何故、植物と妖精をテーマに制作を進めているのか?
この自然の目に見えない力を花や植物を観ていると身近に感じます。アイルランド民俗学に妖精をとり上げた文章を多く見ます。
アイルランド古の人たちも自然界のこの目に見えない力に神というよりキリスト教の入る前からの伝承の妖精を信じたようです。
【神智学】
神智学の教えによれば、妖精の国は我々の物質界と並行し、目には見えない精神の領域として存在します。妖精たちは、太陽からの生命の息吹、Planaを吸収し、これを物質界に注ぎ込む役割を担っています。彼らは、太陽の光と大地の鉱物の間に架け橋をかける自然の精霊たちです。花の妖精は、このエネルギーの流れの中で、生命の連鎖の重要な環を形成します。
一部の妖精は、花の細やかな構造を織りなし、他の者たちは、地中深くの根の周りでその任に就きます。また、別の妖精たちは、分子の水準で活動し、細胞の成長を促します。さらに、鉱物、植物、動物の各王国の進化を支える妖精もいます。
この美しい調和の中で、妖精たちは見えない手となり、自然界の豊かな織物を織り上げます。彼らの仕事は、生命の輝きを維持し、成長と発展を促すことにあります。妖精の存在は、我々が目にすることは稀ですが、彼らの働きは、自然界のすべての隅々に息づいています。