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赤い実がなる植物で見た目も縁起が良さそうなソヨゴは庭木としても人気です。このページでは、ソヨゴの育て方の基本をご紹介しています。
水やりや土づくり、害虫や病気なども記載していますので、これからソヨゴを育ててみたい方はぜひご参照ください。
ソヨゴはモチノキ科モチノキ属の植物で、日本、台湾、中国が原産です。漢字では冬青と書きます。高さは5〜10mで、庭に植えるとシンボルツリーとなるような立派な樹木です。赤い果実が特徴的で、果実は冬に楽しめます。
ソヨゴの葉は4〜8cmで艶があるのが特徴です。雌雄異株で5〜6月にかけて白い花を咲かせますが、花は小さくあまり目立ちません。樹皮はつるっとしていて滑らかで美しい樹皮をしています。
生長は早くないので、お庭にお迎えしても手入れがしやすいですよ。
ソヨゴの植え付け時期は4〜5月または8月下旬〜9月が適しています。根付くまで2ヶ月ほどは水やりを欠かさないようにましょう。
ソヨゴは湿気を嫌い、水はけがよく有機質の多い土壌を好みます。赤玉土中粒5:完熟腐葉土または堆肥5を混ぜた土がおすすめです。
ソヨゴは大きく生長するので地植えがおすすめです。
ソヨゴには耐陰性がありますので、日向から明るい日陰で育てることができます。ただし、強い西日があたる場所で育てると葉やけすることがあるので注意しましょう。
植え付けから2年未満の株や鉢植えは、土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えてください。しっかりと根付いたあとは、降雨のみで十分です。
ソヨゴは乾燥にも強いので、神経質に水やりする必要はありませんが、真夏で雨が数日降らずに土が乾燥している時期は水やりをしてください。
ソヨゴの肥料は、2月に寒肥として有機肥料を株元に埋めて与えます。鉢植えの場合は、3月に化成肥料を株元に追肥してください。
ソヨゴはすす病になることがあります。すす病になると見た目が悪くなりますので注意をしてください。通気性をよくするために剪定をしましょう。
また、カイガラムシがつくと、ソヨゴの樹液が吸われてしまいます。栄養分まで吸われてしまうので、ソヨゴが弱っては枯れてしまうこともあります。見つけたらティッシュなどで取るか、多い場合は薬剤をまくようにしてください。
鉢植えソヨゴの植え替え時期は、4〜5月または8月下旬〜9月が適しています。水はけが悪かったり、鉢底から根が出てきていたり根詰まりの兆候があれば植え替えをしてください。
ソヨゴはあまり剪定が必要ありませんが、枝が伸びて樹形が崩れているようであれば、間引き剪定や切り戻し剪定をして整えましょう。
ソヨゴは種まきとつぎ木で増やすことができます。方法を紹介していきます。
11〜12月に完熟した赤い果実を採取して、指先で潰して果肉を洗い流し、種を取り出します。ソヨゴは赤い果実がなります。
乾燥させないように湿った砂に混ぜて、ビニール袋に入れて密閉して冷蔵庫で保存して、翌年の3〜4月に種をまきましょう。
つぎ木でも増やすことができます。3〜4月に雌株の枝をカットして、種から育てた台木につぎます。ついだ部分にはテープを巻いて固定してください。
ソヨゴは冬になると赤い実が楽しめる美しい植物で、シンボルツリーになります。ソヨゴをお庭に植えれば果実を食べに遊びにくる鳥を楽しめるかもしれませんね。
GreenSnap編集部