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春の寄せ植えは、花の種類も豊富に出回っているのでカラーを意識したり、鉢にもこだわって、季節感を楽しむのがおすすめです。初心者でも草花を育てやすい時期なので、寄せ植えをつくったことがない人も、この機会に挑戦してみましょう!
今回は、春の寄せ植えをセンスよくつくるための、組み合わせのコツや、おすすめの草花をご紹介します。
春は初心者でも寄せ植えやガーデニングが楽しめる時期です。春の植物を上手に組み合わせてセンスの良いおしゃれな寄せ植えをつくってみましょう。春らしい寄せ植えをつくるときは、次の3つのコツを抑えましょう。
① 春のカラーコーディネートを意識する。
② 生育環境が同じ草花を組み合わせる。
③ バスケットプランターを組み合わせる。
さっそく、3つのコツについて、詳しく解説していきます!
春の寄せ植えをつくるときは、春らしい色を意識して、お花を組み合わせるのがおすすめです。桜から連想する淡いピンク色や、菜花から連想する黄色など、春の彩りを意識して、植物選びをしてみましょう。
一般的に、春の寄せ植えは3月から5月のあいだに楽しみます。この期間の平均気温を考えると、関東地方であれば、3月の最低気温が5度、5月の最高気温が25℃と、寒暖差が激しいです。
そのため、春の寄せ植えをつくるときは、耐寒性と耐暑性がともに高い草花を選ぶと、元気に長持ちする寄せ植えが楽しめるでしょう。
春の寄せ植えに限らず、寄せ植えをつくるときは、草花の生育環境や条件が同じものを組み合わせましょう。
とくに日当たりに関しては、直射日光を好んだり、日陰を好んだりと、草花によって好みが異なります。日陰になりがちな玄関ポーチに飾るのか、日当たりのいいアプローチに飾るのかなど、飾りたい場所の環境も踏まえて、草花を組み合わせるといいでしょう。
センスのよい春の寄せ植えをつくるなら、バスケットタイプのプランターを使ってみるといいかもしれません。
春といえばピクニックが楽しめる季節ですが、ピクニックからはツタなどで編まれたカゴや、バスケットがよく連想されます。そのため、持ち手のあるようなバスケットタイプのプランターを使うと、春らしさが増して、よりセンスよく寄せ植えをつくることができます。
春の寄せ植えに切り替える時期は、厳寒期が過ぎて、暖かくなり始める3月が最適です。5月ごろの梅雨に入る前には、夏の寄せ植えへと切り替えていきましょう。
とはいえ、冬の寄せ植えでも人気のパンジー・ビオラなどは、5月ごろまで咲き続けるので、部分的に草花を植え替えていくのも一つの方法です。
チューリップは、春の代表花ともいえる球根植物です。直射日光を避けた日当たりのいい場所を好みます。チューリップは通常秋頃に植え付けしますが、春の寄せ植えをつくるときに育て始めるなら、すでに芽が生え始めている、芽出し球根を植えるといいでしょう。
ペチュニアは、春から秋にかけて咲く、開花期の長い多年草です。直射日光にあてても平気なほど、日当たりを好む性質があります。花色や柄のバリエーションが豊富なので、春の寄せ植えにあったカラーを選びやすいです。
夏も長く咲いてくれるので、夏を苦手な植物と組み合わせるのであれば、植え替えをすることを前提に寄せ植えしてあげましょう。
パンジー・ビオラは、11月ごろから5月ごろまで、半年以上咲き続ける一年草です。耐寒性も耐暑性も高いので、春の寄せ植えにもおすすめです。育てやすく、花色・花柄のほか、フリル咲や八重咲きなどの品種も豊富です。
スイートアリッサムは、3月から5月ごろにかけて咲く一年草です。小花を密集させて咲きますが、花序自体も小さめなので、寄せ植えの隙間を埋めるように使えるので便利です。耐暑性も高く、直射日光が当たっても元気に育ちます。
ルピナスは、4〜6月ごろまで咲く一年草・多年草です。花びらを縦に連らせるように咲くので、春の寄せ植えでは、縦のラインを演出してくれます。ポット苗が3月ごろから出回りますが、直根性なので、寄せ植えするときに、根を傷つけないように気をつけましょう。
ガーベラは、4〜6月ごろまで咲く多年草です。ほとんどの品種は、花びらの枚数が多く、花径も10cm前後なので、ボリューミーな花姿を楽しめます。春の寄せ植えではメインとして使うのもいいでしょう。直射日光をさけた、日当たりのいい場所を好みます。
シロタエギクは耐寒性、耐暑性がともに高く、育てやすい多年草です。全体が繊毛で覆われており、シルバーリーフの代表的な草花としてもよく知られています。他の草花との組み合わせもしやすく、年間を通して、寄せ植えにおすすめのカラーリーフです。日当たりのいい場所を好みます。
ヒューケラは、カラーバリエーションが豊富な多年草のカラーリーフです。ブラックから明るいオレンジや紫、シルバーなど幅広いカラーがそろっているので、つくりたい寄せ植えに合わせて選びやすいでしょう。直射日光は苦手ですがその分耐陰性が高いので、日陰でも育ちます。
コニファーは北欧や欧米に自生する針葉樹の総称です。とくに爽やかな黄緑色が美しい、ゴールドクレストという品種が、ガーデニングでよく利用されています。寄せ植えでは3号苗を使うといいでしょう。縦のラインを演出してくれるので、躍動感のある寄せ植えが楽しめます。
花ばかりを集めた寄せ植えも素敵ですが、グリーンもうまく取り入れるとより見栄え良くまとまりやすくなります。
アイビーは育てやすさが人気のつる性植物です。耐寒性、耐暑性がともに優れており、耐陰性も高いので、日陰でも元気に育ちます。つる性植物の特性をいかして、鉢から垂れ下げるように寄せ植えしたり、隙間を埋めるのに便利です。
白、ピンク、紫のグラデーションが美しい、春の寄せ植えです。とくに小さな花のバーベナの桜色が春らしい色合いでかわいらしいですね。フランネルフラワーを組み合わせると、その質感からか、落ち着いたおしゃれな春の寄せ植えになります。
組み合わせた草花
こちらの春の寄せ植えは、黄色をテーマカラーに組み合わされていて、晴れ晴れとした仕上がりになっています。ノースポールとスイートアリッサムの白が、高い位置と低い位置でサンドするように植えられているので、全体にほどよくまとまりを感じますね。
組み合わせた草花
オスティオスペルマムのスモーキーなピンクが、春色ながらも大人っぽい印象を生み出している、春の寄せ植えです。後方にはエレモフィラなど、背の高い白い花を植えています。淡くくすんだピンク、白、紫の、大人っぽい配色がハイセンスです。
組み合わせた草花
春は、この時期は園芸店でも見かける草花が多くなる分、組み合わせに迷ってしまうことも多いです。ぜひ、今回ご紹介した、おしゃれにつくるコツや、生育環境のあった花を組み合わせて、春の寄せ植えを楽しんでみてください。
春は花を贈る機会も増える時期になります。ご自身でつくった寄せ植えをプレゼントするのもおすすめですよ。
松原真理子
GreenSnap編集部