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グリーンネックレスなど多肉植物でも王道の植物に分類されている「セネキス」についてご紹介します。別名「セネシオ」とも呼ばれており、品種によって異なった姿をしたセネキオの育て方や品種を詳しく見ていきましょう。
セネキオは日当たりと風通しの良い場所で管理しましょう。ただし、耐暑性・耐寒性ともにやや弱い植物ですので、夏は直接的な日の光には当てず、冬場は日に当たる室内で管理します。温室を用意してあげるのもいいでしょう。
また、雨にも当たらないところが適しています。
セネキオはカラカラの乾燥を嫌うので、土の表面が乾いていたら水をあげるようにしましょう。ただし、高温多湿も苦手とする植物ですので、水をやりすぎないよう注意しましょう。
春と秋が生育期ですので、この時期に土が乾いている状態であれば、たっぷりと水を与えるようにしましょう。
セネシオの休眠期は夏と冬になっています。冬も休眠期に入りますので水やりは控えめにしておきましょう。断水をするのではなく、土が乾いたら水を少なめに与えましょう。
セネキオへは、肥料は春と秋の季節に2か月に1回のペースで緩効性化成肥料を少量与えます。または、薄めた液体肥料を1か月に1回与えると良いです。
夏型のセネキオには春、冬型のセネキオには秋に与えてください。
セネキオを育てるときは、排水性・通気性が良く、保肥力と適度な保水性のある土が適しています。粒の大きさが細かく統一された大きさのものを購入しましょう。セネキオの場合、全体的に小粒を使用すると良いでしょう。
赤玉土と鹿沼土と軽石を3対3対2に加え腐葉土を3の分量を配合します。赤玉土は火山灰が積み重なり乾燥させてできた赤土のことを指します。赤茶色をしており肥料成分が含まれていません。肥料成分が入っていないため虫や菌が寄り付いてきません。
鹿沼土は赤玉土と似ていますが、黄色の土をしています。また、園芸においての軽石は、保水性と通気性を良くしてくれる効果があります。腐葉土の役割は、植物などを育てる土を改善させるための用いられる堆肥となっています。
セネキオの植え替えには、1〜2年に一度行います。植え替え時期は3月〜5月にすると良いでしょう。枯れた根や葉は切り戻しを行います。切り戻しとは、伸びすぎた枝や茎を切り取って樹形を整えることです。
植え付けていた鉢から植え替えたいセネキオの植物を取り外します。取り外した苗に土に付いている場合はほとんど落としてあげましょう。きれいに取れたら新しい用土が入った鉢で植え替えましょう。
つる性のセネキオを鉢に植えていた場合、鉢の土の3分の1を落としてください。生長を良くするには根を乾かさないように気をつけて植え替えるようにしてみましょう。
セネキオの増やし方には「挿し芽」と「株分け」の2通りがあります。
挿し芽で増やすときは、下葉を2〜3枚残して枝をカットします。カットした枝の切り口を日陰で半日程度乾かします。新しい用土に挿して観察していきましょう。
株分けは株が大きくなったら植え替えのときに行います。根鉢ごと半分に分けます。新しい用土に植えてください。群生する植物は特にこの株分けを行います。
セネキオは軟腐病と呼ばれる病気にかかります。軟腐病の症状には、大半がカビです。多湿や下葉が腐ったことが原因とされています。軟腐病が発生すると細菌が繁殖し養水分が通るための道を塞いでしまいます。
軟腐病にならないための対策として、枯れた下葉は見つけ次第取り除いてあげましょう。早めに取り除くことで株を整理してあげることです。害虫に関しては、アブラムシやバッタなどがつきます。
アブラムシは花の蕾に付くことが多いです。バッタは葉を食べてしまうので発見したら駆除をしましょう。
セネキオは、南西アフリカやマダガスカル島などの分布する乾燥地帯を主に自生しています。その環境から乾燥には強いです。夏の暑さには弱いので高温多湿にならないような場所で管理しましょう。
越冬には、3度から5度でできるので、日当たりの良いし室内で管理しましょう。
多肉植物の主な管理温度は、夏型の生長サイクルの場合、気温が20〜30度の時期によく生長します。
冬型の場合は、5〜20度が一番生長する時期です。そして、秋冬型は、10〜25度の気候のときに主に生長します。しかし、生長サイクルが異なっているにも関わらずセネキオ属全般の生長期は「春」と「秋」になっています。
セネキオ属の花言葉は「青春の思い出」、「健やかな成長」、「豊富」です。
多肉植物の、仲間が多いセネキオ属についてご紹介しました。
セネキオ属にはキク科があり、小菊のような花を咲かせ、花を咲かせるまでとのギャップがある植物もあります。
セネキオ属の種類には、春秋型や冬型など分かれていて、育て方もそれぞれ異なる部分がある場合もありますので、品種に合わせた育て方を覚えてあげましょう。
セネキオ属の苗を購入する際は、流通名を調べておくとその品種に合った育て方が出来ます。乾燥が好きなセネキオ属を是非育ててみてください。
GreenSnap編集部