マダガスカルの灌木 センナメリディオナリス。
センナはマダガスカルの五葉松でないかな?
本体は剪定を繰り返して締まった姿を目指し、挿し木が成功したなら 小さな寄せ植えをつくりたい。
実家のビニールハウスを借りて 挿し木 スタート~❗
2本のセンナメリディオナリス
1本目。2020年5月購入。
立ち上がりが太く立ち性で、枝配りは荒いが 豪快なセンナ。
2本目のセンナ。2020年6月購入。
へ~こんなのも❗と思う。1本目とは、別種みたい。
枝数がとても多く しかも 横に這うように伸びる枝が目立つ。重心の低い小型のセンナ。
剪定(2020年06月14日)
1本目。
高さを抑えて枝を増やし、
「風に煽られる豪快な姿」
を目標に剪定し、太枝を伏せた。
2本目のセンナ。
輪郭を決め、そこから飛び出ている枝と強い逆向き枝を剪定し、太枝を伏せた。
これだけで7割完成。
今後は、盆栽として管理していき、いまよりも密で締まった樹型に。一回り小さくしていく。なお、植え替えの際は、もすこし立ち上がりが見えるよう 植え替える予定。
それにしても、、、
原産地が、育った環境が違うのか、同じセンナ族とは思えない姿。
今後は、剪定を繰り返し 締まった樹にしていく。
2本目センナは、剪定と整枝で らしくなったけれど、1本目センナは、2本目センナとは 違う趣になりそう。剪定を繰り返し、「ゴツゴツで豪快」 にしたい。
挿し木
挿し木苗を寄せ植えし、小品盆栽風センナをつくりたい。
サボテン園の方にお聞きした「挿し木 可能」「土は拘らないみたい」を頼りにやってみる。用土は4種類。
左から、鹿沼土単用 バーミキュライト単用 赤玉土単用
一番右は、以上の3種類+パーライト。
いずれも3mm前後のサイズを使用。ポットの底には、すべて軽石使用。
挿し穂
2020年6月15日挿し木。
剪定枝は、一晩 メネデール100倍液につけたもの。先端をV字にカットし直して、すべてにルートン使用。
普段 盆栽苗を挿し木するときは、よく切れるナイフを使ったうえで、以下が必須条件なので、いままで通りにやってみる。
1.雑菌のない清潔な用土で。
2.断面を乾かさない。
3.直射日光にあてない。
1本穂(長め) 1本穂(短め) 二股穂 それ以外の挿し穂 を各用土に挿し木。ポット径9cm。
1本目センナから31本の挿し穂を、2本目のセンナからは10本。計41本を挿して、ビニールハウスへGO。
ビニールハウス内で管理
6/20 最低温度 15度、最高温度41度。この温度差 大丈夫なんだろうか?
ハウスの下部は、つねに両側解放されている。
6/20の温室内部。雨の日以外は、毎日水やり。
6月25日 挿し木から10日
新しい葉っぱが出て来ているが、枝の体力を使っているだけで、根は出ていないはず。
6月25日(雨のち曇り)のハウス内温度
18度~33度
7月6日~7日のハウス内温度は、約20度~35度。
7月7日
奥からカボチャが迫ってきたので、同じハウス内 べつのところに移動しよう。
新葉も展開中。
1ヶ月経過
新しい葉が出ている挿し穂あり。それ以外は まったく変化なし。
赤玉土単用。短い挿し穂。新葉展開中。
2020年の7月は雨ばっかり❗ずーっと雨で、ハウス内もなかなか40度までいかないけれど、いまのところ順調そうに見える。
2ヶ月経過
8月16日 2ヶ月経過
盆栽素材用の挿し木だと、梅雨どきに挿して概ね3ヶ月で発根するので、すこし早いが鉢の裏から観察してみた。
1鉢のみ 外への発根が見られる。
いまのところ、葉を落とした挿し穂は見られない。
何本かは、新枝が伸びている。発根していると判断してよい。かも。
落葉雑木(盆栽用)の挿し木だと、翌年3月初めころ、樹が動きだすころに盆栽用土で仕立て鉢に植え替えるがセンナは、どうなのだろう??
3月に植え替えるかは、しばらく検討しよう。
当面はこのまま。最低温度10度を切ったら居間へ移動してもらう。
8月21日
これは? 花芽? いまが開花期かい? どんな花が? 花弁の数は? 色は?
そもそも 雌雄同株? これ雌木だった?
どんな実が? 形は ?実生できる?
なんだか 楽しみだね~(^^)
左右に開いて、上にも?
胡蝶蘭のように開く?
8月23日
センナを購入したサボテン園の従業員ブログに花がUPされていた。
黄色い 直径1センチくらいの花。
このサボテン園でも 開花の記録は なかったらしいので、めずらしいのかも。
8月25日
すこーし開いてきた。
なぜ花芽を持ったんだろう?
花芽分化の条件がわからん。
写真は、5月購入の 1本目センナの選定枝だが、この本体には 花芽がない。
挿し木の条件は、盆栽苗として挿すときと同じ。いつもの挿し木。
さらに
ビニールハウス内の温度は、連日25~45度で、東京が猛暑日には 50度を超えている。これは、盆栽苗ではありえないこと。
挿し木たちが入ってる9センチポットの表面が乾いてきたら、たっぷり水やり。→8月は、ほぼ毎日 夕方みずやりしている。乾かさないのは、盆栽用の挿し木も同じ。
これで、挿し木41本中3本から花芽が上がった。
偶然では 花芽分化しないので、何かしら条件を満足してた。
本体との違いは2点
・温度
・養分
センナの花 開花
8月28日は、この状態。
がく5枚 花弁も5枚で 鮮やかな黄色!
大きさは、1.5センチ。
おしべ(らしきもの)6本 めしべ(らしきもの)1本。
灌木の繁る原野でも 目立つんではなかろうか?
豆のなかま→自家受粉か⁉️
そらまめは、苗が低温に当たらないと花が咲かない。
センナは、高温に当たらないと花芽が上がらない、、とか?
裏側からだと こう。がく5枚。
別のも開花
9月4日 別の挿し穂も咲いた。
花芽分化の条件 調べ中。
満開
9月5日 満開はこう。
17時ごろには、花弁も雄しべも 散りはじめた。残念。
寄ってみると こう。
9月10日 挿してから もう少しで3ヶ月。
全部ではないけど 新枝が伸びてきてるので、根は出たと判断。
植え替えは、来年3月以降に鉢底からの根の出具合で判断します。
この「まとめ」は ここまで。
うまくいったら 小さめの寄せ植え盆栽をつくりますよ。では。
挿し木のまとめ
・用土は選ばない。養分のない土。
・よく切れる刃物でクサビ状に。
・断面は乾かさない。
・発根剤を使う。
・毎日 室温40度 でなくてよい。
・直射日光をあてない。風はあてる。
・用土は乾かさない。
・早いものは、2ヶ月で発根。
・花が咲く❗ときもある。
これから楽しみですね🌿