長年使われていなかった前庭を開拓して4年目。奥行き50cmのボーダー花壇×2でどこまでやれるか挑戦中。神(=大家さん)とは仲良し。
2024.6.21今年の夏花壇完成
神(=大家さん)のご計らいでこの小さな庭づくりを始めて今年で4回目の夏を迎える。
このまとめは一応続きもののように書いているが、初めて読む方もこれを見てもらえればこの庭の歩みがわかるだろう。
左上:2021年6月 右上:同年8月
左下:2022年夏 右下:2023年夏
正直自分で見てもあまりパッとしないと思う。それでも少しずつマシにはなっているのだ。1枚目の不毛の大地っぷりから比べればよくがんばったと褒めてほしい。ミミズ1匹いないガチガチの土だったのだから。
そしてこれが先程完成したばかりの今年の夏花壇だ。
ここは南向きで駐車場からの照り返しによる熱気にさらされて夏は大変過酷な場所となる。
夏の間に花が枯れてしまうと新しい花を植えつけてもよく育たない。だから今年は特に暑さに強くて丈夫な品種を植えることにした。
いつも行く園芸店で花壇の前列に植える花を探していたら、店員の男性と常連客らしいご夫婦が暑さに強い花について話していた。
丁度私が買おうと手に取っていたミリオンベルは「ちょっと新潟の暑さじゃ厳しいですね」という声が聞こえてきて速攻で諦めた。
ついでとばかりに会話に参加させてもらい、「こんな立地なんですけど」と庭の写真を見せたら「あぁ〜」と気の毒そうな声が揃った。同情されるレベルの庭らしい。
その後彼らが親身になって花を紹介してくれたおかげで素敵な色のジニアプロフュージョンを3つ選ぶことができた。毎日花を見る度にお世話になったことを思い出してあたたかい気持ちになる。こんな温暖化なら悪くない。
後列にはPWのバーベナメテオールシャワーを植えた。宿根草だから今後庭のフォーカルポイントになってくれることを期待している。
バラの鉢にアルミホイルを巻いて遮光してみたが見た目があまりよろしくない。夏はそんなにじっくり見ないからまあいいか。
(6.25 見づらかったため写真差し替え)
塀の角の部分にはサントリーのフェアリースター。去年植えてみたら切り戻し無しでサイズもほとんど変わらなかったから気に入っている。今年選んだのはすぐ楽シリーズといって最初から2色植えになっているものだ。1株でも単調にならないのがいい。
その後方にはコレオプシスルビーフロスト。2個で150円という安さに釣られて買ってしまった。もう一つはベランダ下に植えてみた。大きくしたくないので元肥すらあげていない。土は調整済みだからがんばれ。
今年はもう青じそとバジルは育てないって決めていたのにやっぱり植えてしまう病。
濃いピンクのペンタスの後ろに今年も勝手に生えてきた青じそを移植した。ペンタスが大きくなったらいい感じの日陰になるはずだが、青じその方が成長が早い。がんばれペンタス。
そしてバジリコナーノという小さい品種のバジルを見つけたのでラベンダーの後ろに植えてみた。バジルはあってもほとんど使わず終いなのだが無いと寂しいという病。まあこのサイズなら邪魔にもならないだろう。
乾燥しやすいベランダ下には、左からエリゲロン、コレオプシスルビーフロスト、PWカリロファスサニーチャーブ、PWエボルブルスブルーラグーン、ついでにタンポポが並んでいる。
去年は宿根サルビアが枯れてしまったほどの場所だから強そうなのを色々植えてみた。どうか生き延びてほしい。そして今年こそマツバボタンとさよならしたい。枯れ果てた庭にマツバボタンだけが赤く咲き誇る光景はもう見たくないのだ。
2024.6.23いよいよ梅雨入り
全国的に梅雨入りが発表され、ここ新潟市も今日は一日雨模様だ。
毎年この時期になると勃発するのが「新潟県はどの地方に属するのか?」問題である。
私個人としては北陸と東北南部の梅雨入りを確認し、消去法で判断している。しかし気象庁の区分では新潟は一応北陸に属するらしい。
ちなみに電気は東北電力、ガスは北陸ガス、JRは東日本なのでますます訳がわからない。
東北からも北陸からも爪弾きにされている新潟だが、東でも北でもないし北陸3県の全長と新潟県の長さがほぼ同じなのだから同地域というには無理があるのだろう。何より県民ですらどの区分もしっくり来ないのだから仕方ない。
余談だが、私の故郷長岡がガトリング砲を並べて日本から武装独立しようとした歴史があるのはこの件とあながち無関係ではない気がする。縦に長過ぎるせいで県内でも周辺地域との連帯意識が薄いのだ。それで戊辰戦争で滅びかけたので、さすがに誰か止めろよと思わないでもなかったけれども。
雨の中のクレマチス流星。
3年目の今年はフェンスを覆うほど沢山咲いてくれた。
追記:鉢植えのクレマチス流星とアフロディーテエレガフミナは2節残して切り詰め追肥もした。2番花が楽しみ。
雨の中ホスタオーガストムーンの花が咲いた。
その隣りでは白玉チェッカーベリーが白い小さな花を付けている。
この辺りはいい感じに埋まってきた。
玄関脇のヒューケラドルチェもいい感じに伸びてきた。
こちらのホスタも咲いたけどだいぶ斜めっている。
アジュガは絶えそうなので秋に植え替えた方がいいかもしれない。
エキナセアラズベリートリュフも咲き始めた。花色がかわいい。
これはこれでいいのだが、普通の花びらが反り返るタイプの方がエキナセアらしい気がする。1株だけ選ぶならそっちの方がよかったかな。
追記:咲き進んだら少し反ってきた。これならまあ。
2024.6.25クレマチスの切り戻し
今日は手短かに。
今朝フェンスに這わせていたクレマチス流星の剪定をした。
まだ沢山咲いていてもったいない気はしたけれど、雨が続くと切る時期を逃してしまう。幸い今日は草木ごみの日ということで思い切って決行した。
年に一度のクレマチス飾り放題の日。しかし玄関や台所に飾っても全然捌ききれない。
そこで通りがかった同じアパートの奥さま方や神に声をかけて持って行ってもらった。喜んでもらえてよかった。
花がなくなったら一気に寂しくなった。
でも去年の経験上またひと月もすればぐんぐん伸びてくるのだ。多分。
それに長雨で作業ができないと焦れるよりはいい。早めに切った分アフロディーテエレガフミナと時期が合うことも期待している。
これで梅雨明けまでにやりたかった作業は全部終わった。
さあ来い雨。でも暑さはあんまり来ないで。
2024.6.30葦の茎で目隠し柵DIY
夏前の庭仕事がひと段落し、何となく手持ち無沙汰に感じていたからだろうか。
ずっと棚上げしていた作業をようやく手掛ける気になった。
それはこの室外機の目隠しを作ることだ。
アパートの構造上仕方ないのだが、うちの部屋は室外機がよく目立つ所に設置されている。完全に隠すことはできないにしてももう少し目立たないようにしたい。そう考えて去年から準備をしていたのだ。
使う材料はこれ。
去年の秋に河原で葦を刈り取ってきて葉を外し乾燥させておいたもの。DASH島よろしく材料からのDIYだ。
これを適当な長さに揃えて切ったのだが、剪定バサミを使ったら断面がバキバキ折れた。ちゃんと作るなら細目の工作用ノコギリを使った方がいい。
制作1日目。
ここからはアパート裏で作業していく。
うちのアパート裏の敷地はよそに比べてかなり広く、こういう作業をするには大変便利だ。他の住人は滅多に立ち入らないので迷惑をかけることもない。私が色々と自由にやれているのはこの立地のおかげでもある。隣家との距離をとってくれてありがとう神。
今回はうちにあるものだけで適当に作ったため着色もいい加減だ。
手持ちの塗料は水性アクリル塗料が数本だけ。これを適当に調色してそのまま塗ったらめちゃくちゃはじいたので仕方なく二度塗りした。青寄りにするつもりが乾いたら思ったより緑色になってしまった。
制作2日目。
組み立て前に再度長さを整えた。
そして地面に置いて接着剤で仮止めしていく。でもこの時点でかなり曲がっている。自然の素材だからこれも味という事にする。
制作3日目。
接着もいい加減なので立て掛けたら何本か取れた。仮止めなのでまあよし。
あとは縦棒と横棒を麻紐で縛って固定するだけーーだったのだが、スマホでいぼ結びのやり方を見ながらやったらこれがめちゃくちゃ難しい。全然覚えられないまま気づいたら3時間も紐と格闘していた。
それでもどうにか完成したものがこれである。
少し地面を掘って高さを調整し、枠に紐で括り付けて設置完了。
だいぶスカスカな印象だが、夫曰く「排気を妨げるのは良くないからこれくらいで丁度いい」だそうだ。
こんなものでも室外機の存在感は薄くなったと思う。
思ったより手間と時間はかかったが、お金をかけず作ったにしては上出来だ。アパート暮らしでもDIYをやったという達成感と満足感もある。
そんな事ができるからここは私にとって神アパートなのだ。
2024.7.6アンゲロニアですき間埋め
私がよく行く八百屋さんでは野菜だけでなく沢山の花苗も売っている。しかも安いとあって地域の人気店だ。
ペンタスもバジリコナーノもこの店で買ったものだが、今週追加でアンゲロニアを9ポット購入してすき間を埋めた。
しかし3ポット100円で収益が出ているのだろうか?いつも不思議に思っている。
実はアンゲロニアを植えるのは2回目で、一昨年はあまりよく育たなかった。
あの頃はまだ土の状態が悪く、植えつけ時期も遅かったためにちゃんと根が張れていなかったように思う。
今年入れたバーミキュライトの効果で水持ちが改善されているし、来週いっぱいはまとまった雨が期待できるから今植えつければダメージは少ないだろう。
過去の失敗を経験として活かせる程度にはこの庭とのつきあいにも年季が入ってきた。これからもよしなに。
こんな小規模な花壇なのだから、暑さに強い植物を選べば朝1回の水遣りだけで済むかもしれない。それが今年の花壇づくりの目標でもある。
主役級ではないけれど小さくて繊細な雰囲気があり色の種類も豊富なアンゲロニア。
どうか夏本番までに根づいて夏花壇の名脇役になってほしい。あとやっぱり安いのはうれしい。
2024.9.13残暑の頃
今年の夏も暑かった。
昨年と違い8月中もそこそこ雨が降ったためだいぶマシではあったものの外に出れば汗でびっしょりになる。明らかに昔と違う。
そのため日中写真を撮る気にもならず、気づけば2ヶ月も空いてしまった。おかげで朝のうちに撮った薄暗い写真ばかりが残っている。
8月末の花壇の様子。葉っぱが青々してよく育っている。
今年の水遣りは朝の1回だけで済んだためだいぶ楽になった。水持ちを良くするために土にバーミキュライトを混ぜた効果があったのだと思う。
虫除け効果があると聞いて一度は試してみたかったおにやんま君。
7月に類似商品を購入してフェンスに取り付けてみたが、残念ながらあまり効果を実感できなかった。
しかし糸で吊るなどして動きが出せれば違ったかもしれない。また別の使い方を思いついたら試してみたい。
PWバーベナメテオールシャワー。
花持ちがよく終わったら切り戻すとまた花芽が上がってくる。
ただ切り戻した後しばらく花が見れないのが少し残念に感じている。剪定時期をずらせば継続して花を咲かせられるようにできるだろうか?
エキナセアラズベリートリュフ。
なんやかんや言ってもいつも花を咲かせている植物というのは貴重である。
いつも咲いているといえばこのサントリーフェアリースター。
切り戻しなしで咲きっぱなしという点で私のお気に入りの植物だ。たぶん来年も植える。
クレマチス流星とアフロディーテエレガフミナの2番花。
花が小さくとも真夏にこれだけ咲いてくれたら満足だ。
8月下旬に蔓の半分くらいの長さで剪定し、リキダスと液肥を与えたら現在ぐんぐん新芽を伸ばしている。
バラもそうだが一年のうちに何度も花を咲かせるってすごい事だと思う。
全体的に青々として元気だが、毎年この縁取りだけは乾燥してうまくいかない。
涼しくなったら一度リセットして別の植物を植えた方が良さそうだ。
一方バラの下草に植えたベロニカマダムマルシアは大正解。綺麗な葉が上に伸びずに土を隠してくれた。
これは増やして色々な場所に植えてみたい。
これは今朝の庭。
ベランダ周りのノイバラジャングルは来年こそ綺麗なスタンダード仕立てになっているはず(希望)
集合住宅でここまで自由に園芸をやらせてもらえるのは大変ありがたいことなので、感謝を込めて庭のついでにアパートの敷地内の植木にも水遣りをしている。
すると植え込みのツツジの枝が明らかに増えてきた。どんな植物でも手を入れれば変わるものだ。
来年は揃って綺麗な花を咲かせるだろうと密かに楽しみにしている。
2024.10.24 秋の庭整理
残暑が終わったと思ったら急に寒くなった今年の秋。
一時体調を崩していたが庭仕事をしていると元気になるので傷んだり増え過ぎた植物の整理を進めている。
花壇の縁に植えたグレコマが毎年夏の暑さにやられてしまう。
土を盛って斜面にしているのがよくないのかもと思い、土を減らして平らにしつつ水持ちのいい土へ土壌改良することにした。
堆肥とか腐葉土とかザバーと入れる。今年試したバーミキュライトが水持ちに有効だったので最近多用中。
花壇の方はというと、夏の暑さにやられてしまった植物を抜いて配置を整理した。
クレマチスの足元にあったホスタハルシオンは株が弱ってダンゴムシに食べられていたので諦め、鉢植えのまま様子見していたオーガストムーンが大変元気なので改めて地植えした。夏に葉焼けしたもののまた新しい葉が伸びてきて綺麗な姿を保っている。
すき間埋めの白玉チェッカーベリーとシュウカイドウが案外いい感じに育ってくれた。
全体像。バラとクレマチスが秋の花を咲かせている。
花壇の縁には何を植えようかな。
同じく正面花壇の外側も平らにしてグレコマを植え直した。
ついでにここに埋めておいた大量のゴロ石🪨も掻き出した(神アパ①参照)あの日の自分に余計なことをするなと言ってやりたい。
ともかくこれでしっかり根を張れるようになったはずだ。
玄関脇はリーフ類が伸びてごちゃごちゃしている。ここも近々整理したい。
鉢植えのクリスマスローズがだいぶ痛んでいたので小さい鉢に植え替え。新芽が見えているのでまあ大丈夫だろう。
なお今回は古土に再生材を足して再利用した。地植えなら土を変えるなんてことはしないから問題ないという説を試してみる。
正面花壇もいくつか整理した。
PWのメテオールシャワーが他の植物に日光を遮られて枯れてしまった。残念。
ラベンダーは葉焼けして根元が黄色くなってしまったため道路脇に持っていった。徒長していたベランダ下の植物も移動。
そちらはここより環境がいいのか、どの植物も元気に育っていて通行人に褒められたりもする。うーん複雑。
そろそろ晴れの日が減ってきた。今ある植物の整理が終わったらまた来年の春に向けた花壇づくりを始める。
毎年のことだが飽きもしないどころか、最近は神の許可を得て敷地内のあちこちに手を伸ばしている。
神は喜んでくれているが、これは一度荒れ地を開拓して花を咲かせる快感を知ってしまった園芸ジャンキーによるフラワーテロである。
まあ他人に迷惑をかけることはしないのでwin-winということにしていただこう。
マツバボタンとお別れしたい話、なんとなくわかる😂
人様の花壇は興味深く見るの好きだから全体像見せて頂けて嬉しいです😊楽しいみどりのまとめありがとうございます