今では日本に入ってこない貴重な銘木、紅木紫檀(コウキシタン)で草木染めを教えてもらえる機会を得たよ。
紅木紫檀とは
紅木紫檀(コウキシタン)
Pterocarpus santalinuas
マメ科四稜豆屬、小高木、インド南部・スリランカ原産の薬用植物。
別名)ミツバシタン、サンダルシタン、レッドサンダー、レッドサンダルウッド、ローズウッド。
薬用として、糖尿病の治療、炎症の緩和、止血。
高級家具用の木材や細工・琵琶・数珠、染料として利用。
紅色→空気に触れると黒褐色。
ワシントン条約附属書IIに収載。商業目的の国際取引を規制中。
現在は日本に入ってこない希少銘木なので、染色用のコウキシタン液を使用。
準備
・コウキシタン液55(紅木紫檀55gから色素を抽出し100gの液にしたもの)
33.4g×5÷2=約85g
・媒染(錫・チタン)
布の重さの20倍で15%媒染液を作る。
・スカーフ(綿50%、絹30%、レーヨン10%、ナイロン10%)51×180㎝、33.4g
絹が30%なので下処理済み。
煮染め(1回目)
たっぷりの水に漬ける。
染液を用意
スカーフを入れて、
火にかけて、20分間グツグツ。
布に色素が吸い込まれて、染液に透明感が。
媒染(チタンor錫)
鍋から取り出して水で濯ぐ。
軽く水を絞って、焙煎液に漬けて20分。
これは錫の媒染液。
煮染め(2回目)
媒染液を軽く洗い流してから、1回目の染液にもう一度入れて、火にかけて10分。
乾燥
冷ましてから水でよく濯いで乾かす。
染めあがり
錫媒染で染めたストール🧣
真ん中のストールはチタン媒染で染めたもの。
両端は錫媒染で染めたストール。
どっちも良い色🧣
あとがき
たのしかった。
でも、コウキシタンはワシントン条約Annex IIにカテゴライズされて、材料木自体がもう手に入らないし、こうやって草木染めできる機会はもう無いと思う。
少し前に見かけた植物も、外来種だったり特定外来生物だったり、いろいろ考えさせられたかも。
今度から、周りの植物をじっくり見て調べようかな。
初めまして💞
綺麗な染め上がりですね🤩 コウキシタンと言う植物の名を初めて知りました。
見せて頂きありがとうございます。
貴重な🧣をお手元にお持ちになられて、素敵❣️
草木染めって楽しいですね💓 私は余りオシャレをする方ではないので作品を作っても身につけて楽しむ方ではありませんが、草木がもつ色がリネンに染み込む、と言うそのことにワクワクします。
野草に囲まれた所で生活していますから色々と試していますが、正しい手順を踏んでいないのでまだまだです。
もうすこし勉強してみたいと思っているところです。
貴重なコウキシタンの草木染め、📎させて頂いてよろしいですか?