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ビオラといえば秋冬のガーデニングで主役となる花で、とても人気があります。育てるのも簡単で、品種も豊富なので、さまざまな花姿のビオラを寄せ植えで楽しむことができます。
今回はビオラの育て方や寄せ植えのコツ、花はいつまで咲くのかなどについてご紹介します。
ビオラの育て方のポイントは、花が咲いた後のお手入れです。開花後、切り戻しをすることで栄養が次の花芽にまわるので、何回も返り咲いてくれます。
ビオラの開花時期は10月末〜5月中旬頃と半年ほどありますが、初心者でもコツを抑えれば期間中は絶えず咲かせられるので、基本の育て方と花後の手入れを抑えておきましょう。
ビオラを植える時期は10月中旬〜11月までが適期です。とはいえ、関東以西であれば12月中旬までに植えれば大丈夫です。
遅くとも平均気温が10℃を下回るようになる前に終わらせておきましょう。本格的な寒さが来る前に植えることで、冬到来までにしっかりと根をはることができます。
もしくは厳寒期が過ぎた、3〜4月頃にも植え付けが可能です。
ビオラは日光を好むので、日当たりの良い場所で育ててあげましょう。日当たりがよく、さらに風通しのいいところで育てると、花付きが抜群によくなります。
ビオラの生育適温は5〜20℃といわれていて、耐寒性は高めです。ただし、さすがに霜が降りると株が傷んでしまうので、その点には注意して植え付けましょう。
鉢植え・プランターでビオラを育てる場合は、土が乾いたら、底穴から水が滲み出るくらい、たっぷりと水やりをしてください。
なお、ビオラの育成期は冷え込むので、11〜14時くらいの日中の暖かい時間帯に水やりをしましょう。夜に水やりをすると、水が凍って根から傷んでしまうので注意してください。
地植えでビオラを育てる場合、植え替え直後の1週間は、土の表面が乾いたらたっぷりと水やりをするようにしてください。
葉にハリがでて、しっかりと根付いたら、基本的に水やりは必要ありません。ただし、1週間以上雨が降らず、乾燥が続くようであれば、水やりをしてください。
ビオラは開花期間が長く、うまくいけば半年ほど咲いて散ってを繰り返すので、定期的に肥料を与えること(追肥)が大切です。
ビオラの苗を植え付けて、元肥として施した緩効性化成肥料の効き目が切れる1〜2ヶ月後から、液肥で追肥しましょう。10日に1回もしくは2週間に1回、水やりの代わりに与えてください。
下記でご紹介する摘心や切り戻しをした後は、株がダメージを受けているので、緩効性化成肥料を使うのがおすすめです。
ビオラの元気な脇芽を増やし、花をたくさんつけさせるためにも、摘心(適芯)をしてあげた方が良いです。秋以降の苗が成長しきる前に、先端の芽を摘んでおきましょう。その際、株元の葉は2〜3節分残しておいてください。
ビオラを長く美しい株姿で咲かせて楽しむには、切り戻しを適宜行うことが大事です。
切り戻しをする決まった時期というものはなく、傷んだ茎葉、混み合った茎葉、徒長している茎を見つけたときや、花が終わったあとなどが切り戻しをするタイミングです。
ビオラの増やし方は「挿し芽」もしくは「種まき」が一般的です。挿し芽のほうが初心者でも成功率が高く、簡単に挑戦できますよ。手順は下記の通りです。
種まきは下記の記事を参考にしてみてください。
ビオラを育てるときは、アブラムシやヨトウムシなどの害虫が湧きやすいので注意しましょう。また育苗中はナメクジなどが発生するので、薬剤で防除してください。
また、菌核病などの病気にも注意してください。清潔な土と日当たり・風通しが良いところで育てることで、病気はある程度予防できます。
ビオラを長い間きれいに咲かせ続けるには、切り戻しを適度なタイミングで行うことです。また、花がら摘みをすることで、次の花をつける養分が十分にまわるので、こまめにやりましょう。
切り戻しや追肥など、日々のお手入れをていねいにやると、その分きれいに長い間咲いてくれますので、秋冬のガーデニングはビオラで楽しんでみてはいかがでしょうか。
ビオラの花は、植え付けから時間が経ってくると、多少小さくなったり株数が減ったりするものの、切り戻しをすることで次も花を咲かせてくれます。ぜひ皆さんも、ビオラの切り戻しを参考に春まで長く育ててあげてくださいね。
松原真理子
GreenSnap編集部