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イチゴはプランターで育てることができ、ベランダ菜園で楽しむ方も少なくはありません。おいしい果実を収穫するためにも、病気は避けたいですよね。今回はイチゴの病気について解説しています。どんな病気があるのか、予防方法や対策はあるのかまとめたので、参考にしてみてください。
炭そ病は、イチゴの葉に黒い斑が出ます。またランナーにも茶色い斑が出るのが症状の特徴です。やがて根が傷み、イチゴが枯れます。
果実に炭そ病の症状が出た場合はそのまま腐ってしまいます。雨が続いて湿気が多くなる時期(とくに梅雨や秋)は注意が必要です。
イチゴの葉にうどんの粉がついたようなかびが付着するのがうどんこ病の症状です。はじめは小さな白い斑が出ますが、うどんこ病が進行するとかびが広がり、やがて白く覆われます。
うどんこ病が悪化すると、成長が阻害され、最終的に枯れることがある病気です。5月から6月は特に注意が必要です。
イチゴの葉や果実に水が浸み込んだような斑ができるのが特徴です。主に春から初夏に見られる病気で、果実が熟しすぎると症状が出ます。
萎黄病は「いおうびょう」と読みます。こちらはイチゴの葉が黄色く変色して萎凋(いちょう)するのが特徴です。萎凋とは、しなしなとしぼむことです。萎黄病は高温多湿の環境で発生しやすい病気です。
モザイク病はイチゴの葉に病斑がでて、まだら模様の見た目がモザイクのようになることが名前の由来です。アブラムシが媒介するウイルスが原因となる病気です。
イチゴの病気の主な原因は多湿または乾燥によるカビの発生です。またモザイク病はアブラムシを媒介にしたウイルスが原因となります。
うどんこ病や灰色かび病などは薬剤散布をすることで予防することができます。症状が出てから薬剤を散布しても効果がありますが、症状がでる前、病気の発生前から薬剤を定期的にまくことで、予防に繋がります。
病気の症状が出た葉には原因菌であるかびが付着しているので、すみやかに取り除くことおすすめします。放置しているとそこから病気が広まります。取り除いた葉や茎を土の上に放置していると、かびが広まり病気が蔓延します。葉など病気のある部分は、取り除いたあと焼却処分をするか、ゴミ袋に入れてよく袋を閉じておきましょう。
水はけをよくして排水性をアップさせることも病気の予防となります。必要に応じて土壌改善をしましょう。
果実ができれば収穫する方がほとんどかと思いますが、果実の収穫時期が遅れてしまうと果実が熟しすぎて病気になることがあります。収穫し忘れや、果実の放置に気を付けてください。
アブラムシがつかないように防虫ネットなどを利用することでモザイク病の予防になります。またこまめに葉をチェックして虫がついていたら、取り除きましょう。
甘くておいしいイチゴの果実の収穫を楽しみにしている方は多いでしょう。せっかく育てているイチゴが病気になってしまうと最悪果実が収穫できなくなることもあります。
病気は事前に薬剤をまくことで予防することができます。早めの対策をしておきましょう。
GreenSnap編集部