植物園じゃなくて植物楽園。まさに楽園です👼
ヘゴ林
植物園ゾーンに入ってすぐ右手はヘゴ林。
神聖な空気が流れています。
ヘゴ林さん、さようなら。
ユスラヤシ並木
日本でユスラヤシ並木が見られるのはここだけなんですって。植物園ゾーンの見所のひとつです。ユスラヤシはマニラヤシより耐寒性があるので、育ててみようと探してみたみたものの、JAのグリーンコーナーでマニラヤシは売ってたんですが、ユスラヤシの苗はありませんでした。残念😢
トックリヤシ並木
トックリヤシ並木の左手は、バオバブゾーン。
バオバブ
去年見たのは3月だったので葉もちょろちょろでしたけど、今年は青々と繁ってました。
■バオバブについて
英名:Baobabu/学名:Adansonia/アオイ科バオバブ属
バオバブはアフリカに1種類、マダガスカルの固有種が8種類(諸説あり)、オーストラリアに2種類(諸説あり)が存在します。
東南植物楽園に植えられたバオバブはザー・バオバブ(adansonia za)です。このバオバブは1974年に台湾で種から9年、2mまで育てられたものが1983年に沖縄に移植されたものです。2014年時点で樹齢40年を迎え東南植物楽園へとやってきました。沖縄で成長を続ける中で、地面から1~1.5mから幹が分岐する特徴が現れ出しました。バオバブの1種である当園にあるザー・バオバブの原産地はマダガスカルのムルンダヴァです。ムルンダヴァでは4月~11月は殆ど雨が降りません。沖縄では4月~11月も雨が降ります。このような降水量の違いから幹が分岐しているのではないかと諸説言われています。現在、園内には21本のバオバブがありその内16本のバオバブの幹が2本に分岐していることは大変興味深いのです。マダガスカル現地では分岐した幹と幹がお互いに絡みあったバオバブをラブ・バオバブと呼び愛の象徴とも言われています。遠い将来、この分岐した16本の中からラブ・バオバブが誕生することを願うばかりです。テレビや写真で見る根っこをさかさまにしたような独特の樹形になるには1000年以上かかると言われ、東南植物楽園のバオバブはまだまだ若く独特の樹形にはなっていませんが日本で樹齢40年クラスのバオバブを一度にこれだけの本数を見られるのは東南植物楽園だけです。この先、1000年後、日本で独特の樹形の立派なバオバブに成長してくれることでしょう。
バオバブは宝の樹
バオバブは捨てるところが何もないと言われるほど昔から人類には欠かせない宝の樹と言われています。葉はビタミン、ミネラルが豊富で若葉を野菜として食したり、粉末にして調味料として利用できます。実は抗酸化作用の高いスーパーフルーツとしても有名です。種子はプロテイン、カリウムが豊富で上質なオイルとしても利用されています。樹皮は煎じて解熱剤としても利用されるだけでなく、ロープや屋根材として使用されます。巨木になると樹の幹が空洞になることがあるため住居としても利用されるだけでなく乾季の間、幹に溜まった水を飲み水として利用されてきました。
「星の王子さまでも有名」
フランス人の小説家アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリの代表作「星の王子さま」の中にも登場したことでも有名なバオバブですが、この本に登場すゆバオバブはアフリカに分布しているアダンソニア・ディギタータ A.digitata と言われています。
植物園ゾーン入口の鉢植え。これはこの前エクゾさんからお迎えしたアカリファ!直射日光ガンガンでも大丈夫なもようです。水上楽園ゾーンにはもっと大きな株が地植えされていました。
ということで、植物園ゾーンはおしまい。
水上楽園ゾーンにつづく。