こんにちは。Iron and Woodと申します。初めましての方はどうぞよろしくお願いします。お馴染みの方はいつもありがとうございます。
観葉植物を楽しみながら、時折『グリーンを楽しむためのDIY』と題してグリーンやインテリアをもっと楽しむためのDIYを提案しております。
今回はグリーンを楽しむためのDIY第9弾、そしてみどりのまとめ第2弾ということで、お気に入りのグリーンをオシャレ且つ個性的に演出する木製プランターの作り方をまとめてみました。これを見て少しでもDIYに興味を持っていただければ幸いです。今回もよろしくお願いします\(^^)/
今回紹介する木製プランターは板材を使ったシンプルなものですが、それ故にカットや塗装、部材を変えるだけで簡単にアレンジすることができます。是非皆さんの好みに合わせたプランターを作っていただければ幸いです。 それでは早速始めましょう。まずは材料を用意します。 使用する材料は板材、鉢底ネットか金属製のネット、針金、全ネジ、ナット、ワッシャー、スプリングワッシャーです。また、ここには写っていませんが必要に応じて一文字という補強金具も使います。 板材は大きな一枚板を使っていただいても結構ですし、複数枚の板材を繋ぎ合わせて使っていただいても問題ありません。敢えて継ぎ接ぎの板を使うのも味があってアリだと思います。今回は端材を繋ぎ合わせる方法で作っていきます。 鉢底ネットは四角い大判のものをご用意ください。100均でも手に入ります。金属製のネット等も使えますが、水に触れるので鉄製のものは避けた方が無難です。 針金は鉢底ネットをプランターに固定する為に使います。これも水に触れるので鉄製のものは避けた方が良いでしょう。ネットの目が大きい場合は結束バンド等も使えます。
そして馴染みが無い方も多そうな金物オールスターズ、左から全ネジ、ナット、ワッシャー、スプリングワッシャーです。防御力の高そうな連中が揃い踏みです。 全ネジは長ネジとか寸切りボルトとか呼ばれることもあります。金属の棒の側面にネジ山が刻んであるもので、そのネジの上を移動する部品がナットです。ワッシャーはナットと部材(今回は板材)の間に挟んで使うもので、ナットを締め込む際に部材が陥没するのを防ぐ効果があります。スプリングワッシャーは更にナットとワッシャーの間に挟んで使うもので、バネの反動力によってネジの緩みを防ぐ効果があります。 要するに全ネジを上手く留める為に必要なのが彼等なのです。素晴らしいチームワークですね。
前置きが長くなりましたが、気を取り直して作業開始です。 まずは端材を2枚ずつ繋ぎ合わせて大きな板材を作りましょう。一文字と呼ばれる補強金具をビス留めして板同士を繋ぎ合わせていきます。冒頭でも説明した通り、一枚板から作るという方は省略していただいて結構です。
ああ!何ということでしょう!ビスが1本足りません。準備不足が露呈してしまいました。気にせず次に行きましょう。
板材の準備が出来たらカットの下書きをします。作り手の個性が表れる工程です。DIYの醍醐味と言っても過言ではありません。 今回は少し無造作な雰囲気に仕上げたいので、敢えて斜めに線を引いたりしてみました。
下書きが出来たらいよいよ板を切り出します。写真では丸ノコという電動工具を使用していますが、一般的なノコギリでも全く問題ありません。寧ろ微調整がしやすい分ノコギリの方が良いかもしれません。 言うまでもありませんが、工具を使う際は怪我をしないように十分に注意してください。
ああ!何ということでしょう!作業台として使っていたプラ鉢を削ってしまいました。本日2度目の粗相です。ありがとうございます。
紆余曲折を経て2枚の板を切り出しました。なかなか大変な作業でした。これがそれぞれプランターの正面と裏面の板になります。
板を切り出したら、今度は板の四隅に全ネジを通すための穴を開けます。 私はドライバードリルという電動工具を使って開けていますが、キリやハンドドリル等を使っていただいても問題ありません。ただし手工具で大きな穴を開けるのは大変なので、その場合は細い全ネジを使うようにすると負担が減るかと思います。 注意点としては、2枚の板のそれぞれ同じ位置に穴が開くように気を付けます。多少のズレなら問題ありませんが、あまりにも大きくズレると全ネジが上手く通らなくなってしまいます。 穴の周りが多少欠けてしまいましたが、それも味だということでご容赦くださいませ笑
次は全ネジを切っていきます。 ここで切り出す全ネジの長さがプランターの奥行きとほぼ同じ寸法になります。正確には全ネジの両端にナットがネジ込まれるので、全ネジの長さからナット2つの厚みを引いた寸法がプランターの奥行きになります。それを踏まえた上で全ネジの長さを決めましょう。 板には4箇所穴を開けたので、全ネジも同じ長さのものを4本切り出します。金属用のノコギリを使うと簡単にカットできます。
全ネジを切り出しました。材料の加工はこれで一旦終了です。
ここまで来たら完成まであと少しです。今まで作ってきた部材を組み立てていきましょう。 文字で説明すると物凄くわかりづらいのですが、それぞれの全ネジに《ナット、スプリングワッシャー、ワッシャー、板、ワッシャー、スプリングワッシャー、ナット、ナット、スプリングワッシャー、ワッシャー、板、ワッシャー、スプリングワッシャー、ナット》の順番で部品を通していきます。さっぱりわかりませんね。
上の写真のように部品が並んでいれば正解です。板側から《ワッシャー、スプリングワッシャー、ナット》の順番です。冒頭でもお話しした通り、これらの金物にはそれぞれに重要な役割があります。順番を間違えないように取り付けましょう。 全ネジに部品を通したらナットを回して板の位置を調整します。お好みの位置に調整できたらナットを締めて板を固定しましょう。
板と全ネジを組んでナットを締めた状態がこちらです。だいぶプランターらしくなってきました。
いよいよ仕上げです。鉢底にネットを張ります。今回は耐久性重視で亜鉛のネットを選びました。 帯状に切ったネットを4本の全ネジに沿わせるように軽く曲げながら押し込みましょう。上手く配置出来たら針金や結束バンドを使って全ネジに固定します。
完成です!へデラ アイバレースを飾りました。 ラフな雰囲気の杉板と無骨な雰囲気の金属パーツのコンビネーション… これぞまさにIron and Woo(割愛) ネットの面積が広いので、通気性が必要な多肉植物や着生植物とは相性が良さそうです。逆に保水性が必要な場合にはあまり向いていないかもしれません。 細かい用土をそのまま入れると水遣りの際に流れ出てしまうことがあるので、鉢底に水苔やココヤシ繊維等を敷いてから用土を入れると管理が楽になるかと思います。ベラボン等はそのまま入れても問題無いでしょう。
以上、グリーンを楽しむためのDIY!木製プランターを作る!でした。 これを見て少しでもグリーンとDIYに興味を持っていただけたなら嬉しいです。ご覧いただきありがとうございました!
錆が流行ってますが、ピカピカの金属が良いです、個人的に。