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ラベンダーは挿し木で増やすことができます。今のラベンダーを増やしたい方にはおすすめの方法です。
しかしどうやったらいいのかわからない方もいますよね。ここではラベンダーの挿し木の方法を紹介していきます。挿し木の方法や時期、注意点をまとめていますのでぜひご参照ください。
ラベンダーの増やし方で一番簡単なのが、挿し木という方法です。
挿し木とは、ラベンダーの枝をカットして、その枝を新たな株にするという方法で、種や株を新たに購入する必要がなく、土に挿すだけなのでとても簡単です。
ラベンダーは常緑低木として毎年美しい花を楽しめるので、挿し木に挑戦してラベンダーを増やしてみましょう!
ラベンダーの挿し木の時期について紹介します。挿し木が向いている時期は4月〜5月です。
ラベンダーの生育適温は15〜20度ほどなので、この気温の時期に挿し木をすると発根率も上がり、成功しやすくなりますよ。
とくに4〜5月はラベンダーの収穫や切り戻しの時期なので、剪定で切り取った枝を使って挿し木するのもおすすめです。
ラベンダーの挿し木に必要な道具は次のものです。
挿し木用の土は、無菌で清潔なものが理想です。市販には挿し木・種まき培養土などの製品が出回っていますので、そちらを用意するのが簡単でしょう。もしくは赤玉土100%でも代用できます。
もともと使っていたようなハーブ用の土には、堆肥や腐葉土などの有機物が配合されており、挿し木が腐ったり病気にかかる可能性が高まります。成功率を上げるためにも、挿し木用の土を使いましょう。
ラベンダーの茎先にある若い芽の部分を、7〜8cmほどをカットし、これを「挿し穂」とします。
全ての挿し穂が発根するわけではないので、数本用意しておきましょう。
ラベンダーの挿し穂の切り口が斜めになるよう、切りそろえます。斜めにすることで剪定された面積が広くなり、水をよく吸ってくれます。
また、土に埋める下半分の葉は落としましょう。
あらかじめコップに水をいれ、適量の発根促進剤を溶かしておきましょう。
切り口が水に浸るようにコップに入れます。一時間ほど水に浸しましょう。
ポットに挿し木用の土を9割ほどまでいれます。鉢に挿し木する場合は、鉢底石を敷いておきましょう
土に割り箸などの細い棒を3cm程度さして、植え穴をポットひとつあたり3つほどつくります。
そこへラベンダーの挿し穂をさして、隙間を埋めるように土をいれて、軽く手で押さえて密着させます。
鉢底から水が流れでるまで、たっぷりやさしく水やりをしましょう。その後は明るい日陰で管理します。
ラベンダーの挿し木は発根するまでに1ヶ月ほどかかります。その間は土が乾燥しないように、表土が乾いたら水やりしましょう。
失敗しないためにも、挿し木をしたラベンダーの根がしっかりと生えるまでは、鉢の土を乾燥させないように水やりをしてください。この乾燥させない水やり頻度は難しいです。土の表面が乾いてきたら水やりするように意識してください。
ラベンダーの挿し木の失敗は水やりに原因があることが多いです。反対に言えば、水やりさえクリアすればラベンダーの挿し木は成功しますので、水やりには注意をしましょう。
ラベンダーの挿し木をした後、1ヶ月以上たって新芽がどんどん伸びるようになったら、鉢上げしましょう。
このとき用意するのは、挿し木用の土ではなくラベンダー栽培用の土です。市販のハーブ用培養土か野菜用培養土を用意しておきましょう。
鉢上げするときは、根を傷つけないように優しくポットから取り出して、できるだけ土を落としてあげます。新しい鉢には鉢底石をいれてラベンダー用の土をいれて植えましょう。
根付くまでは明るい日陰におきますが、新芽が動き出したら日当たりのいい場所に徐々に移動させていきましょう。
ラベンダーの増やし方は、挿し木の他に「株分け」「種まき」の方法で増やせます。
株分けは、鉢植えで育てているラベンダー向けの増やし方で、植え替えと同時に根から手で割くように分けて増やす方法です。
ラベンダーの種まきは発芽率が若干低いため、中級者向けの増やし方です。種まきの方法は育て方の記事で詳しくご紹介しているので、参考にしてみてください。
挿し木はとても便利な増やし方です。新たなラベンダーの株を買う必要がなく、種から育てるほど時間もかかりません。ぜひやってみてください。
ラベンダーはドライフラワーやポプリ、リースなど、いろいろな使い道があるので、たくさん増やしてハンドメイド雑貨をつくるのもおすすめですよ。
松原真理子
GreenSnap編集部