラフト6位のマイナー選手から巨人のエースになりつつある戸郷翔征に因みP.TOGO(プラティケリウム・トゴー)と名付け期待してます。
⑭ビ・ベイチー X ウィリンキー
【購入日】22.01.03
【購入店】大和エアロファイト(専門店)
【購入時状態】板付
【購入額(約・税抜・日本円)】12000
【自生地】園芸品種
【紹介文】👇
ベイチーのシルバーフロンドとウィリンキーの交配種でピューチャンと同交配ですが、ピューチャンの名では売られていませんでした。
葉がたれ気味がウィリンキーでそれ以外はベイチーの色が強く出ています。
成長はウィリンキーと似て、ムラがある感じです。
なお、焼杉板からコルクに付け替えた際、胞子葉が超ロングで水苔に釣り糸を巻き付ける作業にエラく難儀しました。何かいい方法はないのかしら?と模索中です。
⑮チャールズアルフォード
【購入日】22.02.21
【購入店】本厚木アカシア(専門店)
【購入時状態】板付
【購入額(約・税抜・日本円)】9000
【自生地】園芸品種
【紹介文】👇
ワンダエとリドレイの交配種です。根っこがほぼない状態で購入し、焼杉板からコルクに付け替える際、根にルートンを散布したら、グングン成長し始めました。ワンダエの貯水葉とリドレイの胞子葉を合わせたような美しい姿です。基本的に園芸品種は殆どが丈夫と思いますが、このチャールズアルフォードもタイからの空輸ダメージや根無し状態でも死ななかったので丈夫です。成長はリドレイより遅くワンダエ位だと思います。
【付録】ビカクシダへの光と風
ELDライトでの育成はビカクシダに光をより多く与えるには良いですが、胞子葉が特にLEDの光の方へ伸びていくので真上に伸ばすには写真左下のように上からの光量が均等になるようにしないと、写真右のように光の出所へ向かいます。が、写真右はわざとそういう仕立てに挑戦中でリドレイは丸が強調されるビカクシダなので、株全体で円を描くような仕立てに期待しています。
またサーキュレイタによる送風も弱い風を直接当てて育成していますが、葉の乾燥が早くなるや、そもそも室内の空気が循環していればOKなどの事からビカクシダに直接当てるでないとの意見もありますが、少なくとも強風を当て続けるような事をしなければOKと思います。
美術品みたい🖼
日頃の手入れの現れですね👏(・о・)スゴーイ