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砂漠のバラ(デザートローズ)とも呼ばれるアデニウムオベスムは、東アフリカからアラビア半島原産の非耐寒性多肉植物です。また、大きく肥大する幹や根っこがユニークです。
ここでは、そんなアデニウム・オベスムの育て方をご紹介したいと思います。
アデニウムオベスムは日当たりの良い場所を好み、日照不足になってしまうと花が咲きません。なお、20度以上を保てれば、1年中花を咲かせます。
花は咲かなくても良いという場合でも、冬は最低10度以上の気温は保っておきましょう。
アデニウムオベスムへは、春から秋にかけては、鉢土が乾いたらたっぷりと水やりをします。秋の終わりころからは少しずつ水を控えていき、冬は断水します。
アデニウムオベスムを育てる土に、緩効性肥料を元肥として施しておけば、特にその後は肥料を与えなくても大丈夫です。
アデニウムオベスムを育てるときは、水はけのよい土が適しています。市販のサボテン用の土や多肉植物用の土を使えばOKです。
アデニウムオベスムの植え付けや植え替え時期は、2月から3月頃が適しています。5号鉢または6号鉢の鉢底にゴロ土を多めに入れて、赤玉土に腐葉土を混ぜた土に植え付けます。
アデニウムオベスムは上に伸びていきやすいので、幹を太らせるためには剪定作業をしておいた方が良いでしょう。株が小さいうちに一度、脇芽を3つほど残したところから、バッサリと幹を剪定してしまいましょう。
このとき発生する樹液は毒性があるため、直接手で触れないようにしてください。
アデニウムオベスムは、種まきや挿し木で増やすことができます。
種まきで増やす場合、種は殺菌剤に浸してから種まき用のケースにまきます。25℃から30℃くらいで、ある程度湿度がある状態なら発芽するでしょう。
アデニウムオベスムには、それほど大変なお手入れは必要なく、枯れ葉をこまめに摘み取ったり、花が咲き終わったら花がらを摘み取ったりすればOKです。
アデニウムオベスムは風通しが悪いとカイガラムシなどが発生することがありますので、風通し良く管理しましょう。
アデニウムオベスムは、5月から6月頃に濃いピンクや白の花を咲かせます。これらの花は、枝の上の方に固まって付いて5裂する、という特徴があります。
ここでは、砂漠のバラとも呼ばれるアデニウム・オベスムの育て方をご紹介しました。
寒さには弱いですが、しっかり日に当てて暖かいところで育てれば、美しい花を咲かせてくれます。ぜひ育ててみてください。
※トップ画像は tupi*さん@GreenSnap
GreenSnap編集部