バラ科、キク科の植物が罹患する不治の病気についてまとめます。
我が家では、時間の経過と共に感染が広まってます。
潜伏株が目に見える様になっただけだとも言えますが、非常に良くない状況です。
追記:罹患株の購入に注意!
昔から、癌腫に罹患した薔薇苗が流通する事は有りましたが、2019年バクテローズの販売終了に伴い、罹患率の上昇を感じます😭
(バクテローズとは?:唯一の予防薬でした)
写真の苗は有名ナーセリーのブランド薔薇
単価6000円の高級ラインの大苗です。
画像にしっかり癌腫が写ってるのを😱お分かり頂けるでしょうか?
鉢の色褪せから推測すると、去年の春苗or秋苗の売れ残りだと思います。
私の家で出た初癌腫も、3年程前に安価なポット苗で購入した苗でした。
これは単価4000円のツルバラ大苗
この苗も癌腫に罹患してます😱
売り場に有ったのは29鉢、この中の2鉢が癌腫に罹患した状態で販売されてました。
入荷から今まで、売り場での管理を受け、使い回しの鋏を入れられたり、潅水に伴う泥跳ねも有ったでしょう。
これらの要因で、健康な苗も罹患した可能性が有ります😱
そうだとしたら、購入宅で今年の冬や来年の植え替え時期に「癌腫」が発見される事になるかも知れません。
新たに購入する薔薇、キク科、バラ科の植物
数年単位で根元の確認が必要な時代の到来かも知れません🤔
私的に、買って直ぐに地植えは危険⚠️だと思い始めてます😅
新規導入の際はご注意を〜🫡
春のサマーオブラブ
お気に入りだったサマーオブラブ
植え替え時に根頭癌腫病を発見😭
根頭癌腫病とは?
根頭癌腫病
主にバラ科の植物が罹患する不治の病
「アグロバクテリウムと言う細菌が、傷口などから侵入して発病する病気です」
1度罹患すると、対処法がない為に罹患植物の処分が必要になる危険な病気です。
(バラ科の植物は多種有り、果物や花など多岐に渡ります)
罹患の原因は細菌感染です。
罹患した草体や癌腫自体、使用していた土なども細菌に依って汚染されてしまいます。
癌腫の薔薇を管理する記事なども有ると思いますが、最終的にどうなったか?まで確認すべきです。
他の株に移りました!や、他の株に癌腫を発見しました!や、、、処分しました、、、となる所まで書いてる人は少ない物だと思います。
一般家庭で伝播を防ぐのは、きっと無理です、完全隔離し、靴の裏まで消毒したりは出来ません。
「植物に愛情が有るから処分しない」では無く、「未罹患の植物を大事に考える」が一番です。
癌腫と瘤やカルスの見分け方
癌腫はこの様に地際に発生します。
癌腫は写真の様に大きくなると、外周部が脆くなるので、指の力で表面がポロポロと崩れます。
植え替えの時期はとても脆くなっているので、簡単に崩れてしまいます。
接木部分のコブやカルスは、柔らかくなる事は無いので指では崩れません。
実際の癌腫の状態
写真の様に、接木部分の直下に癌腫は形成されます。
角度を変えて撮影してます。
上の癌腫を正面から撮影
横から撮影してます
写真の様に、両側に大きな根頭癌腫病が発生してます。
細根部分の写真です。
この株には見えませんが、酷くなると地際より下の根にも癌腫が出る事も有ります。
根頭癌腫病の対処は処分一択
草体も汚染されてしまってるので、しっかり隔離して処分します。
殺菌するには、51度以上の温度に10分間浸す必要が有ります。
枝や根の芯まで51度以上にしないとダメです。
これをやったら植物は煮えてしまうので、実質的に殺菌は無理と言う事になります。
良く癌腫になっても大丈夫!的な情報を見掛けますが、絶対に完治しない伝染病です。
癌腫を削っても必ず再発します、効く薬剤は有りません。
そして、最終的に他のバラ科に移ります。うっかりハサミを使い回したり、アブラムシやハバチが媒介して広がる病気です。
近隣の方々に移してしまう可能性も考えると、処分するしか無いと思います。
大切な植物だったりすると躊躇も有ると思いますが「残してもリスクしか無い」ので私は処分します。
土も根も、崩さない様に袋に入れて処分します。
鉢は熱湯や塩素で殺菌すれば使い回しは可能です。
廃棄しない場合はしっかり対処して下さい。
作業が終わったら、使用した道具も必ず殺菌します。
沢山の鉢を連続で管理する場合は、バーナーで焼くのが1番楽だと思います。
薬液系はつけ置き時間が有るので効率が落ちます😓
手袋なども忘れずに殺菌が必要です。
罹患植物が出た場合は、罹患を拡大させない事を第1に行動する事をお勧めします🫡
追加2:潜伏株が発症
これはフリュイテの大株です。
接木のカルスに癌腫が出始めてます。
癌腫の株を発見次第廃棄しても、この様に手遅れな状況になってしまう事が多々有ります。
癌腫罹患株は速やかに廃棄!しないと!です。
癌腫の治療にチャレンジなどの行為の後、後悔しても、その時には全てが終わってるかも知れません。
大事にしてたフリュイテ、、、サヨナラ。
これはツルバラピース
新参者なので、我が家で罹患したのか?罹患株だったのか?は不明とします。
隣で育成してたオリーブ、経過観察が必要ですね😭
初めて癌腫が出てから一年弱、このペースで罹患が確認されると正直言って不味い。
今日もハバチが産卵に依って媒介したかも?などと考えると、嫌んなるね😭
今年も宜しくお願いします♪
今年は場所が用意出来次第、どんどん地植えにして行く予定でしたが、、、。
2年くらい鉢での管理を継続しないとダメになりました。
切花の収穫時にハサミを変えて無かったのので、罹患して無いか?の確認が必要になりました。
面倒だぁ〜🥲