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セネキオ(セネシオ)は個性的な種類の多い多肉植物です。
その数は80種類ともいわれています。育て方に大きな違いはありませんが、夏型か春秋型かに分かれます。
人気の高い品種別に育て方を見ていきましょう。
「緑の鈴」ともよばれるグリーンネックレスはキク科のセネキオ属です。
緑色の葉と白い模様が入った斑入りのものがあります。
育て方のポイントは、夏の直射日光は避けてなるべく日当たりのよい場所に置くこと、土が完全に乾いてから水をたっぷりと与えること、3℃を下回る場所では育てないこと、の3つです。
ただし日当たりのよい窓際に置いた場合は、冬になると結露などで湿気が多い状態になるので注意が必要です。
またグリーンネックレスのようにつる性のものは、屋外のやや半日陰で育てると葉がみずみずしくなります。
七宝樹は茎がキュウリのような形に膨らんでおり、その先端にある葉は三角形をした一風変わった多肉植物です。
開花時期には黄色い花を咲かせ、紅葉の時期になると葉の先が桃色や紫色になります。
グリーンネックレスと同じ春秋型ですので、育て方にはそれほど差はありません。
日当たりのよい場所に置くとすくすくと育ってくれます。
冬には葉が落ちて茎だけになってしまうこともありますが、春にはまた新芽が出てきます。
水を好みますので、冬でも1カ月に1〜2回は与えるようにしましょう。
「京童子」は別名「アーモンドネックレス」ともいい、その名の通り葉がアーモンドのような形に膨らんだ多肉植物です。
グリーンネックレスと同じつる性ですが、こちらは夏型の多肉植物です。
日光を好みますのでなるべく日が当たる場所に置きましょう。
また冬場はほとんど水を必要としません。
葉っぱに元気がなくなった時以外は断水状態でも大丈夫です。
葉の形がマサイ族の矢尻に似ているので「マサイの矢尻」という名をつけられた多肉植物ですが、「クレイニーフォルミス」という学名をもっています。
マサイの矢尻も夏型の多肉植物です。
風通しのよい日なたで育て、冬は日当たりのよい室内で管理しましょう。
マサイの矢尻は乾燥すると葉が短くなり、逆に湿気気味ですと葉が伸びて折れやすくなってしまいます。
葉の状態を見て水やりをするとよいでしょう。
セネキオ属は個性的な種類が豊富です。
夏型か春秋型か把握し、それぞれに合った育て方をすると長く楽しめるでしょう。
※トップ画像はPhoto by まりこんさん@GreenSnap
takenaka