春になり、草も伸びてくる時期。そろそろ刈払機を使い始める時期になりました。でも冬の間メンテナンスせずに、いざ使おうとするとエンジンがかからないことも...今回はスパークプラグの不調について紹介します。
なんか不調...💦
そろそろ刈払機が活躍するシーズン!
ということで整備とメンテナンスを行いました。
エンジンを掛けてアイドリングの状態を見ようとリコイルを何回引いても掛からない..。あれ、おかしいなと10回ぐらい引くとようやく掛かりました😊前はこんなこと無かったのにな..。
とりあえずフルスロットルまで吹かして、2分間アイドリング、またフルスロットルまで、、を数回行いました。ところが、3回目ぐらいまでは良かったものの4回目のアイドリングで段々エンジン回転数が下がってくるような音がしてエンスト寸前に..。
これはエンジンが止まってしまうと思い、スロットルを握りましたがこれは問題なくエンジン回転数が上がりました。でもスロットルレバーを離すとアイドリングにはなるもののまたエンストしそうな感じになり、10秒後ぐらい放置で遂にストン..とエンジンが停止してしまいました😰
すぐにエンジンを掛けると一発始動だったものの、アイドリングでしばらく放置すると10秒後ぐらいでまたエンジンが止まってしまいました。以降、何度も同じ症状でした..。
これは何かある..!
燃料の確認、エアクリーナーの汚れ具合、アイドリングスクリューの調整具合など確認するも問題なし。
となると、プラグか..?
外してみたところ、見事にクロ!(色も)
プラグが悪さしていた!
先端部なんかマジックペンで塗ったかのように漆黒の黒でした。ついでにプラグホール内部も真っ黒。
これはいわゆる「燃料かぶり」という状態です。
ネジ部も煤が溜まっているし、よくこれでフルスロットルまで行けたなって思いますw
こりゃエンジンが掛からない訳だ💦
さあどうしようか..?
去年秋の最終草刈りの時は調子が良かったですが放置しただけでプラグの状態が悪くなってしまったのか..?でも去年秋の作業が終わった時点で燃料も抜いていたしプラグの状態もキツネ色で良かったし、エアクリーナーの状態も悪くなかったです。
それにも関わらず最初のエンジン始動を試す段階で、一発始動出来なかったのは何が原因なのか、未だに分かりません。
とりあえずプラグの状態が悪いのでワイヤーブラシで磨いてみます!
(これでも良くならなかったら新品に替えます。)
ワイヤーブラシで磨く部分ですが、ネジ部を主に行います。ここが煤になっているとアースが不十分で点火しづらくなってしまいます。中心電極と先端電極も研磨していいですが、やり過ぎると作業時のレスポンスが悪くなったり点火不良の原因になるので控えめにしておきましょう。
磨きます
作業前のプラグです。真っ黒くろすけ⚫️
ということで、ネジ部をワイヤーブラシで磨きます。ついでに少しだけ中心電極と先端電極も磨きます。
力を入れずに歯磨きぐらいの力加減で磨きます。
磨き終わり
ネジ部を中心に輝きが戻ってきました!
(中心電極と先端電極は控えめに磨いたのでまだ煤が残ってますが..。)
なんとかこれでエンジンの不調が取れればいいですが💦
なぜプラグが 「燃料かぶり」 になるのか
ティッシュに大量の煤が着いています。こんなに溜まってたらやばいやばい💦
今回のようにプラグが「燃料かぶり」の状態になってしまう原因ですが、リコイルを引きすぎてしまったことや、低速回転で長時間作業を行ってしまったことでプラグにとって低温状態が続き自浄作用(プラグ自身が煤を焼き切る)の温度まで達しなかったことが大きいと思います。
これは自分も今回やってしまったんですが、結構経験があるという人も多いと思います。
エンジンがかからないからリコイルを引き続けるのではなくて、エアクリーナーは汚れていないか、プラグの状態が悪くないか、プラグコードが破損していないかなど他に始動不良の原因になりそうなものを1つずつ確認してつぶしていく必要があります。
数ヶ月前は快調だったのに、今年使おうと思ったら調子が悪い..ということは十分有り得ます。ただ、日々の点検やメンテナンスを行うことで良い状態で次のシーズンを迎えることができます。
前シーズンに使ったままで放置しているものはないか、今年もちゃんと使えるかメンテナンス兼確認をしてあげると機械も喜ぶかもしれません🙂