warning
error
success
information
細い茎に茂らせる丸く小さい無数の葉っぱが特徴の「フィカス・プミラ」。園芸品種のものは、鮮やかなグリーンの葉っぱに黄色や白色の班模様があり、とってもキュートな見た目をしています。
こちらではそんなフィカス・プミラの育て方を紹介していきます。
フィカス・プミラは日光を好む植物なので、一年を通して陽の当たる場所で育てましょう。
日光の当たらない暗い場所に置いてしまうと、日照不足を起こして茎の節と節の間が空いて間延びして、あまり綺麗に育たなくなってしまいます。
ただし、夏場の強い直射日光は葉焼けの原因になるので、半日陰や明るい日陰の場所に避難させましょう。また、強い日差しでも慣れれば平気になるので、少しずつ慣れさせていく方法でも大丈夫です。
反対に室内で育てていてあまり強い光に慣れていないものを、急に強い直射日光に当てると葉焼けしてしまうので気をつけましょう。
フィカス・プミラは、一年を通して日当たりの良い場所に置いてあげましょう。日光に当てることで葉っぱの色が良くなり元気に育ってくれます。
フィカス・プミラは多少であれば耐蔭性もあるので、半日陰のベランダや自然光の射し込む室内やを室外でも育てることは可能です。ただし、あまり日の当たらない場所に置いてしまうと茎が間延びしてしまったり、葉っぱの色が悪くなってしまうので注意してください。
フィカス・プミラは基本的に明るい場所で育てますが、真夏だけは葉焼けを起こしてしまうので、直射日光を避けた明るい日陰に避難させた方が無難です。
また、夏以外でも日陰で育てたものを急に強い日光に当ててしまうと、同じく葉焼けの原因になるので気をつけましょう。室内であればレースのカーテンのある半日陰の窓辺がおすすめです。
フィカス・プミラは、乾燥した環境が苦手です。
恒常的に土が湿気た環境は嫌いますが、生育期の夏場は水切れを起こさないように、土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えるようにしてください。
生育期に水分が足りなくなると葉っぱが萎れて枯れてしまうので注意しましょう。
あまりに高湿度すぎるのは嫌いますが、空気中の湿度が高い環境を好むので定期的に霧吹きなどで葉っぱに水をかけてあげると元気になります。
フィカス・プミラは、最低気温が20℃を下回ると徐々に水を吸わなくなってくるので秋から冬にかけては少しづつ水やりの間隔をあけて育てましょう。
休眠期である冬は根腐れを起こしてしまいやすいので、少し乾燥気味にして水やりは土の表面が白っぽくなったらあげるくらいで大丈夫です。
ただし、室内で育てていて15℃前後の気温を保てる場合は生育期と同じ間隔で水やりを行っても問題ありません。
また、冬場は空気が乾燥しやすいので水分不足を防ぐために霧吹きで頻繁に加湿してあげてください。
5〜10月の間のフィカス・プミラの育成期には、月に1回ほどのペースで薄めた液体肥料や暖効性の化成肥料を与えると元気に育ってくれます。ハイドロカルチャーで育てている場合には、専用の液体肥料を使った方が便利です。
休眠期の冬場には特に肥料などはあげなくても大丈夫です。
フィカス・プミラは特に土質は選ばないので、一般的に販売されている観葉植物用の土を使用して大丈夫です。自分で土をつくる場合には、小粒の赤玉土を7:腐葉土を3の割合で配合した土がおすすめです。
鉢植えにして高い位置から垂らして育てたいという場合は、バーミキュライトを混ぜて鉢を軽くしてあげると良いでしょう。
また、フィカス・プミラは水を含ませたジェルやハイドロカルチャーを人口土として使用して植え付けることも可能です。
カラフルな見た目のジェルボールを使ったりすることで違った飾り方を楽しむことができます。
フィカス・プミラは根詰まりを起こすと下葉が枯れ落ちてしまうので、鉢の底から根が出ていたり、水はけや水もちが悪くなってきたら植え替えをするようにしてください。
1〜3年に1回ほどのペースが目安ですが、ミニサイズの鉢で育てている場合は、特に根詰まりを起こしやすいので毎年植え替えをした方が無難です。
植え替え時期は休眠期を避けた5〜7月で、植え替える際に根っこを傷つけないように注意してください。
フィカス・プミラは挿し木で簡単に増やすことができます。
やり方は茎を3〜5節ほど(6〜7cmくらい)切り取って、葉っぱを2枚程度残して他の下葉は取り除きます。茎の切り口を2〜3時間程度水につけて、その後は土を入れた底の浅い鉢や平らなバットなどに、差し込むようにして植えます。
充分に発根するまでは土が乾かないように水やりをして明るい日陰で管理するようにしてください。また、土でなくてもハイドロカルチャーでも増やすことが可能です。
その場合は、ガラスのコップなどの用器にハイドロボールを入れて土の時と同様にツルを植え付け、5分の1ほど水を入れて水不足にならないように気をつけてください。
フィカス・プミラを増やす時期は、生育期の4〜9月の間が適しています。
フィカス・プミラの栽培では病気や害虫の心配はほとんどありませんが、風通しが悪いとカイガラムシが発生してしまうことがあります。
カイガラムシは植物の養分を吸い取るだけではなく、排泄物によって葉っぱに黒い斑点が現れるすす病を発症させる可能性もあるので、すぐに駆除するようにしましょう。
一般的には薬剤を散布して駆除しますが、発生した数がそこまで多くなければ、歯ブラシなどで葉っぱを傷つけないようにこすり落とす方法でも大丈夫です。
フィカス・プミラは日本や中国南部が原産の植物なので、日本の四季のある気候でも育てやすく温度管理にそれほど気を配る必要はありません。
暑さには強いので、夏場の高温多湿の環境でも直射日光にさえ気をつけていれば育てるのには問題ありません。
耐寒温度は0℃までと比較的寒さにも強いですが、なるべく最低気温は5℃程度を保って管理してあげてください。
暖かい地域であれば屋外でも冬越が可能ですが、不安な方は日当たりの良いカーテン越しの室内に置いてあげると良いでしょう。
フィカス・プミラの花言葉は「あなたは私を元気づける」です。
クワ科のフィカス属の植物「フィカス・プミラ」の育て方をご紹介いたしました。
フィカス・プミラは、温度管理や水やりも簡単で、園芸初心者の方にでもおすすめの観葉植物です。
屋外でも室内でも育てることが可能なので、ガーデニングでもインテリアとしても楽しむことができます。
にょきにょき伸びる茎に丸くて小さい葉っぱが生い茂ったフィカス・プミラのキュートな見た目に癒されること間違いなしです!
GreenSnap編集部