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ユーフォルビア・フルゲンスは、ポインセチアの仲間でメキシコが原産です。秋頃になると、花麒麟に似た、色鮮やかな花を咲かせます。
そんなユーフォルビア・フルゲンスの育て方を見ていきましょう。
ユーフォルビア フルゲンスは、半日陰で湿気のある暖かい環境で育つ低木植物です。寒さに弱いため、鉢植えか温室栽培が適しています。
ユーフォルビア フルゲンスを育てている土が乾燥したら、水をたっぷりと与えます。ただしやりすぎは良くないため、水は控えめにします。
ユーフォルビア フルゲンスの生育期は、水やりは午前中にし、夏は葉焼けなどが起きるため夕方以降に行います。冬は室内に入れて、暖かい日中に水やりを行います。
また、鉢底に水がたまると通気性が悪くなるため、たまった水は捨てましょう。通気性がいいと、有用菌類が活性化します。
ユーフォルビア フルゲンスへの肥料やりは、植え替え時の元肥と生育期の追肥です。元肥には緩効性肥料を与え、追肥には液体肥料を2~3週間に1度、少量を与えます。
ユーフォルビア フルゲンスを育てるときは、赤玉土や鹿沼土などに腐葉土やバーミキュライトを混ぜた土を使います。ユーフォルビア フルゲンスは、水はけがよく保水性がある土壌を好みます。
ユーフォルビア フルゲンスの植え替え時期は、4~5月の暖かい季節が適期です。
大きくなった株の根鉢を少し崩して、新しい土を入れた鉢に植え替えます。寒い時期は植え替えをしません。
ユーフォルビア フルゲンスの増やし方は、「挿し木」です。
ユーフォルビア・フルゲンスの本葉を数枚つけて、先端から10~15cmほどの茎を切り取りましょう。ユーフォルビア属の特徴として、切り戻しをする際には白い汁が出ます。肌が弱い人は、触れるとかぶれる可能性があるので注意してください。
挿し穂の茎の切り口からでた白い汁を洗い落して、挿し穂を水に1時間ほどつけて水揚げをし、新しい小粒の赤玉土などに挿します。根が出るまでは、まめに霧吹きで葉に水を与えます。
ユーフォルビア フルゲンスは、短日植物で日照時間が12時間より少ないと花芽が形成されます。そのため、花芽が形成される9~11月ごろまでは夕方の6時以降は遮光して、日照時間を9時間ほどに保ちます。
10月には苞をたくさんつけるためにも、余分な葉を切り落としましょう。
また、ユーフォルビア フルゲンスは非常に繊細な花ですので、温度が15℃~18℃に保てるよう、温室栽培か鉢植えにして冬を室内で育てる必要があります。
温度が上がりすぎないように夏は遮光シートなどで覆い、冬は鉢なら室内で、温度が一定に保つ工夫が必要です。そうすることで、生育が促進され、美しいユーフォルビア・フルゲンスの苞ができますよ。
ユーフォルビア フルゲンスの切り戻しは、3~5月に行います。形を整えるために、株元から1/2~1/3のところでカットします。すると、花芽が株元から出てきます。
害虫は、アブラムシ、カイガラムシ、オンシツコナジラミなどがつきます。アブラムシは新しい芽を食い尽くしてびっしりとつきます。カイガラムシは、葉や茎について株を弱らせます。オンシツコナジラミは、葉の裏をよく見るとついていることがあります。早めに薬剤で駆除するか、歯ブラシなどでこそげ落しましょう。
ユーフォルビア・フルゲンスは、トウダイグサ科の花で11月から1月ごろに花が咲きます。
花のように見える小さい苞がたくさんついていることが特徴で、赤、オレンジ、白、ピンク、黄色に彩られます。スカーレットプルーム(緋色の羽飾り)とも呼ばれています。
ユーフォルビア・フルゲンスは、クリスマスの花として赤い苞がついたものが人気です。
非常にデリケートな植物で、温度管理や日照時間の管理が必要な植物です。切り花やフラワーアレンジメントとしても利用されています。クリスマスの彩りとして、ユーフォルビア・フルゲンスの鉢を部屋に置くとたくさんついた苞が引き立ちます。
※トップ画像はシャンティ❷さん@GreenSnap
GreenSnap編集部