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庭に植えるとシンボルツリーにもなる柚子の木は秋から冬にかけて果実がなり、四季を感じることができます。
このページでは、柚子の木の育て方の基本をご紹介します。柚子の木を育てるのに向いている場所や、水やり頻度、肥料などについて紹介していますので、ぜひご参照ください。
柚子はミカン科ミカン属の植物で、中国原産の柑橘類の一種です。生長すると高さ4メートルほどまで大きくなり、庭に植えるとシンボルツリーになります。
果実のイメージが強いですが、柚子の木は花も楽しめます。柚子の木の花は5月に開花し、5枚花弁で白色です。開花するととてもよい香りがするのが特徴です。
秋になると柚子の木は果実をつけます。柚子の木の果実はミカンとは異なり表面がデコボコしています。酸味が強く、独特の香りがあります。
柑橘類のなかでも、柚子は耐寒性が強いので、寒い地域でも育てやすく、病気にも強いです。
柚子は大きく生長しますので、庭への地植えがおすすめです。柚子は太陽の光を好みますので、日当たりのよい場所で育ててあげましょう。日当たりが良い方が花がよくつき、果実もたくさん実りますよ。
柚子は湿気を嫌います。水はけがよく、さらに水もちのよい土をお選びください。庭に地植えする場合は、腐葉土や堆肥を混ぜておいてくとよいですよ。
鉢植えで柚子を育てたい場合は、市販の果樹用の土でも問題はありません。土を作る場合は、赤玉土と腐葉土を7:3の割合で混ぜてください。
柑橘類のなかでも柚子は強く、ある程度の乾燥にも耐えられます。しかし、降水量の多い地域のほうが美味しい柚子ができるのでしっかりと水やりをしましょう。
鉢植えの場合は、土の表面が乾いたらたっぷりと水やりをしてください。鉢の底から水が出てくるくらいに水を与えても問題はありません。
地植えの場合は基本的に降雨で十分なので水やりの必要はありません。ただし、夏場の雨ががなかなか降らない時期は水やりをするようにしてください。
柚子は肥料を与えると栄養が行き渡り、花をたくさんつけて、果実の収穫も期待できます。肥料は、3月、6月、10月から11月に有機質肥料または液体肥料を与えてください。
柚子の木の植え付けは、地植えも鉢植えも2月から4月が適切な時期です。気温が上がる前に植えることをおすすめします。
柚子は地植えをする方が多いかと思います。地植えの場合はそのまま植え替えずに育ててください。鉢植えをしている場合は、根が窮屈にならないように3月から4月に植え替えをしましょう。
柚子の木は剪定が必要になります。しかし、生長が遅いので、柚子の木を育てて5年目までは剪定はしなくても問題ありません。葉が混みあってきたり、弱った枝がある場合は剪定しましょう。
剪定は3月から4月が最適な時期です。
柚子の木は接ぎ木で増やすことが可能です。接ぎ木は3月から5月に行ってください。
種から育てた柚子の苗木を台木にして、カットした枝を接いで増やすことができます。
柚子の木の収穫は、10月から12月です。柚子の果実は最初は緑色をしていますが、少しずつ黄色に変わっていきます。緑色が少し残った頃が収穫どきです。黄色い実をそのままにしていると、翌年の実のつきが悪くなることがありますので、収穫時期を逃さないようにをご注意ください。
柚子の木を育てる上で気を付ける害虫は、ハモグリバエとはハカキムシです。害虫がたくさんついてしまうと、葉や枝が被害にあい、食べられてしまいますので、殺虫剤をまいてください。
果実を食べる予定がある場合、殺虫剤は果実に使える安全なものを選びましょう。
柚子の木の花言葉は、「汚れなき人」、「健康美」、「恋のため息」です。
お手入れも比較的かんたんなので、自宅で育てておいしい果実を楽しみませんか。
GreenSnap編集部