初めまして。Iron and Woodと申します。観葉植物を楽しみながら、時折『グリーンを楽しむためのDIY』と題してグリーンやインテリアをもっと楽しむためのDIYを紹介しております。今回は手軽に挑戦できるハンギングフレームの作り方をまとめてみました。みどりのまとめ初投稿ですが、これを見て少しでもDIYに興味を持っていただければ幸いです。よろしくお願いします\(^^)/
DIYというと何だか難しそう!失敗しそう!というイメージをお持ちの方も多いと思います。でも実は手軽に出来るものもたくさんあります。今回はそんなお手軽DIYの中から、お洒落なディスプレイにも大活躍間違い無しのハンギングフレームを作ってみたいと思います。 使用する材料は板材と縄です。これだけです。板材はホームセンターの端材コーナーを利用すれば10円程度で手に入ります。10円も出せないよ!という方はカマボコの板でも台風で飛んできた看板でも何でもいいです。 縄はDAISOで購入したヤシ縄を使っていますがコレに関しても何でも良いです。うちのへデラ長く伸び過ぎて困っちゃう!という方はそれを使ってもいいかもしれませんしダメかもしれません。
作業開始です。大まかな流れとしては板に穴を開けて塗装して縄で吊り下げるだけです。 まずは板を切り抜くための下書きを書いていきます。吊り下げたい鉢の大きさを測ってから、コンパスでそれに合わせた円を書きます。例えば3.5号の素焼き鉢を吊り下げたい場合、鉢底の直径が約7cm、口の直径が約11cmだったので、直径10cmくらいの穴を開ければちょうど収まりそうな気がします。この辺りは感覚を頼りに決めましょう笑 因みに寸胴の鉢は穴をすり抜けてしまうので吊り下げられません。大人しく棚に置いて楽しみましょう。
円を書いたら板を切り抜く準備をします。糸鋸という工具、もしくはジグソーという電動工具を使って切り抜くのですが、まずは刃を差し込むための穴を開けます。コツとしては下書きした円のやや内側に穴を開けると綺麗に仕上がります。 私はドリルドライバーやインパクトドライバーという電動工具を使っていますが、無ければ手動のドリルでも大丈夫です。
いよいよ板を切り抜いていきます。先程開けた穴にジグソーの刃を入れて、円周に沿って慎重に切り進めていきます。 ジグソーなんか持ってないよ!という方は糸鋸でも全く問題ありません。敢えて手工具だけで作るDIYも味があって大好きなのですが、筋肉痛が怖いので今回はジグソーを使わせていただきます笑
ここでGreenSnap的な小技を出しましょう。ジグソーは板の下まで刃が突き抜けるので床に置いた状態では作業が出来ないのですが、植木鉢の上に板を置くことで効率良く作業が出来るようになります。 作業台ほど大きくないのでサッと準備ができる上に、切りくずが鉢の中に入るので後片付けが劇的に楽になります。お試しくださいませ。
板を切り抜くことが出来ました。多少歪ですがそれも味です。 切り抜いた丸い部分は使用しないので捨ててもいいですし、勿体無い!という方はビカクシダなんかを着生させてみてもいいかもしれません。多分後悔するので自己責任でお願いします。
板を切り抜いたら、次は板の四隅に縄を通すための穴を開けます。電動工具をお持ちでない方もキリなどを使えば簡単に開けることができます。 私は筋肉痛が怖いのでドリルドライバーで開けましたが、豪快にガシガシ開けるとこのように穴の縁が欠けてしまいます。薄い板にインパクトドライバーを使うともっとダイナミックに割れることもあります。
折角ここまで作ったのに穴が割れてしまっては台無しです。なのでここでも小技を出しましょう。 穴を開ける部分にテープを貼ってから低速で穴を開けると部材が割れにくくなります。板の下に要らない端材等を置いて穴を開けると更に良いです。 余談ですが私は多少の割れや欠けは味だと思っているので普段は気にせずにガシガシやっています。とても良く割れます。
こちらがテープを貼ってから開けた穴です。 ♪チャララー、チャラーラーララーン、チャラーラーラーラーン、ラーラーラーン 『なんということでしょう…匠の粋な計らいによって板材に美しい穴が現れたではありませんか。美しい穴は狭かったリビングに日当たりと開放感を与え、家族に再び団欒のひと時をもたらします。歪みの無い見事な円はまるで家族が円満であることを暗示しているかのようです。』
話をハンギングフレームに戻しましょう。 切り抜きと穴開けが終わったら板の表面にやすりをかけます。省略しても大丈夫ですが、塗装を綺麗に仕上げたいという方は念入りにやすりをかけた方が上手く仕上がります。私は筋肉痛が怖いので適当に済ませました。
次はいよいよ塗装です。塗料はお好みですが、今回はブライワックスという塗料のジャコビアンという色を使いました。 ちょっとしたコツとしては、表面が粗かったりボコボコしているような板材はワックスと相性が良いです。逆に表面がツルツルしていたり、コーティングされているような材料とは相性が良くないので注意が必要です。
これもちょっとした小技ですが、敢えて板材の表面を傷付けてからワックスを塗ることで古材のような見た目に仕上げることができます。 傷付ける手段としては金槌で叩く、ドライバーで引っ掻く、カッターで削る、釘を置いて上から叩く、SNS上で叩く、悪口を書き込む、LINEを無視する等の方法があります。後半は主に私が傷付きます。イジメ、ダメ、ゼッタイ。
ここまで来たらあともう少しです。 縄を4本同じ長さに切り出して板に通します。縄の長さは飾る植物や吊り下げたい場所によって変わってきますが、今回は60cmくらいの長さにしました。
穴に縄を通したら板材の裏側で結び目を作ります。結び目が穴よりも小さいと鉢を吊り下げた時に板が抜け落ちてしまうため、大きめのこぶを作っておくと安心です。
縄を全て通したら、上端で4本をまとめて結びます。この時に縄のバランスを合わせながら結ばないと鉢を吊り下げた時に傾く原因になります。 しかし敢えて傾けて作るのもアリだと思います。失敗や不完全さもオリジナリティになってしまうのがDIYです。
完成です!ビカクシダ ビフルカツムを飾りました。 植物をお洒落に飾れる上に天井付近の空間を上手く活用出来るので、鉢の置き場所が無い!部屋が狭い!という方にとってはとても頼もしいアイテムになります。 鉢に対して板材を大きくして作れば、鉢を吊り下げつつ板の上に小物を置いたり…なんて飾り方もできます。
こちらはフレボディウム ブルースターのハンギングです。 先程のハンギングフレームはベニヤ板にワックスを塗って作りましたが、こちらはパイン集成材という板材にオイルステインという塗料を塗って作りました。材料や塗料の種類によって雰囲気が変わるので、是非色々な材料で挑戦してみてくださいね。
以上、グリーンを楽しむためのDIY!ハンギングフレームを作る!でした。 これを見て少しでもグリーンとDIYに興味を持っていただけたなら嬉しいです。ご覧いただきありがとうございました!