ディッキアの開花について、コメントをいただくことが多かったので、まとめたら面白いかな〜と思い作成しました。参考になれば幸いです。 【YouTubeチャンネル】 「Dyckia Maniax ディッキア・マニアックス」(※プロフィールにリンクあります) 【WEBサイト】 http://dyckia-maniax.com/ 【インスタグラム】 https://www.instagram.com/ninninbgc/

今回開花した、Dyckia ‘Miracle’です。うねる葉にトリコームがのって、とてもキレイに成長してくれました。

花芽は、脇芽のような形で出てきます。出てきたばかりの頃は、脇芽なのか花芽なのか、判断が難しいです。

画像の左側は株の成長点。右側が花芽です。

花芽が成長してきました。通常の葉よりも鋸歯が細かい葉が出てきて、内部が赤からオレンジに染まってきたら、ほぼ花芽で間違いないと思います。

さらに成長してきました。このままでも花に見えますが、花びらに見える赤い部分は葉で、花の中心に見える黄色い部分は、蕾が集まった、花芽の先端です。

先端がせり出してきました。ここからは、一日で数センチ単位でかなり伸びます。

縦に伸びてきました。蕾が集まっているのがわかりやすいと思います。

蕾がすべて出てきました。ここからは、蕾一つずつの間隔をあけながら、すごい勢いで上に伸びます。

上の画像から4日後です。フレームアウトしてしまいました（笑）

このように蕾が付きます。一部はすでに開花しています。

すべてを画像におさめると、これくらいのサイズ感です。

下から順番に開花していきますので、まだまだ上に伸びます。

蕾と花を近くで見ると、このような感じになります。

この画像は別の株が開花した際のものですが、最も一般的なタイプのディッキアの花です。

種類によって色やサイズが変わったりします。また、株のサイズやコンディションによって、花茎の太さや長さ、花の数などが変わってきます。

黄色い花が咲くタイプもあります。

一つの株から花茎が3本出た例です。

1本から枝分かれすることもあります。

うまく受粉して結実すると、雌蕊の部分がふくらんできます。

（この株は、人工的に交配を行ったので、花びらは切り落としてあります。）

さらにふくらんで、シードポッドになりました。シードポッドは3つの鞘からできていて、中にスライスにんにくのような形状をした種子がぎっしり詰まっています。

シードポッドと、そこからこぼれた種です。放っておくと、3つの鞘がそれぞれパカッと開き、種がこぼれるようになっています。

以上、ディッキアの開花から、種子ができるまで、でした。

今度は、種子から発芽して小さな苗になるまでのまとめを作ってみようかな。


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