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ヤツガシラは、熱帯アジア原産のサトイモ科タロイモ属の仲間で、里芋の中でも高級品とされています。
ここでは、そんなヤツガシラの育て方についてご紹介したいと思います。
ヤツガシラは日光を好みます。また、高温で雨の多い気候で育てるのが適しています。
ヤツガシラを植え付けたあとにたっぷりと水を与えたら、その後は芽が土から出てくるまで水やりは不要です。
芽が出たあとも、雨の恵みに任せればOKですが、特に夏場は土が乾きやすく、葉がしんなりしてくるほど乾燥している場合は水やりをしてください。
ヤツガシラをプランターで育てている場合も、土の量が多いためそう簡単には乾燥しませんが、あまりに乾燥している場合は水やりをしましょう。
ヤツガシラを植え付けるときには元肥を施しているので、すぐに追肥する必要はありません。ただし、芽が出て葉っぱが3枚程度になる、5月から6月頃に1回目の追肥をします。
そして、ヤツガシラの葉っぱが5枚くらいになる6月下旬から7月中旬頃に、2回目の追肥・土寄せを行います。
ヤツガシラを地植えする場合は、植え付けの2週間前から苦土石灰をまいてよく土を耕しておきます。そして、今度は1週間前に堆把と化成肥料を畑全体にまいてよく耕し、畝をつくりましょう。
一方で、ヤツガシラは水栽培もできるので、そちらで観葉植物として楽しむ人もたくさんいます。
ヤツガシラの植え付け時期は、4月から5月頃です。ただし、ヤツガシラは寒さに弱いため、しっかりと気温が上がってから植え付けるようにしましょう。
地植えの場合は、よく耕した土に、15センチくらいの深さの溝を掘ります。
ふっくらとしていて芽の出始めている種芋を選び、芽が上になるように縦に置き、45センチ間隔くらいで並べていきます。そして、掘り起こした土をそっと溝に戻してかぶせてください。
ヤツガシラを収穫するときに種芋を残しておいて、4月から5月頃に植え付けて増やしていきます。
水やりはヤツガシラを育てている土が乾いてからにし、追肥と土寄せを繰り返しておきましょう。
ヤツガシラは次のような病気にかかりやすく、害虫も付きやすいので注意してください。
ヤツガシラがよくかかる病気には、乾腐病や汚斑病などがあります。すでに種芋が病気にかかっていることもあります。ほかには土が感染源となることもあるため、清潔な用土を使うようにしてください。
ヤツガシラには、アブラムシが付いたり、セスジスズメやヨトウムシによって葉っぱが食害に遭ったりといった害虫被害が考えられます。いずれも見つけ次第駆除してください。
ここでは、ヤツガシラの育て方をご紹介しました。
ヤツガシラの栽培は比較的長期間になりますが、難易度はそれほど高くありませんので、ぜひ育ててみてください。
※トップ画像は流星☆Ⅱさん@GreenSnap
GreenSnap編集部