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ソヨゴはモチノキ科の常緑樹です。スラっとした樹形と厚みのある葉が特徴で、葉が風に揺れてそよぐから「ソヨゴ」という名前になったようです。
花言葉は「先見の明」。先を見越して生き抜く力を意味しますが、多少やせた土地や乾燥にも耐え丈夫に育つソヨゴの特徴からこのような言葉があてはめられました。
ソヨゴの花言葉には「先見の明」とありますが、これは良い意味の言葉で、意味は事が起こる前にそれを見抜く見識のことです。
花言葉はこの一語だけですが、この言葉はソヨゴの特徴とも関係しているようです。
ソヨゴは厚みのある葉を多く蓄えているため、乾燥気味ややせた土地でも丈夫に育つというたくましさを持っています。先を見越し、時代を生き抜く力というのは、ソヨゴがもつ多少厳しい環境でもたくましく生き抜く力にも相関するものがあります。
ソヨゴはモチノキ科の常緑樹です。少し波打つような葉は、風に揺れると周囲の葉とこすれ、かさかさと独特の音を立てますが、風に揺れて音を立てる(=そよぐ)ことから「ソヨゴ」と名付けられました。
ゆっくりと成長するソヨゴは、繊維がしっかりと詰まっており、きめ細かな材木として人気があります。そろばんや櫛(くし)に使われているほか、硬くて丈夫なので、激しい衝撃がかかりやすい斧など工具類の柄の部分にもよく使われています。
ソヨゴの名前の由来は、風が吹くと葉がそよぎ、葉がこすれる音がすることに由来しています。また漢字では「冬青」と書きますが、これは、ソヨゴが常緑樹の植物で、冬でも青々とした葉が茂っていることからこのような漢字があてられたといわれています。
その他別名として、「フクラシバ(膨ら柴、膨らし葉)」という名前がありますが、これには、
ソヨゴの葉が革質で厚みがあり丈夫なことや、葉を熱すると音を立ててはじけるなどの理由からつけられたそうです。
春から芽吹いた新梢の葉のつけ根から花序が伸び、5月から6月に目立たない白い花が咲きます。
ソヨゴは雌雄異株で、花は雌雄とも白と薄い黄緑色です。5月〜6月頃開花しますが、花がとても小さいのであまり目立ちません。樹高は5~15mほどで、常緑樹の中でもスラっとした樹形と繊細な枝ぶりが美しく魅力的です。また単幹が力強く成長するので目隠しにもおすすめの庭木です。
ソヨゴは日当たりのよい場所を好みますが、半日陰でも育ちます。ただし西日が当たらないように気を付けましょう。できるだけ日当たりのよい場所のほうが、実つきや葉の波打ちも大きくなります。土質は選びませんが、やや肥沃な土を好み、乾燥しすぎないようにしましょう。
ソヨゴの特徴の一つに「成長が遅い」というのがあります。公園などの植栽にも植えられることの多いソヨゴですが、成長速度が遅いため、剪定の頻度が少なくて済むので世話や管理がしやすいのです。
成長が遅いので、あまり場所にこだわらずベランダや坪庭、花壇など多少狭い場所での植え付けが可能です。
ソヨゴは10月〜11月頃に雌株にのみ小さなサクランボのような赤い実をつけます。ただし、近くに雄株がなく雌株だけしかない場合は、実がならないこともあります。
秋に小さなサクランボのような実がなり、濃い緑色の葉は堅く密集して茂りません。
ソヨゴは日向から日陰まで適応力があり、寒さにも強く管理しやすい樹木です。成長が遅いので、手間もかからないことから、玄関周りのシンボルツリーなどにもおすすめです。
GreenSnap編集部