江戸川区に「鹿骨」という地名あり。しかほねに非らず。ししぼねと聞く。そこに住まう馬友と『春花園BONSAI美術館』で待ち合わせをしたり。美術館所在地は新堀(にいほり)と謂う。
*@rishoさんに正しい地名の読みを教えて戴きました
連休明けなのに車が流れ15時前着。待ち合わせは16時、先に偵察に出掛けましょ。
いきなり見事な裏門。無料駐車場も有り〼
ガォッ!虎かな龍かな獅子かな?ご挨拶に迷いました。お城の門を飾る乳鋲ならぬ獣鋲?
*これって「頼もう!誰かおらぬか」コンコンとするノッカーかも。今更気づきましたm(__)m
正面入口。万国旗がはためきます。東西南北からコンニチワ。
因みに写真左手には観光バスが停まっていました
Amazon創始者ジェフ・ベゾス、キャメロン・ディアス、レオナルド・デカプリオ、白鵬も愛した盆栽やいかに⁈
高鳴る鼓動が負けた入口右手にペタペタと貼られた黄色いピーポ君メモ。黒マジックで塗り潰してあるのは、時刻。窃盗団はこんなのいちいち読むかしらん
『GREEN EXPO』のポスターも
門をくぐり最初に目に入ったコ。入場料@1,000円を払おうと探し当てたMR.古株。ずーっと園内のご説明をしてくださいました
こちらがメインの会場。樹齢700年〜800年。徳川のご時世をもっと遡る?🙀一鉢一億(四文字熟語)コーナーです
真柏心拍ってGSくりかえしは終わりました。
やはり否が応でも飛び込んでくる「真柏」。白が突き刺さります
「皮を剥けば死んじゃうの、ほら奥に茶色い幹があるでしょ、あれが生きていてこの木を支えてるの」
外国人にも好まれるシャリ(寿司飯の語源ですかね)
垂れ下がるのは菊と同じく「懸崖」というそうです。ドラマチックでこの仕立ても外国の方から人気あり。高すぎて懸崖圏外(しつこい)
園内に漂う香りはこの肥料玉。スダチ大。牛糞の香りに似ています
「みんなここから始めるの」とちいちゃな苗を置いてくださいました。こんな時だけ私もう◯◯歳ですもんと実年齢を吐く狡いあちき
形作る針金は割とフツーの太さでした。枝によっては鎖で下に引っ張っていたり
夏のお疲れで底面給水?ではなく水とのコラボ「根腐れするでしょ」ですよね、意匠
母屋見学。「ずーっと奥まで見てらっしゃい」
奥で左に折れてまた右、もう一度左です
襖もチェック。いいね👍
着物を着て訪れる海外ツーリストも多く、バエるよう朱色の太鼓橋も
八畳間くらいのお部屋に仕切られて、立派な床の間に盆栽・掛け軸・添景(フィギュアとかいうと叱られますか)の3点セット
こちらは盆栽ではなく「盆石?水石?」の3点セット。添景は五重塔であったり虫であったり人物であったり…昔の人も今の人も楽しみ方は同じ
こちらは仏像
揮毫がどなたかで隆盛の在り方がわかります。高野山伝燈大阿闍梨云々。阿闍梨餅が食べたいッと俗なやつ
いきなり出てきた谷崎潤一郎。盆栽がお好きだったのですね
お茶室躙り口から覗くお庭。鯉が跳ねる音はJAPON
亀甲竹の結界。立ち入り禁止のテープみたいな感じでしょうか
インスタ小道具。日本刀。
いつだったかスペインの酔っ払いにどこから来たか訊かれ「フジヤマ ハラキリ タカハラ(サッカー選手) 」と喜ばれました。
硝子ケース内が「添景」で、木製、陶製、金属製等があります
Mr.古株が冷たいお茶を持ってきてくださり歓談「いくつに見えますか」「78!」「92なの」親方と共にずーっとここにいらっしゃるのだとか。
その間もお見えになるのはほぼ外国からのお客様。英語、フランス語、中国語が飛び交っていました。スタッフも英語対応。92歳のMr.古株もスマホアプリで対応してると見せてくださいました。畏るべし92歳
「水石」に使われる石の群れ
16時前に水撒き。働く男の後ろ姿。この時期日に2回撒くそうです。木に鉢の表面にもだっぷりと
涼しくなりましたか、お高いものにはつい敬語
絵馬もありました。旅行がどんどん体験型になっているので、盆栽体験であったり写経(こちらではないです)であったり、文化に触れて戴くのもよいことですね
おまけ
なつっこいアイドル。歩み寄ってきてくれました。「誰がきても尻尾振るの」92歳のMr.古株のおかげでお勉強しながら時間を過ごせました。三拝九拝
家からは「頑張れば」新中川沿いに歩いて行かれます。近所の「知床」って北海道料理の店には行ったことが。おススメです。
ちなみに「鹿骨」は「ししぼね」。「新堀」は「にいほり」と読みます。
江戸川区民でなければ私だってわかりません😅