そこら辺のスーパーで購入した1個100円アボカドの種を水耕栽培から始めた成長記録
6月種まき 2021.06.15
見ての通り種です。
アボカドの種。
1年間の成長記録を付けます。
種>>発根>>発芽>>植え替え>>成長>>越冬方法>>摘芯
までを記録。
種についてスーパーなどからアボカドを購入してきたら冷蔵庫には入れず、その日のうちに種を取り出します。
冷やすとダメ。搬送途中の冷えなどは運です。
種の表面にヌルヌルした実がついているので、よーく洗い流します。
このヌルヌルには発根抑制効果があるので、しっかり洗う。
洗えたらアボカドの種の尖っている方を上にして設置。
卵型だとわかりやすい。
水量はアボカドの半分くらいが水に浸かる程度、
種に包丁の跡とか付いてても大丈夫です。
発根 2021.07.15
水耕栽培を始めて1ヶ月。
常に明るい日陰に置き、水の交換を行った。
途中、敢えて取らずに取っておいた茶色い薄皮は自然とむけたため白いタネに。
1ヶ月間をかけて、本当にジワジワと種が割れ、根っこの元を確認できるようになった。
ぜひご自身で観察していてほしい。
見た目が全く変わらない期間が長く不安と焦りを感じたが、
ここまで割れると発根を促している証拠なので一安心。
発芽 2021.08.07
発根から20日後、
種まきから約2ヶ月。
無事に発芽しました。
長い長い2ヶ月間でした。
もうウズウズウズウズ…
種が真ん中からバックリ割れるため、発芽の様子も発根の様子もよく見れてとても興味深いです。
ここまでほんっっとうにとても長〜〜〜く感じましたが…。
根も勢いを増して伸びている。
著しい成長 2021.08.20
発芽してからの成長具合はものすごく、
発芽からたったの15日間でグングンのび、葉っぱもたくさん展開した。
種まきから2ヶ月とちょっと
このままでは倒れそうなので水器を小さいものに変える。
もう少し根が展開したら丈夫に育てるため、土に植え替える予定。
土栽培に植え替え 2021.08.30
成長スピードが急激に上がったので成長期真っ只中のシーズン中に植え替え。
観葉植物として鑑賞を目的とするのでアボカドとわかるようにタネは半分土から出し、飾りのハイドロボールを表面に撒いてみた。
土は水捌けのよいものを用意、
市販の「観葉植物用の土」などでも大丈夫だと思われる。
ブレンドなら腐葉土3:赤玉7とかで十分。
川砂利やら鹿沼土など混ぜてもOK。
必ず底石をきちんと敷いて、根を崩さないように
優しく植え替える。
根と根の間まで割り箸などでつつきながら
しっかり土を入れること。
根が弱いので根の切り戻しはしないこと。
植え替えたら1週間〜10日ほど、日陰に置いて土に慣らすこと。
上記守れば失敗は少なくなるとおもいます。
順調に成長 越冬準備も開始
写真は2021.09.15
種まきから3ヶ月。
明るい日陰に置いて、グングンと成長している。
次々に新しい葉もどんどん展開。
紫色の芽は、綺麗な緑の茎に変わって、
下の方はしっかりとした木っぽい硬さも感じます。
葉はパサッとした質感で、細かな産毛が表面に生え、ベロア調です。
なんとも言えない質感。
葉の産毛は触ってみてもなんともありません。
匂いもなし。
水やりは土が乾いたらたっぷりと、です。
アボカドの水切れはとてもわかりやすく、葉っぱ全体がダラーンと垂れるまで放置で大丈夫です。
早朝、もしくは夜間にたっぷりやります。
水やりしてしばらくすると、比較的短時間で垂れた葉っぱがちゃんと広がってくるので本当に分かりやすい。
こんな感じで夏から秋に掛けては規則正しくどんどん成長してくれました。
写真は2021.12.28。
種まきから半年とちょっとが経過。
9月中旬〜11月中旬頃までは陽の当たる窓辺の、暖かい室内に置いて管理。
水やりに関してはは先述の通り
「葉っぱが垂れたらたっぷりやる」と決めて変えていません。
秋は体感で2〜3週間に1度ほど葉っぱが垂れていきました。
これでグングン育ちます。
徐々にペースが落ち、自然と水を欲しなくなる印象です。
不安な方は土が乾いたらたっぷりあげてください。
鉢植えの場合、水受けに出た水は必ずその都度捨て、水を溜めないこと。
冬場はさらに室内に入れて窓からの冷気を遠ざけ、越冬準備に入ります。
自然と水やりも控えめになり準備も整っているはずです。
冬場の室温は昼間15℃くらい、夜は暖房をかけて20℃、
夜中は5℃くらいまで下がるような環境です。
5℃を長時間の間下回ったり、
常時寒かったりすると越冬は難しいやもしれません。
12月〜3月までは1〜2ヶ月に一回くらいのペースで
規則正しく葉っぱが垂れてくれたので
やはり欲しがっていたらたっぷり水やりをしていました。
冬場はスローペースで徐々に垂れて、最後はダラーンって感じ。
水をあげると途端にピンとします。
2年目へ突入 2022.05.20
正確には11ヶ月目。
越冬も無事に成功、茎もかなり太くなり
もう木っぽさを感じます。
上部に付いていた葉の芽は冬中、大きくなることもなく枯れることもなくずっと変わりませんでした。
夏場あんなにモリモリ育っていたアボカドが、冬場はなんの変化もしません。
写真は2022.05.20。
鉢の底から伸びた根が出ていたので鉢増しを行い、日陰で休憩中の一枚です。
アボカドの根は弱いので根っこに付いた土はほぐさず、そのまま一回り大きい鉢に変えてください。
根が傷付くと枯れてしまう可能性があります。
30〜40cmほどの背丈まで伸びたので
丈夫に育てたり、枝を展開させるためや
また室内で育てやすいようサイズ調整用などに初めての剪定を行います。
初めての剪定(摘芯) 2022.05.30
剪定すぐの写真を忘れてしまっております。
写真は剪定から10日後の様子。
丈夫に育てるための初めてのアボカドの剪定は、
頂点の部分をチョキンと切り取るだけでいいです。
便箋上、"剪定"としていますが実際の剪定と今回の摘芯は本当は別の作業です。
「摘芯(てきしん)」で調べてみてください。
※芯止め、ピンチ とも言います。
この場合は天芽を含むたった2センチほどを落としました。
切り取った頂点のすぐ下にある成長点から、
ポチッと新しい芽が出ているのが分かります。
これが後々枝になります。
枝分かれ 2022.06.05
水耕栽培から約1年。
茎は割り箸ほどの太さになり、一枚の葉っぱは25cmもの大きさになるまで成長しました。
摘芯を行ったところ新しく枝として3つも芽が出て、順調に大きくなってきています。
新しく出た芽に関しても、あまりに成長がバラバラならば
選りすぐって弱い枝は切ってしまう予定。
いまのところ3つの枝は、共に元気!
今年の春〜秋のロングシーズン、ずっと楽しみです。