warning
error
success
information
こんにちは、knowmです。
植木の四大生産地のひとつ、埼玉県安行(あんぎょう)。
この地域には、ガーデナーにおすすめしたい、みどりのスポットがたくさんあります。
前回紹介した「花と緑の振興センター」のすぐとなり、曹洞宗『興禅院』もそのひとつ。
四季折々の草花に彩られる「花の寺院」と呼ばれ、「安行八景」にも数えられています。
前回ご紹介した、「花と緑の振興センター」の前の道を進むと…
道の左側に、
興禅院の山門の案内が見えます。
一見、細い路地のようですが……
参道を進むと……
正面に、ひっそりと佇む興禅院。
室町時代の天文15(西暦1546)年に創建された、禅宗(曹洞宗)の寺院です。
ウメ、サクラ、シャクナゲ、アジサイ、ヒガンバナ、秋の紅葉、その他四季折々の草花に彩られ、「花の寺院」と呼ばれます。
景色の美しさから、安行八景*の1つに数えられているほど。
写真撮影などで訪れる方のために、
こんな風に、お寺のご厚意で、見ごろの植物を示す案内板も掲げられています。
ただし、敷地内にはお墓もあるため、静かに散策してくださいね。
安行観光協会が定めた、観光スポット。
「安行氷川神社」「興禅院」「金剛寺」「持宝院」「慈林薬師(宝厳院)」「平岡坂のケヤキ並木」「蛇づくり」「密蔵院と久保山」の8か所があります。
興禅院の裏手に回ると……
「木下闇(このしたやみ)」ともいうべき、薄暗い小道があり、
「弁財天」の赤い旗が見えます。
弁財天の旗に従って階段を下りると、右手に小さな弁財天のお堂があります。
ところで、私knowmは、このお堂を拝む前に、左手にある「十三佛」を巡ってきました。
弁財天のお堂とは反対側、階段を下りて左に向かうと「十三佛(仏) 千手観音菩薩」の石碑があり、細い木道が続いています。
木道と上へ戻る階段の途中には、不動明王から虚空蔵菩薩までの13体と千手観音菩薩の石仏が並んでいるのです。
取材に伺ったのは、雨続きの後の薄暗い曇りの日。
周囲は静かで音もほとんどなく、空気はひんやりとしていて、薄暗闇の中に木道が伸びています。
ちょっとためらいましたが、せっかく来たのだし、
このコラムを読んでくださっているみなさまにも、写真で石仏をお見せしたい……という思いから、
木道をおそるおそる踏みながら(途中から石の階段になります)、石仏めぐりをしてきました。
これが、十三佛のはじめ、「不動明王」。
そしてこれが、おしまいにある石仏「千手観音菩薩」。
そのような日に撮影したので、
写真が少し暗いかもしれませんが、どうぞ、ご了承ください。
ちなみに。
めぐり終わるちょっと手前のことです。
ごそごそっと、気配がしたので目をやると……なんと、大きな蛇!!!
いやあ、驚きました。
これが、そのときのしっぽ。
あわててカメラを向けましたが、とらえられたのは、しっぽだけでした。
写真だと見にくいかもしれませんが、しっぽの先だけでも、かなり大きな体ということがわかります。
あまり通るひとも多くなさそうな天気だったので、へびも、のんきに石段を横断するつもりだったのかもしれません。
さて、
「十三佛」を無事巡り、弁財天の祠に向かいました。
お参りして、ふと目を上げると……、
弁財天の御神体は、なんと、
とぐろを巻いた蛇のレリーフだったのです!!!!
いやあ、実に、びっくりしました。
大蛇との遭遇の後だったので「やぁっ!!」と声が出ました。
一人でよかった。。。
順番が逆になりますが、興禅院から裏手に回るには、ご住職とそのご家族でしょうか、ちょっと生活臭のする一画を通らなければなりません。
申し訳ないなと思いつつ、畑仕事をしていた方に咲いている花のことについてお尋ねしたところ、ものすごく丁寧に対応してくださいました。
この場を借りてお礼申し上げます。
歩いて数分の距離には、先に紹介した安行八景のひとつ安行氷川神社と、安行氷川公園(北西側)、矢倉稲荷大明神社(南側)があります。
歩き疲れたらひと休みも。
この一帯、ガーデニングファンにとっては、いやし効果&ガーデニングのヒントたくさん!
いろいろな意味でパワーをもらえるガーデナーのパワースポットかもしれませんね。
フローリスト編集部