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ガジュマルといえば入り組んだ幹や根が個性的で人気の観葉植物ですが、じつは盆栽に仕立てて楽しむこともできます。
今回はガジュマル盆栽の仕立て方や鉢の選び方についてご紹介します。
ガジュマルは東アジアを原産とする、クワ科イチジク属の観葉植物です。かわいらしい丸々とした根っこをもつことから、日本では卓上サイズの観葉植物として人気を博しています。
ですが、じつはガジュマルを盆栽として楽しむ方が、近年じわじわと増えてきています。考えてみれば根の生命力あふれる動きは、盆栽にして独特な世界観を楽しむのにぴったりな植物とも言えますよね。
地植えでは樹高20m近くに成長することから、精霊が宿る木として神聖視されている一面もあるガジュマルなので、盆栽にしても力強く育ってくれます。
カジュマルの生育適温は25℃前後なので、十分な日当たりが確保された場所で育ててあげましょう。耐寒性にも比較的優れているものの、5℃以下になるような場合は屋内での管理をおすすめします。
屋外で管理する場合は直射日光による葉焼けを防ぐため、半日陰で育ててください。
丸々とした根をもつガジュマルには、根腐れを起こしにくい浅めの鉢が最適です。株より一回り大きな浅鉢を選んだら、鉢底石を敷き詰めて水はけをよくしましょう。
ガジュマルには、水はけのよい用土が適しています。「観葉植物用の土2:赤玉土1:鹿沼土1」の割合で混ぜた配合土がおすすめです。
ガジュマルの幹や根をより太く強健なものに育て上げたい場合は、春~秋の生育期に水に希釈した液肥を与えます。2~3週間に一度の頻度がおすすめです。
ガジュマルの植え付け・植え替え適期は5〜6月です。2〜3年に1回、鉢底から根がはみ出してきたタイミングで植え替えましょう。
ガジュマルは時がたつにつれ葉が茂り、株元に日光が届きにくくなります。剪定適期となる4~6月になったら、徒長してしまった枝や樹形を大きく乱す枝葉を切り落としましょう。
ガジュマルは強健な性質を誇るため、病害虫による被害を受ける心配はほとんどありません。まれにカイガラムシが発生しますが、歯ブラシで擦り落としたり薬剤散布をして駆除すれば問題ありません。
ガジュマルは環境の変化に比較的強いため、盆栽のなかでは比較的簡単に育てられる部類になります。盆栽特有の丸みを帯びた根と生い茂る葉の絶妙なバランス感をお楽しみ下さい。
GreenSnap編集部