今回は、強烈な密植をされ、破綻してしまった柑橘類の移植作業を行います。
処分する事も検討していた柑橘類ですが、先ずは前回の作業で出来たスペースに移植してお茶を濁します🫡
現在の状態
写真の奥側には、株間1メートル以下で柿が3本並んでます。
左の柿は樹高6メートル、他2本も同等の樹高でしたが、今は2メートルで胴切りして放置して有る状態です、強烈な車枝が発生してますが、定期的に切ってます🫡
(毎年切り戻してるので収穫はしてません)
手前にはオレンジとミカンが2本写ってます。
中央に見えるのはキウイ2本
左右に見えるのはミカン2本
奥に見えるのは前項でも写った柿類
右側にはその他樹木が複数
異次元の混雑振りに閉口しますよね、、、
全ての植物に覆い被さる柿の大木
柿に絡み、プラムに絡み、梅に絡み、柑橘に絡み猛威を振るうキウイ(棚無し)
柿とキウイから逃げる様に枝葉を伸ばす柑橘類
上記の並びと外側に、低木、中高木の生垣がズラリと50メートル。
この生垣の中にレモンや柿、プラム、ユズ、杉、クロガネモチ、栗、イチジク、ムベ、シュロ、薔薇、お茶、桜、椿、桃、「その他」。
この「その他」樹木はオマケでは無く、主役級のサイズが有る植物達、、、。
何年も、何日も、何時間も、自分の全ての時間を費やし維持して来ましたが、限界を迎えたので、この50メートルの境界を整理する事にします。
1本目はオレンジ
我が家の中では、賑やかし的な存在のオレンジさん。
熱帯性柑橘なので関東では糖度が乗らず、防風林としての役割がメイン。
根元を少し掘って整理すると、畳まれたビニールと板状の何か?が出土。
ビニールは根に絡み取られて撤去不能。
板状の何か?は掘り出せました。
根元にはオモトやヤブラン、宿根の山野草がビッシリ植えて有ります。
これらを移動したり、撤去したり、残す処理をしたり。
毎回複合的な作業を熟す必要が有るので、簡単に進捗しません。
上空に柿が枝を伸ばしているので、光を求めて迫り出す柑橘類。
自重を支えられ無い程に斜めに、、、
根の負担を減らす為にロープで引き戻し、支えてました。
これにより幹が安定し、根の伸長を助けた様です。
固定する前はグラグラしてた主幹が、、、今はガッチリ踏ん張ってました。
写真は定めた根鉢に沿って掘り進めてる最中です。
左側は柿、右側はオレンジの配置です。
柿の根がオレンジの根鉢を貫通してる模様😭
これは反対側に抜けて来た柿の根
この根に強い側根が着いていた場合、根鉢を崩さないとオレンジは抜けません😭
このサイズの根鉢を維持しょうと思ってましたが、絡んだ柿の根に阻まれて無理😨
取り敢えず、手前側から深く掘り進め、絡んだ柿の根を取りながら、オレンジの根の全景を探る事にしました。
掘り下げに依って、樹体が自重で倒れない様にロープで固定しました。
絡んだ柿の根を取った結果、根鉢が崩れてオレンジの根が丸出しに、、、😭
写真の中央に育成初期からの主根と思われる根が見えます。
柑橘類は直根なので、真っ直ぐ、深く、地面に入り込んでいる筈です。
主根
この写真の下から分岐してる雰囲気
掘って確認する気力は無いので、ここで切ります。
根が裸になってしまいましたが、抜根はできました。
樹体の命を支えるメインの役割を担っていた根は、株元に見える横根ですが、主役の先端部を残せる筈も無く、細根を殆ど失った状態での移植になります。
本来なら、事前に根切りをして根を作り、麻布で根鉢を作って移植ですが、無数の植物が混じり合ってる我が家ではそんなのは無理です。
依って、移植の成功率が著しく落ちる手法を用いるしか進む道は有りません。
移植
いつもより多量の水を用いて、しっかりと水極めして移植。
ザブザブ水を入れて、突き棒で隙間に土が入り込む様にガシガシ!
我が家は綺麗な黒土がメインの土壌です、水極めだと締まり過ぎて根が窒息してしまったりするので、堆肥を多めに入れて対処して有ります。
剪定作業も行い、1本目の移植完了🫡
2本目はミカン
株間が狭いですが、前後が開けてるのでどうにでも出来る!と、ねじ込みます。
5本密植されてた柑橘類、1本は処分済み、残りの4本の内、3本を移植します。
離れた場所に待機してるユズも並べたかったのですが、、、この場所には3本が限界。
私が居なくなった後に、管理不足で同化しても維持出来る様に考えて作って行きます。
2本目は、我が家で1番味の良い株を選びました。
この株は、親父が自分でカラタチに接木して作った木、我が家最古参の温州みかんからのクローンです。
しかし、、、抜根が1番困難な状態で鎮座してます😭
写真に写るのは
豪快にミカンを貫く柿の根、キウイを支えるメインの根、、、。
眺めてるだけで寿命が縮まる景色。
横から見るとこの距離です。
左手前には更に大きな柿が有ります。
嫌がる心に喝を入れながら掘り進めます。
やらないと終わらない!やらないと終わらない!やらないとぉ〜ん😭って、なにコレ〜〜〜🫠
ミカンを貫く柿の根、両側から抱き込む柿の根、エノキの残した根、キウイの太根、全方位を取り囲んでガッチリ固められてる、、、😭😭😭
気が遠くなりますよね、これは、、、。
考える、どう対処するか?
少し離れて眺める、そして考える。
取り敢えず、柿とミカンの隙間を掘って見る。
狭い、手持ちのスコップ以外は入らない。
太い太い根が貫いてるのが分かり、ため息😮💨
左側の柿の根を切り離そうとノコギリで切る、しかし、切り進むと猛烈にノコギリを根が締めて来る、曲がり刃のノコギリが引く力で伸ばされ、歪んでしまう程に締め付けがキツい。
何度も場所や方向を変えて刃を入れ直し、切り離しました。
写真の状態でもミカンはほぼ動かない。
こうなると、柿の根から下方向に伸びた側根が有り、それが効いてる可能性が高い😨
障壁に対し、どう対処すれば1番効率的に進めるか?と考えては作業し、進むとまた、障壁が現れる。
遂に諦め「最も効率が悪い」全力で掘る!に移行。
ミカンの根を残すのも諦め、掘っては切り掘っては切り。
ミカンを抱き抱えてた柿の根を遂に撤去。
中央の凹みは、ミカンの木に接触して変形した凹み。
動く筈無いよね、、、。
ミカンを固定してた柿の根
これで全部では無い、、、、。
2本目が抜けました。
根が、、、無い、、、細根、、、全く無い
樹体と根のバランス、、、
常緑なのにこれでは厳しいと感じる。
サクランボの枝が邪魔してスペースが作れ無いので、バッサリ切ってスペースを確保。
根無しなので水鉢を大きめに取り、広範囲に給水させ、水切れし難くい様にして移植。
並んだ写真
両方とも単管支柱に固定し、動かない様にしっかり養生して有ります。
ざっと剪定しました。
これ以上切りたく無いけど、水揚げ出来なければ切らないといけない。
正直言って、この木は枯れる可能性が有ると思ってます。
キウイの根
ツルツルでプリプリした根です。
写真に写る剪定鋏は210ミリの最大サイズの物です。
沢山の根を切ってしまったので、棚無しキウイにとって今年の夏は厳しい夏になりそうです。
3本目!(作業2日目)
移植場所に穴を掘り
前回のまとめで掘った終端部に位置する場所です。
掘り残した根がまだ沢山有りましたが、邪魔な部分だけ切除して完了としました。
周囲の邪魔な木を撤去し、ミカンにアクセスし易くして掘ってます。
絡む柿の根を処理し、掘ります。
今回も残せた根はとても少ないです。
苦労して掘り上げても、枯れるリスクは極大です。
移植!
並んだ3本の柑橘
密植された木々の掘り上げは、地下で絡み合う根との闘い。
廃棄せずに残そうとすると、非常に手間が掛かり大変な作業になりました。
それでも、根を残すのは至難、、、
昨日移植した2本の葉は、ぐったりとしな垂れ、、、プラプラと風に靡いてます😅
枯れてしまうリスクを理解して作業を始めましたが、想像の上を行く根絡みと、細根が株元には殆ど無く、伸ばした横根の先端部分に集中していた事。
これら加味して考えると、移植の成功率は少ないと思います😭
後片付けはまだ終わってませんが、取り敢えず移植は完了。
とても疲れました〜😊
おはようございます🤗
作業お疲れ様です🙏
日当たり良くなり更に美味しい果物が収穫されるのが楽しみですね😋
我が家のスイートスプリング🍊
近頃葉っぱがシワシワに?
やっぱり水位が高いからでしょうか?
以前田んぼだったのを埋め立てたとか
面積も小さく周りも水が流れています
今年は実かなぁと楽しみにしていたのですが😢