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よく常緑樹、落葉樹、針葉樹、広葉樹など耳にしますが、詳しく知らない方も多いですよね。このページでは常緑広葉樹について解説しています。
代表的な常緑広葉樹もご紹介しました。常緑広葉樹を探しているという方もぜひご参照ください。
常緑広葉樹とは常緑性のある広葉樹のことです。通年を通して落葉せずに緑色の葉をつけ、横に広がった葉をつけます。
常緑広葉樹の最大の特徴は大きく広い葉を持つことと、1年を通して葉をつけることです。通年葉を落とさないことを常緑(じょうりょく)と呼びます。
しかし、常に同じ葉をつけているわけではありません。通年で葉は生え変わっています。落葉樹は落葉期(主に冬)に葉をバラバラと落として葉がない状態になりますが、それと比べると常緑広葉樹は葉が一気に落ちることはないことから同じ葉がついているように見えます。
あたたかい地域を好むのも常緑広葉樹の特徴です。
常緑広葉樹にはどんな種類があるのかご紹介します。
クロガネモチはモチノキ科モチノキ属の植物です。フクラモチという別名もあります。クロガネモチは赤い実ができるのが特徴で、植えると庭が明るくなります。
クロガネモチの葉は濃い緑色で果実がなると赤と濃緑のコントラストが美しいです。葉は椿の葉に似ています。日本の気候によく合う植物で、育てやすいと言ってよいでしょう。
雄株には果実ができないため、果実を楽しみたい場合は雌株を植えてください。
チロリアンランプという名前で知られるウキツリボクはアオイ科イチビ属の植物で、提灯のようなかわいい見た目が特徴です。ブラジル原産で温暖な地域ならではの原色の明るい見た目をしています。
鉢植えはもちろんですが、地植えでも楽しめ、花期も4月から11月と長く、一度植えると十分に楽しませてくれます。
ウキツリボクにはつる性があるため、フェンスやアーチなどに添えて植えるのがおすすめです。
カルミアはツツジ科ハナガサシャクナゲ属の植物です。見た目が愛らしく、金平糖のような変わった形をしているのが特徴です。ツボミは三角形のような形をしていて、開花すると皿のようです。
花期は5月から6月で、花付きはとてもよいため、1つ1つの花は小さいものの目立ちます。
カルミアは暑さを苦手とするため、必要に応じて日よけなどをして育てるとよいでしょう。
ランタナはクマツヅラ科ランタナ属の植物です。中南米が原産なだけあり、原色のカラフルな花が特徴です。小花が集まって1つのこんもりとした花になりますが、色合いがとてもはっきりしていて外側と内側で花色が異なるため、派手な見た目をしています。
花期は5月から10月と長いため、長期間花を観察できます。開花して時間がたつと色が変わることからシチヘンゲという和名がつけられました。生命力が強く育てやすいです。
夾竹桃はキョウチクトウ科キョウチクトウ属の植物です。特徴はその毒性で、樹液に毒素があります。剪定時には十分な注意が必要で、切り口から出る樹液に触らないようにしてください。
ペットを飼っている家や子どものいる家にはおすすめしません。
花期は6月から9月で、南国を思わせる花を咲かせます。花の色は白、ピンク、黄色です。
アオキはガリア科アオキ属の植物で、低木となるため植え込みにおすすめです。古くから日本で親しまれてきた庭木で、赤い実がつくので和風の家にも相性がよいです。
緑色の葉に黄色の斑が入った品種もあり、鮮やかで人気があります。
シマトネリコはモクセイ科トネリコ属の植物で、トネリコ属のなかでも珍しい常緑性を持ちます。耐陰性もあり植える場所を選びません。
5月から7月に白や黄色の花を咲かせます。枝は細くて華奢ですが、丈夫です。
針葉樹が寒い地域に分布しているのに対して、広葉樹はあたたかい地域に分布します。
日本で言えば、北海道や東北よりも南の地域で平地に常緑性広葉樹は多く自生します。反対に山岳地帯では針葉樹が多くなっています。
常緑性広葉樹は見た目がトゲトゲしておらず、やさしい印象です。さらには葉を通年つけていることから、落ち葉の掃除の手間がありません。お庭にお迎えしませんか。
GreenSnap編集部