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多肉植物は乾燥地帯に生息してる、葉がプクッと膨らんだフォルムで人気の植物です。多肉植物は一般的な草花や観葉植物とはまた違う栽培方法で育てますが、育てやすい種類を選べば初心者でも簡単に育てられます。
今回は多肉植物の中から、初心者の方におすすめの種類・品種や、苗の選び方、育て方の基本などをご紹介します。
多肉植物は全体的に丸みを帯びた種類の多肉植物もあれば、とげに覆われたクールな印象があるものもあり、種類によって見た目はさまざまです。
多肉植物には1万5000以上の種類があり、中には日本の気候では育てにくい種類もあります。
とはいえ基本的に水やりの頻度が少なく、丈夫で育てやすいので、、育てやすい種類を選べば初心者でも簡単に多肉植物を楽しめますよ。
エケベリアは多肉植物ブームの火付け役ともなった存在で、多肉植物を代表する種類です。
花のようなロゼット型に葉を生やし、室内でも気軽に育てられることから初心者にも育てやすくておすすめです。
肉厚な葉を持つものや、トゲや繊毛におおわれた葉を持つもの、紅葉するものなどいろんな種類があるので、お気に入りを見つけてみてください。
セダムは日本では「マンネングサ」という名前で昔から親しまれてきた通り、日本の気候でも育てやすい多肉植物です。
1年中地植えにしてほったらかしでも育つくらい丈夫な品種があるので、初めて多肉植物を育てる初心者におすすめです。
夏型種の多肉植物であるアロエは、観賞用、食用として人気があります。赤色や黄色の鮮やかな花を咲かせるアロエは“医者いらず”といわれており、古くから飲み薬や塗り薬として日本の人々の生活に馴染み親しまれてきました。
ユーフォルビアは、500種類以上の種類に分かれています。形が特徴的で独特のフォルムでみる人を驚かせる多肉植物です。
葉も花も面白いものが多い上に、育てやすいので初心者にもおすすめです。。
コノフィツムは、見るからにぷっくりしていて触りたくなるようなかわいらしい見た目が特徴です。夏は休眠しますが、秋から冬にかけて花が開花します。
赤や白、ピンク、黄色、オレンジなどの鮮やかな色の花が咲き、花びらは細い針のような形をしています。
とても乾燥に強いので初心者にも育てやすいです。
ハオルチアはみずみずしい半透明の葉をつける多肉植物で、人気の種類です。
初心者向きかと言われると必ずしも全ての品種がそうなわけではありませんが、とくに人気のオブツーサなどの品種は柔らかい日が当たる場所において水やりを控えめにすれば、初心者でも育てられます。
基本的には手間がかからず、育てやすいとされる多肉植物ですが、株選びは非常に重要です。
多肉植物をうまく育てるためには、良い苗選ぶことが重要なポイントとなります。健康で生き生きとした多肉植物を育てるための、苗の選び方のコツを3つご紹介します。
多肉植物の茎と茎の間がしっかりと詰まっているものを選びましょう。
間隔が広いものは「徒長」といわれ間延びしている状態になっています。その原因は、十分に太陽を浴びることができなかったためです。徒長が見られる場合は、元に戻すことは難しく、いくら頑張って育てても弱ったままの状態が続くことが多いので、注意が必要です。
多肉植物の葉の一部が色あせていたり、枯れたりしているものは選ばないようにしましょう。特に根元に近い葉が枯れているものや、土に苔が生えているものは根腐れを起こしている危険があります。
健康的な多肉植物がたくさん入荷するのは、春と秋とされています。この時期は旬である多肉植物がグングン生長します。市場にたくさんの多肉植物が出回るので、この時期にお店やネットをチェックしてみましょう。
多肉植物は、大きく分けると3タイプに分けることができます。春と秋、夏、冬に生長するグループがあるので、自分が買った多肉植物の生長期がいつなのかをチェックし、種類に合わせた環境で育てることが大切です。
「春秋型」とは、春と秋に生長するタイプの多肉植物のことをいいます。
春秋型の多肉植物は、夏と冬はに休眠期を迎えます。約10~25℃の環境が適しているので、真夏は直射日光を避け、真冬は冷たい風が当たらない場所で管理をしましょう。蒸し暑い夏は、水やりをせずに強制的に休ませると、根腐れ防止になるので株が傷みません。
夏に生長するグループの多肉植物を「夏型」と言います。気温が20度〜30度ほどまで上がる時期にグングンと生長します。冬の時期は休眠状態に入ります。
冬に成長するグループの多肉植物もあります。夏の暑さが苦手なので、夏場は直射日光の当たらない涼しい場所で管理しましょう。こうした冬型の多肉植物ができた理由は、原産地が高山であったため、暑さよりも寒さに強いといわれています。
多肉植物は、基本的な育て方のポイントさえ押さえれば、ガーデニング初心者でも上手に育てることができますよ。
多肉植物は、太陽の光が届く場所で管理をします。日陰になりやすい屋内よりも風通しの良い屋外の方が適しています。ただ、直射日光によって葉が焼けたり蒸し暑い日は根腐れを起こしてしまうことがあるので、半日陰の場所に置いて管理しましょう。
多肉植物はもともと、乾燥地帯に自生しているので、水をやりすぎると根腐れしてしまいます。そのため、鉢の表土が乾いてもすぐに水やりをしないように気をつけましょう。水を与えるのは成長期のみですが、その際も乾いてから10日ほど待ってから水やりをします。
土が乾いた状態というのは、土の表面が白っぽくなったタイミングです。また、鉢を持ち上げた時に軽くなったと感じたら水をたっぷり与えましょう。
多肉植物の根は湿っている土よりも、乾いている土を好みます。そのため、草花用の赤玉土ではなく、多肉植物専用の土を用意しましょう。また、八底石を入れて水はけをよくすることで根腐れを防止することができます。
多肉植物の植え替えは、1年から2年に1度に行います。その際は、土の表面が乾いているのを確認し、鉢は大き過ぎず、小さすぎないサイズを選びましょう。植え替え後は、1週間から10日後に水やりをします。
多肉植物は種類によって性質や育て方もさまざまで、意外と奥深い植物です。形や色などが個性的なものが多く、育てていると新しい魅力を発見できる植物です。また、その個性的な見た目と、可愛らしい花とのギャップも人気が高い理由だといえるでしょう。
多肉植物であれば、旅行で数日間家を空けることがあっても枯れてしまう心配がありません。初心者の方だけでなく。子育て中の方や、仕事で家を空けている時間が長い方でも育てやすい植物です。この記事でご紹介した以外にも、たくさんの品種があるのでお店やオンラインなどでチェックしてみてくださいね。お好みの多肉植物をぷくぷくとみずみずしく育ててあげてください。
GreenSnap編集部