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ガステリアは、明るく風通しのよい場所で育てる多肉植物です。水やりは鉢内の乾き具合で判断し、植え替えは春に行います。夏の蒸れと冬の霜を避ける管理、植え替え・株分けの手順を解説します。
南アフリカ原産のツルボラン科ガステリア属で、肉厚な葉の形や模様を楽しめます。臥牛(がぎゅう)もガステリアの仲間で、牛が伏せたような低く広がる姿が特徴です。
屋外では明るく風通しのよい場所に置き、長雨を避けます。強い直射日光は葉焼けの原因になるため、特に夏は半日陰へ移すか遮光してください。室内なら明るい窓辺が向きますが、暗い部屋の奥に置き続けないようにしましょう。
霜が降りる前に室内へ取り込み、5℃以上を目安に管理します。寒さへの強さは種類や株の状態で異なります。窓際は夜に冷え込むため、必要に応じて窓から離しましょう。
「何日に1回」と固定せず、土の乾き具合と生育状態を見て水を与えます。表面だけが乾いていても、鉢の中が湿っている場合は待ちましょう。鉢の重さも、乾き具合を判断する手掛かりになります。
| 時期・状態 | 水やりの目安 |
|---|---|
| 春・秋の生育期 | 土が乾いたら鉢底から流れるまで与え、受け皿の水を捨てます。 |
| 夏の高温期 | 生育が鈍るときは控えめにします。湿った土に追加せず、与える場合は涼しい夕方にします。 |
| 冬の低温期 | 土が十分に乾くまで待ち、控えめに与えます。室温や乾き方に合わせて間隔を調整します。 |
乾燥に強くても、長期間まったく水が不要なわけではありません。一方、葉がしわになったからといって、土が湿っている株へ水を足すのは避けてください。根が傷んで水を吸えていない場合もあります。
植え替えは春の生育が始まる頃が適期です。3~5月頃を目安に、寒さが残る地域では暖かくなってから行いましょう。根が鉢いっぱいに張ったり、土の水はけが悪くなったりしたときが植え替えの目安です。順調に育っていれば、毎年必ず植え替える必要はありません。
鉢底穴があり、根を無理に曲げずに収められる深さの鉢を選びます。鉢を大きくする場合はひと回り大きいものにとどめましょう。大きすぎる鉢は土が乾きにくくなります。
土は水はけのよい市販のサボテン・多肉植物用培養土が使えます。水がたまったままになる土や、鉢底穴のない容器は避けましょう。
肥料は春・秋の生育期に与えます。液体肥料や緩効性の固形肥料を使い、希釈倍率・量・頻度は製品の表示に従ってください。夏や冬に生育が鈍っているとき、根が傷んでいるときは控えます。
春の植え替えに合わせ、親株の周りにできた子株を分けます。小さすぎる子株は無理に外さず、育つのを待ちましょう。
種類によっては葉挿しでも増やせます。健康な葉を付け根から取り、切り口を日陰で乾かしてから、水はけのよい土へ浅く挿します。発根前に土を湿らせ続けないようにしてください。
葉挿しは新しい株が育つまで時間がかかります。根の付いた子株がある場合は、株分けから始めると管理しやすいでしょう。
高温多湿や水の与えすぎは、根や株元が腐る原因になります。水はけと風通しを確保し、鉢を長雨に当てないようにしましょう。
葉や株元が変色して柔らかくなる場合は、根腐れや軟腐病などが考えられます。症状だけで病気を決めつけず、まずほかの株から離して土と根を確認してください。腐敗が株全体に広がったものは処分し、使用した道具を清潔にします。
カイガラムシは葉の付け根などを確認し、見つけたら株を傷つけないよう取り除きます。薬剤を使う場合は、対象植物と病害虫への適用を確かめ、ラベルに従って使ってください。
ガステリアは細長い花茎を伸ばし、筒状の小さな花を下向きにつけます。花の基部が胃のように膨らむことが、属名の由来です。
春から初夏に咲くものが見られますが、開花時期は種類や栽培環境によって異なります。葉だけでなく、花の形や色も楽しめる多肉植物です。
※トップ画像は銀月さん@GreenSnap

GreenSnap編集部