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筆者が思う、多様なカタチをした植物たち。このサイトにてユーフォルビアなどを挙げていますが、今回紹介するグループも侮れない。
それは「セネキオ(セネシオとも)」と呼ばれる、キク科の植物たちです。
どれだけ多様なのか。文字にしても言い表せないので、ひとまずこの投稿をご覧くださいな。
その名の通り、矢尻のような形をした葉が特徴的。しかも、アフリカの部族名を冠に掲げた名前もおぼえ易い。
なぜこの植物がこの形態に進化しようとしたのか、いろいろと考えるのも面白いですが、筆者は水を集めるために、このような形になったとみています。
みなさんも思考を巡らせてみてください。
筆者がセネキオの中でいちばん好きなのが「七宝樹(しっぽうじゅ)」と呼ばれる種類。
丸みを帯びた茎がいつくか連なり、そこから、これまた個性的な葉がニョキニョキ出現します。
ところが、誤って鉢を落とすと、レンコンのような茎がポロッと取れてしまいます。それも極限の環境の中で生き抜く戦略なのかもしれません…。
肉厚な葉が可愛く、光沢を持ってツルツルとテカるのも面白い。
栽培方法もそれほど難しくはありませんが、比較的、冬の寒さに弱い印象を受けます。
ヤコブセニーには斑入りの種類も出回り、安価で入手することもできます。
セネキオ属のなかで代表的な種類といえば、このグリーンネックレスかもしれません。
2~3年ほど前から、一般的な園芸店にも多く見かけるようになりました。それもバンキングできるように仕立ててある状態の鉢を…。
吊るされた茎から伸びる、肉厚の丸い葉がとにかく可愛く、ひと目ぼれから栽培された方も多いのでは?
うっすらと産毛に覆われた外見は、どこか品位を感じさせます。その名も「銀月」と呼ばれる種類。
生長はゆっくり目で、さらには夏の暑さに弱いイメージがあります。
とはいえ、日々の観察を怠らなければ、容易に育てられる植物のひとつです。
ここに挙げたのは、セネキオの代表的な種類のごく一部。他にも驚くべきカタチを持つセネキオが存在します。
形状が不思議なモノも多ければ、キク科ということもあり、タンポポに近い花を咲かせる種類もあります。
ただ、セネキオの多くは夏の暑さに弱く、根を乾かさないように栽培するのがコツだとも言われています。
筆者もセネキオの魅力に取り憑かれ、だんだんと我が家での鉢数も増えてるというコトを付け加えておきましょう…。
皆さんも一度、育ててみてはいかがでしょうか。
mokutaro(杢太郎)