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ソヨゴはモチノキ科の常緑樹で、美しい艶のある緑色の葉と冬につける赤い実が特徴の庭木です。ソヨゴは雌雄異株で樹高は5~15mほどにまでなり、常緑樹の中でもスラっとした樹形と繊細な枝ぶりが美しく魅力的です。
今回はそんなソヨゴの花言葉や名前の由来、花が咲く季節などを紹介します。
ソヨゴの花言葉は「先見の明」です。
先見の名とは、事が起こる前にそれを見抜く見識のことをいい、ソヨゴは厚みのある葉を多く蓄えて、乾燥気味ややせた土地でも丈夫に育つというたくましさを持っています。
この特徴から先を見越し、厳しい環境でもたくましく生き抜いている様からつけられたといわれています。
ソヨゴの花は、春から芽吹いた新梢の葉のつけ根から花序が伸び、5〜6月に白や薄い黄緑色の小さい花が咲きます。
また、10月〜11月頃に雌株にのみ小さなサクランボのような赤い実をつけます。ただし、近くに雄株がなく雌株だけしかない場合は、実がならないこともあります。
ソヨゴの名前の由来は、少し波打つような葉が風に揺れると周囲の葉とこすれ、かさかさと独特の音を立てますが、風に揺れて音を立てる(=そよぐ)ことから「ソヨゴ」と名付けられました。
また、漢字では「冬青」と書き、これはソヨゴが常緑樹なため冬でも青々とした葉が茂っていることからこのような漢字があてられたといわれています。
そのほか、別名「フクラシバ(膨ら柴、膨らし葉)」は、ソヨゴの葉が革質で厚みがあり丈夫なことや、葉を熱すると音を立ててはじけるなどの理由からつけられたそうです。
ソヨゴの花言葉には、なんとも聡明な花言葉がついています。ソヨゴはとても丈夫な植物で、繊維がしっかりと詰まっており、きめ細かな材木として人気があります。そろばんや櫛(くし)に使われているほか、硬くて丈夫なので、激しい衝撃がかかりやすい斧など工具類の柄の部分にもよく使われています。
成長が遅いので、手間もかからないことから、玄関周りのシンボルツリーや生垣にもおすすめですよ。
GreenSnap編集部