京都の夏を顧みず、ン十年振りの大文字へ行って来ました。無謀な老女熱死なんて新聞の見出しにならぬよう、ほどほどの行程を組んだもののやはり侮ってはならない京都の夏でした。はてさて生息する植物やいかに。
鷹峯
お宿は杉と竹に囲まれているものの朝からあぢい京都でございます。昨夕は近づく秋を感じたものの京都をみくびったらあかんえ
光悦寺
今はもう盆、誰もいない寺🎶
空いています
徳川家康からこの鷹峯の土地を拝領し、芸術村を築いた本阿弥光悦。煌びやか&華やかな琳派代表です。因みにアタクシお茶会で光悦のお茶碗でお薄を頂戴したことがございますのよ。意外と小ぶりで昔の人の体格が偲ばれました。
と自慢が済んだら独特の光悦垣
お元気ちゃん
こちらの鷹峯が花札のモデルになっているとか。もういっちょ坊主!
緑と青と白。盛夏。
光悦って日蓮宗信徒だったのですな
源光庵
元は臨済宗、現在は曹洞宗の禅寺。
「悟りの窓」と「迷いの窓」、伏見桃山城の遺構でもある「血天井」もございます
二の腕が太い…二重顎…夜なに食べよう…
悟りの窓の前で堂々と迷うおばば
*因みに谷村新司さんのポスターポーズの真似
常照寺
技芸に優れその美貌は唐の国にまで響き渡ったという吉野太夫と縁のあるお寺さんどす
真円ではなく底が直線になっている太夫好みの「吉野窓」
焦げてる
苔も暑さにやられ気味
セッコクは元気です
御土居(おどい)
秀吉が敵の侵入を防ぐために築いた石垣(土塁)。この鷹峯あたりが最北になるとか
名所旧跡にお餅お団子有り。
こちらのお店で申し出れば御土居に入る鍵をお借りできます
バックの中でひとつ切腹。お餅がほにょほにょで美味しかったです。2個で五百円也
松野醤油
文化2年(1805)創業の「松野醤油」さん。
母へのお土産にもろみ味噌を。大きな味噌樽だこと
風格ある店構えです
桂離宮
16時参観。まだまだむっとしてたらっと汗の出る京都です。美しい穂垣
因みに裏(表?)はこんな感じ。
他にもくろもじ垣(黒文字の良い香りも楽しめるのだとか)、桂垣(竹の植栽)と桂離宮は竹を多く効果的に使っているようでした
お客人を迎え入れる正門からのアプローチ。なんと遠近法が使ってあり門からここまで幅1㍍の差があるそうです
霧の摩周湖と同じくいきなりガバッとお庭を見せない造り。橋を渡り…昔の人は焦らせ上手
冠木門でよいのかしらん。太く束ねられた細竹の装飾
こちらにも遠近法
島津公の寄贈ソテツ。
17世紀初頭に八条宮智仁親王がお造りになった桂離宮。「珍なる植物でおじゃるのう」と喜ばれたのかしらん
瀕死の苔続出。あちらこちらに被布がかけられていました
美しい
暑いので説明してくださる学芸員さん?或いは文化に詳しいお巡りさん?も扇風機装備ベストです。
20人くらいのグループでしたが、私服警官がうしろからついてこられます。覆面パトカー
天橋立の見立て。こちらの松品格がありました
持仏堂
虫喰われちゃん
京都御所
京都市内も建物が混んできて、五山の送り火を見渡せる場所は貴重です。御所の一角は物凄い人でした。ご先祖さまにさようなら無病息災に感謝
和束
十数年前に知人に連れられて来た茶畑。宇治茶のほとんどはここ和束(わつか)産です。息を呑んだ美しい茶畑を再訪することが叶いました
酬恩庵一休寺
近くなので寄りましょうと一休寺へ。青紅葉が涼しげに迎えてくれますが、めちゃ暑い
涼しげに見えるのはこのプロペラのせい?
苔は暑さで瀕死状態
涼しげだけどあついアツイ暑い〰️。心頭滅却できないヤツ
ボケの実?大きいのがごろごろ
涼しげなコムラサキ
秋までもうひと頑張りしようネと声掛け
囲炉裏の上の自在鉤はイチ富士ニ鷹サン茄子模様
手入れをされたお庭を拝見しながら
冷やし善哉を戴きました。白玉に乗っている黒い
粒々が一休寺納豆。美味しかったです
お軸は「清流間断なし」。修行の大切さを説いています
こちらも境内のお花から
野鳥の会会員もびっくり!即答の192円
宇治上神社
静かな佇まい
お寝坊さん
最古の神社とも言われています
恋みくじは「けっ!」とパス
平等院
時計を見ながら寄れるわよと寄った平等院
開いてるコと
閉じてるコ
YouTubeで角栓にゅっを観るのが大好きな私。にゅっしたい気持ちを抑えて「これ食べられるのよ」とGS発の知識をひけらかしました
満々と水を湛える宇治川。ヤドリギを探すものの見つかりませんでした💔
寺田屋
車は京都駅に近づきつつあり、もう1箇所寄れるねと坂本龍馬所縁の地寺田屋へ
今回もお休みと重なりました
伏見の酒蔵裏手には濠川が流れ、かつては京都と大阪を結ぶ三十石船や十石船が往来して栄えていたそうです
私が落語好きになったのも『三十石』を聴いてから。柳の木が風に吹かれて揺れる様が当時を彷彿とさせます
寺田屋を真正面に見ながら冷たい珈琲でひと息。間もなく帰京の途につくのが勿体無いような、そんな京都旅でした