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低木は庭木として人気があります。そもそも低木とはどんな植物なのでしょうか。
このページでは低木とはどんな植物なのか、どの種類の低木が庭木として人気なのかをまとめています。庭木としての低木の役割も記載していますので、これから庭木に利用したい方はぜひご参照ください。
環境省における低木の定義では、5メートル以上を高木とし、5メートルから2メートルの樹木を中木、2メートル以下を低木としています。明確に低木は高さが決まっているわけではありませんが、2~3メートル以下のものと覚えるとよいでしょう。
人の背丈よりも高くは生長しますが、刈り込むことで生垣にもなり、庭木としても低木は人気があります。大きくなりすぎないので、スペースも必要がなく育てやすいです。
低木を植えることで、室内に入る日差しの量を調整することができます。真夏の暑い時期では、日光が当たると室内温度も上昇します。このような時期は、低木を利用して涼しい木陰を作るとよいでしょう。
また、西側に低木を植えることで夕方の強い西日を遮ることができます。冬の寒い時期で日差しが欲しい場合は、落葉する低木を植えることで日差しを得やすくなり、室内があたたまります。
このように日差しを調節しながら、室内の環境をよくする役割があります。
低木はプライバシーを守るためにも植えられています。自宅内や庭が丸見えにならないよう、ちょうど背丈くらいの高さに生長し、圧迫感のない低木は目隠しに最適です。塀だと自然な雰囲気がなく物足りないという方は、低木を植えることで、塀の代わりに目隠しをします。
また、隣家との境目がわかるように境界に低木を植えることもあります。自然な境界線となるため生活感がですぎずにナチュラルで好まれています。
低木を植えることで季節の変化を感じることができます。大きな桜の木などは春になると花を咲かせて季節を感じさせてくれます。低木であれば、スペースも必要とせずに季節を感じることができます。冬になると実をつけるもの、春になると咲くもの、など四季折々の表情で楽しませてくれるのが低木の魅力です。
ジンチョウゲ科ジンチョウゲ属。2月の終わりから3月にかけて、こんもりとした花を咲かせます。
ジンチョウゲの特徴としては、やはり香りの強さがあげられます。背丈が大きくなく、強い植物であることから手入れも簡単です。冬の終わりにとてもいい香りがするためとても人気の庭木です。
ツツジ科アセビ属。3月から4月に白いベル状の垂れ下がった花を咲かせます。
見た目は小さなスズランのようで、生命力も強く、屋外でも丈夫に育ちます。降雨のみでも十分栽培が可能なので手入れいらずで人気があります。
バラ科シャリンバイ属。ウメに似た花を5月に咲かせます。とても生命力が強く、車の排気ガスがあたっても弱らないため、交通量の多い街路樹として植えられても元気に育ちます。
10月から11月になると、ブルーベリーのような実をつけます。花も実も楽しむことができるため庭木として人気です。
アジサイ科アジサイ属。アジサイは6月から7月に開花し、花色は青、ピンク、紫、白など豊富です。
ホンアジサイ、ガクアジサイという種別だけでなく、八重咲のものもあるなど品種が豊富に存在します。ボリュームのある花が特徴的でたくさん咲いていると見栄えがよく、梅雨の時期に咲くため、季節を感じながら栽培できるため人気です。
ツツジ科スノキ属。果実は食用することができるため人気の低木です。4月から5月にドウダンツツジに似た美しい花を咲かせます。実も花も楽しむことができるため、人気があります。
GreenSnap編集部