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サツマイモと言えば、食欲の秋には欠かせない食材ですね。ホクホクしたサツマイモは寒くなる時期にはぴったりで、石焼き芋はもちろん、煮物やみそ汁などに入れておいしく頂けます。そんなサツマイモですが、どんな栄養や効果があるかご存じでしょうか?
今回は、サツマイモの特徴から栄養や成分、効果や旬の時期などについて詳しく紹介していきます!
サツマイモとはヒルガオ科に分類される多年草植物で、原産地はメキシコなど中央アメリカです。日本には17世紀に中国から渡来し、現在の沖縄県から栽培が始まりました。
その後鹿児島県の薩摩地方に伝わり、「さつまいも(薩摩芋)」と呼ばれるようになりました。現在では鹿児島県をはじめ、茨城県や千葉県などで盛んに栽培されています。
サツマイモは気温が10℃以上の温暖な環境を好むため、寒い地域で育てることは難しいです。北海道などの地域で育てる場合は、マルチやトンネル栽培するとよいでしょう。
サツマイモは乾燥した土を好み、肥料を与え過ぎると「つるぼけ」が起きやすいため、肥料の量には気を付ける必要があります。サツマイモは国内では約40種類ほどあり、種類によって食感なども異なります。
家庭菜園でも育てやすいため、お好みの種類のサツマイモを育ててみても楽しそうですね!
サツマイモは食物繊維を豊富に含み、蒸し芋よりも干し芋の方が食物繊維を2倍も多く含んでいます。また、ビタミン類も多く、中でもビタミンCはりんごの約10倍もあり、カロテンなども豊富です。
栄養が沢山あるサツマイモは、料理にも積極的に取り入れたい食材ですね。
※100gあたりのカロリー
サツマイモにはさまざまな栄養がありますが、食物繊維には腸内環境を整える働きがあり、便通をよくする効果があります。また、血中コレステロール値を低下させたり、糖尿病など生活習慣病の予防効果も期待できます。
その他、サツマイモにはビタミン類も豊富で、ビタミンCはシミ対策などの美肌効果があり、特にビタミンEも摂取することでさらに美肌に効果的です。ビタミンB1には、疲労回復などの効果が期待できます。
さらに、カリウムも含んでいることから、身体のむくみ改善や高血圧の予防にも効果があります。
サツマイモの栄養価は高いですが、炭水化物を豊富に含んでいます。一日に食べる量は、半分から1本ほどが目安です。サツマイモの食べすぎは太る原因にもなるため、あまり食べ過ぎないように気を付けましょう。
サツマイモは5月中旬~6月中旬頃に植え付けして、10月頃に収穫します。秋の時期になると、スーパーや市場などで見かけることが多いですね。
サツマイモは全体的にふっくらとして、皮には艶がありきれいな紅色をしているものがおいしいです。ひげ根の深さもさまざまですが、浅めのものを選びましょう。
なるべく、表面には傷や変色してないものを選ぶと良いです。切り口の部分に蜜が出ているものは糖度が高いため、お好みで選んでみてください。
サツマイモの保存は、新聞紙に包んで冷暗所で保管すると良いです。そのままの状態で冷蔵庫に入れると傷みが早くなってしまうため、なるべく常温で保存しましょう。約10~15℃の適温であれば、数か月は持ちます。冬の時期は冷暗所も冷えるため、保存する時期には注意すると良いです。
今回はサツマイモの栄養や効果、保存方法などについて紹介しましたが、お分かり頂けましたか?サツマイモは栄養価が高く、健康にも良い食材ですね。家庭菜園でも育てることができるので、ご自分で育てたサツマイモを収穫しても楽しそうです。
サツマイモの楽しみ方は実にさまざまなので、お好みの食べ方でサツマイモを楽しんでみてはいかがでしょうか。
GreenSnap編集部