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アグラオネマは、模様の入った美しい葉を楽しむサトイモ科の観葉植物です。直射日光が苦手で明るい日陰でも育つため、室内で育てやすいのが魅力です。この記事では、アグラオネマの置き場所や水やり、植え替えなどの育て方と、株分け・挿し木での増やし方を紹介します。
アグラオネマは、東南アジアなどの熱帯に自生するサトイモ科の植物です。緑の葉に白やシルバーの模様が入るものが多く、赤やピンクの葉の品種もあります。葉の形や模様は品種や株によって異なり、病院やオフィスなどのインテリアグリーンとしてもよく使われています。
主な作業の時期は次のとおりです。
| 作業 | 時期の目安 | ポイント |
|---|---|---|
| 植え替え・株分け | 初夏〜夏 | 2年に1回が目安 |
| 挿し木 | 梅雨〜夏 | 晴れが続く時期に |
| 肥料 | 初夏〜初秋 | 冬は与えない |
| 冬越し | 冬 | 室温10℃以上を保つ |
アグラオネマは強い日差しが苦手なので、レースのカーテン越しなど、室内の明るい日陰で育てましょう。長時間直射日光に当たると、葉が黄色くなって弱ってしまいます。一度色が抜けた葉は元に戻らないので注意してください。
生育期の初夏から初秋は、屋外の日陰に出して育てることもできます。外の空気に当たることで、株が丈夫に育ちます。
生育期の春から秋は、土の表面が乾いたら、鉢底から水が流れ出るまでたっぷり与えます。アグラオネマは湿度の高い環境を好み、乾燥が続くと弱ってしまうので、梅雨から真夏は土が乾ききらないように注意しましょう。
あわせて、霧吹きで葉に水をかける「葉水」を1日1回ほど行うと、乾燥やハダニを防げます。
気温が下がる秋からは、水やりを少しずつ減らします。冬は、土が乾いてから数日たって水を与えるくらいで十分です。
冬は暖房で空気が乾燥しやすいので、葉水で湿度を補いましょう。暖房の風が直接当たる場所は避けてください。
生育期の初夏から初秋にかけて、緩効性の置き肥を1か月半〜2か月に1回ほど与えましょう。
冬は生育がゆるやかになるので、肥料は与えません。与えすぎると根を傷める原因になります。
水はけと水もちのバランスがよい土を使いましょう。市販の観葉植物用の培養土で問題なく育ちます。
鉢の中が根でいっぱいになると、葉が落ちたり育たなくなったりします。2年に1回を目安に、初夏から夏の暖かい時期に植え替えましょう。
植え替えの手順は次のとおりです。
鉢を大きくしすぎると、土が乾きにくくなって根腐れの原因になります。ひと回り大きな鉢を選びましょう。
色あせたり傷んだりした葉は、時期に関係なく、茎の根元から取り除いておきます。
アグラオネマは「株分け」と「挿し木」で増やせます。
株分けは、植え替えと同じ初夏から夏に、植え替えと一緒に行うと効率的です。鉢から株を抜いて古い土を落とし、根が付いた状態で株を手で分けて、それぞれ鉢に植え付けます。
挿し木は、梅雨から夏の晴れが続く時期に行います。
茎の先端を10cmほど切り取り、土に挿す部分の葉を取り除いて、土を入れた鉢に挿します。大きな葉は半分ほどに切ると、葉からの水分の蒸発を抑えられます。日陰で土を乾かさないように管理すると、1か月ほどで根が出てきます。
葉が落ちて見栄えが悪くなった株も、茎を切って挿し木にすることで仕立て直せます。
アグラオネマにつきやすい害虫は、カイガラムシやハダニです。どちらも汁を吸って株を弱らせます。ハダニは水に弱いので、葉水で予防しましょう。
病気では、気温が低く湿度が高いときに、茎や葉が灰色のかびに覆われて腐る「灰色かび病」が発生することがあります。ときどき葉の裏まで確認し、早めに見つけて対処しましょう。
アグラオネマは寒さに弱い植物です。冬も室温10℃以上を保てる場所で管理しましょう。
暖房の風が直接当たる場所は乾燥しすぎるので避けます。夜間に冷え込む窓辺に置いている場合は、部屋の中央に移したり、布や段ボールで鉢を覆ったりして保温しましょう。
アグラオネマは、夏ごろに花を咲かせることがあります。サトイモ科特有の花で、仏炎苞(ぶつえんほう)と呼ばれる白っぽい苞に包まれるようにして、棒状の花序が伸びます。
花言葉は、「青春の輝き」「スマート」です。
アグラオネマは、強い日差しを避けて明るい日陰に置き、冬の寒さに気をつければ、難しい植物ではありません。葉の形や模様は品種や株ごとに違うので、お気に入りの一鉢を見つけて、インテリアとして育ててみてください。

GreenSnap編集部