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ミリオンバンブーは、直射日光を避けた明るい室内で育てます。土栽培では土が乾いてから水を与え、水栽培では水を清潔に保つのが基本です。伸びすぎた茎は、暖かい生育期に節の少し上で切り戻しましょう。
竹のような茎をしていますが、キジカクシ科ドラセナ属の観葉植物です。剪定で切る場所、植え替え、水栽培から土に移すときの手順を解説します。
室内では、レースカーテン越しの光が入る明るい窓辺が向いています。強い直射日光は葉焼けの原因になるため避けましょう。耐陰性はありますが、光の入らない場所で長く育てるのは不向きです。
暖かい時期に屋外へ出す場合は、明るい日陰を選びます。室内から急に強い光の当たる場所へ移さず、少しずつ環境に慣らしてください。
剪定は、気温が上がって生育が活発になる5〜8月ごろを目安にします。寒い時期や株が弱っているときは、大きく切り戻す作業を避けましょう。
切る場所は、茎に輪のように見える「節」の少し上です。残す側に節を残すと、その付近から新芽が伸びることがあります。節そのものを傷つけないように切ってください。
切れば必ず芽が出るわけではありません。茎が柔らかく腐っている株や、葉がほとんどない弱った株は、先に水や温度などの環境を見直しましょう。
枯れた葉や傷んだ葉は取り除けます。葉先だけが茶色い場合は、緑の部分を大きく切らず、傷んだ部分を整えましょう。葉を切るだけでは茎の高さは変わりません。株を低くしたいときは茎を切り戻します。
春から初秋の生育期は、土の表面が乾いたことを確かめてから、鉢底から流れ出るまで水を与えます。受け皿の水は捨て、根がいつも水につかった状態にならないようにしてください。
毎日などと回数を固定せず、鉢の大きさや室温、土の乾く速さに合わせます。黄色い葉は水不足だけでなく過湿でも出るため、葉の色だけを水やりの目安にはしないでください。
低温で生育が鈍る冬は、土が乾くまでの間隔が長くなります。土が乾いてからさらに数日様子を見て、暖かい時間帯に与えましょう。暖房のある部屋では乾き方が変わるので、その都度土を確認します。
ミリオンバンブーは、水に根を浸して育てる水栽培もできます。根が水につかる量を保ち、葉まで水に沈めないようにしましょう。茎を安定させるため、小石などを使う方法もあります。
水は週1回を目安に交換し、濁りやぬめりが出た場合は早めに替えます。容器も洗い、水を足すだけの管理を続けないようにしてください。
ハイドロカルチャーは、ハイドロボールなどの人工の用土で根を支えて育てる方法です。水だけで育てる場合と水位の管理が異なるため、容器や水位計の説明に合わせて給水しましょう。
土栽培では、適度に水分を保ち、水がたまらない用土を使います。市販の観葉植物用培養土が便利です。自分で配合するなら、赤玉土6:腐葉土3:パーライト1などを目安にできます。
鉢は根の量に合う大きさを選びましょう。大きくしたいからといって極端に大きな鉢へ植えると、土が乾きにくくなります。
土栽培では5〜9月ごろの生育期に、観葉植物用の緩効性肥料や液体肥料を使います。量や間隔は製品によって違うため、表示に従ってください。
水栽培・ハイドロカルチャーでは、その栽培方法に対応した肥料を選びます。濃度や回数を増やしても元気になるとは限らず、肥料の与えすぎは根を傷める原因になります。
低温で生育が止まっている冬や、根腐れなどで弱っているときは肥料を控えます。
植え替えは、気温が安定して生育が始まる5〜6月ごろが作業しやすい時期です。根を傷めやすい猛暑日や寒い時期は避けましょう。
鉢底から根が多く出る、水を与えてもしみ込みにくい、根が鉢の中でいっぱいになっている、といった様子が植え替えの目安です。毎年必ず植え替える必要はなく、根の状態を見て判断します。下葉が枯れるだけで根詰まりとは決めつけないでください。
水栽培の株も土に移せますが、水中で育った根は環境の変化で傷むことがあります。暖かい生育期に、根を折らないように植え付けましょう。
植え付け後は土を急に乾かしすぎず、明るい日陰で様子を見ます。常に水浸しにするのではなく、受け皿の水は捨ててください。新しい根や葉が動き始めたら、土の表面が乾いてから水を与える管理へ徐々に慣らします。
一般的な増やし方は、茎を使う挿し木です。5〜8月ごろに切り取った、節のある元気な茎を使います。葉だけを挿しても、茎の挿し木と同じようには増やせません。
下の葉を取り除き、上下を逆にしないように赤玉土の小粒などへ挿します。発根するまでは明るい日陰に置き、用土を乾かしすぎないように管理してください。
水挿しでは茎の下部を水につけ、水に浸る葉は取り除きます。水を清潔に保ち、根が伸びたら水栽培を続けるか、根の量に合う鉢へ植え付けましょう。
種から育てることもできますが、室内では花が咲きにくく、種の入手も容易ではありません。家庭では、元気な茎を使った挿し木が取り組みやすい方法です。
冬は最低10℃以上を保てる室内で管理しましょう。夜の窓際は冷えやすいので部屋の内側へ移し、暖房の風を直接当てないようにします。
寒さに弱いため、多くの地域では庭への地植えより、移動できる鉢植えが管理しやすい植物です。屋外に置いている株は、秋の冷え込みが強まる前に室内へ取り込みましょう。
葉の黄ばみには、水切れ、過湿、寒さ、強い直射日光など複数の原因があります。土が乾いているか湿ったままか、水栽培なら水が汚れていないかを確認しましょう。
茎が柔らかい、根が腐っている、葉全体が急に黄ばむ場合は、水を追加するだけでは改善しません。傷んだ部分と管理環境を確かめて対処してください。
葉や茎にカイガラムシ、葉裏にハダニがつくことがあります。日頃から葉裏や節の周りを観察し、見つけたら早めに対処しましょう。
カイガラムシは、株を傷めないよう柔らかいブラシなどで取り除きます。ハダニは葉裏を洗い流すと数を減らすのに役立ちます。薬剤を使う場合は、対象植物と害虫に使えるものを選び、表示を守ってください。
ミリオンバンブーはドラセナ・サンデリアーナの仲間で、「万年竹」「富貴竹」「ラッキーバンブー」などとも呼ばれます。「キングバンブー」の名前で販売されることもあります。購入時はラベルの植物名と栽培方法を確認しましょう。
緑の葉を持つもののほか、白や黄色の斑が入るタイプも流通しています。「サンデリアーナ・ゴールデン」などの名前で扱われるものもあり、葉の色や仕立て方に違いがあります。
小さな白い花を咲かせることがありますが、観葉植物として室内で育てている場合、開花はまれです。「何年育てれば咲く」と決まっているわけではありません。まずは葉と茎を健やかに育てましょう。
ミリオンバンブーは、開運や繁栄を願う縁起物として親しまれています。風水では仕事運や金運、健康運と結びつけて紹介されますが、運気が上がることを保証するものではありません。
枯れたときも「悪い気を吸ったから」と決めつけず、水やり、根の状態、日当たり、寒さを見直してください。インテリアとして楽しみながら、植物が育ちやすい環境を整えましょう。
ミリオンバンブーには「開運」「長寿」「幸福」など、縁起のよい花言葉が紹介されています。表現は資料によって異なりますが、贈り物にする際は相手への願いを言葉で添えると伝わりやすくなります。
直射日光と寒さを避け、土栽培では土の乾き、水栽培では水の清潔さを確認しましょう。剪定や植え替えは暖かい時期に行い、株の状態に合わせて少しずつ整えてください。
※トップ画像はPhoto by sskさん@GreenSnap

GreenSnap編集部