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見た目がとても美しいローズゼラニウム。ローズゼラニウムの花は、その独特な香りも特徴です。南アフリカ原産の植物であり、ハーブとして用いることもできます。開花は品種によっても異なります。
今回はそんなローズゼラニウムの育て方をご紹介します。
ローズゼラニウムは、日当たりの良い場所で育てます。
夏場は半日陰で育ててください。一方、冬場は室内の日当たりが良いところで育てましょう。ローズゼラニウムは寒さに弱いこともあり、霜にあたると枯れてしまいます。
ローズゼラニウムを育てている土が乾いたら、たっぷりと水を与えます。ただし、水を与えすぎると根腐れなどを引き起こすことがありますので、与えすぎには注意しましょう。
ローズゼラニウムの育て方では、肥料はそこまで必要としません。植えるさいに肥料を与えるほか、開花期に追肥を行います。
ローズゼラニウムは乾燥している土を好みます。このため、用土は水はけが良いものであることが大事です。コツとしてバーミキュライトを底に敷いて水はけをよくすると良いでしょう。
ゼラニウムは虫よけ剤としてもちいられるほど虫には強いです。そのため、虫はほとんどつかないです。これもローズゼラニウムが初心者向きといわれている由縁。
逆に、乾燥させたローズゼラニウムの花を撒いて虫よけに用いることができます。
ローズゼラニウムは根詰まりを起こして枯れることが多々あります。根詰まりとは、鉢植えした場合に根が増えすぎててしまうことで、これにより保水ができなくなると、水やりが無駄になることもあります。
環境が良いとぐんぐん育つことから、根詰まりのリスクも高まります。もしも根詰まりを起こしたら、植え替えをするのがいいでしょう。鉢の底から根っこがはみ出しているくらいに根詰まりを起こしているようなら早めに対処は必要です。根詰まりを避けるには、地植えする、もしくは大きな鉢を利用することで回避できます。
植え付けは4月から6月にかけて行ないまうs。植え替えは4月から5月、もしくは9月から10月にかけてです。植え付け後、肥料を与えて5月から7月の開花を待つこととなります。
また、ローズゼラニウムはかなり根の成長が激しいです。先述した根詰まりを防ぐためにも大きい鉢を利用しましょう。
ローズゼラニウムの増やし方には、「挿し木」や「水耕栽培」といった方法があります。
ローズゼラニウムの挿し木の時期は、春と秋です。
挿し木に使う枝は、節が多数ついているものにしましょう。花がついているならば、花を切り落とします。用土は、挿し木用として園芸店で販売されているものを用います。用土に植えたら、水をたっぷりあげましょう。
ちなみに、挿し木で枝を植える前に一日程度乾かすと成功確率も高まります。挿し木によく失敗する場合には実践してみてください。
ローズゼラニウムは水耕栽培にも向いています。挿し木に用いる枝を切り落としたら、余分な葉を切り取りましょう。その後、水に挿して育てます。根が出てきたら土に植え替えましょう。
ローズゼラニウムの日常の手入れは水やりと花がら摘みくらいです。花がしぼんできたら花柄を摘み取りましょう。葉の整理もしっかりと行うことで、梅雨の時期だけでなく秋にも花を咲かせてくれることがあります。
ローズゼラニウムは暑さには強いため、基本的に夏場にすることはありません。逆に寒さに弱いですから、霜にあたらないようにしましょう。もしも冬場の外気温が3度以下ならば鉢で育てて冬場は室内に取り込みましょう。
ローズゼラニウムは、梅雨前の時期に剪定を行います。伸びすぎた葉を選んで剪定しましょう。こうすることで風通しも良く、成長しやすくなります。
また、ローズゼラニウムを数年育てていると古い枝が太くなってきます。こうなると見た目が悪くなることがあるので剪定をしてシルエットを整えてください。
ツタバゼラニウムとも呼ばれるのがこちら。アイビーのような見た目をしています。
センテッドゼラニウムと呼ばれるものです。葉から爽やかな良い香り何するのが特徴です。
ローズゼラニウムには、「尊敬」といった意味の花言葉があります。
また、花の色によっても花言葉は変わります。例えば、深紅のゼラニウムには「憂鬱」という花言葉があります。白のゼラニウムの花言葉は「あなたの愛を信じません」です。
記事で紹介したポイントを参考にして元気なローズゼラニウムを育ててみましょう。
ちなみに、ローズゼラニウムは様々な用途に用いることができます。クラフト材料として用いたり、お茶や料理の香りづけにも利用可能です。
※トップ画像はしづえさん@GreenSnap
GreenSnap編集部