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サギナはアイリッシュモスという名前でも知られ、可愛らしい白い花を咲かせるグランドカバーとしても人気の花草です。今回は、サギナの育て方や増やし方を紹介します。
サギナの植え付けは3〜5月または9〜10月が適しています。園芸店などで種も入手することができますが、サギナは苗から育てるのがおすすめです。
苗をポットから出したら根に付いた土をほぐし、株間30cmほどあけて植え付けます。
地植えでも鉢植えでも育ちますが、かなり横に育つので地植えの方がおすすめです。鉢植えの場合には、大きめの鉢を用いておきましょう。
サギナは水はけのよい土を好みます。地植えの場合は、腐葉土や川砂などを掘った土に混ぜましょう
鉢植えの場合は、赤玉土5:腐葉土2:川砂2:ピートモス1の配合土が適しています。
サギナは、日当たりのよい場所で育てます。ただし、真夏の直射日光に当たると葉焼けを起こすので、夏は半日陰に移したり、30〜50%遮光しましょう。
一方で、寒さには強いため冬越し作業はとくに必要ありません。
サギナの水やりは土の表面が乾いたらたっぷりと水やりをします。
湿気には弱いので水やりのしすぎに注意し、冬は土が完全に乾いてから2〜3日後に水やりをし、乾燥気味に育ててください。
地植えの場合は、基本的に水やりは必要ありません。
サギナはあまり肥料を必要としません。
肥料を与える場合は、春と秋の生育期にかなり薄めに希釈した液体肥料を10日に1回与えるか、緩効性肥料を置き肥します。
サギナは低く横に広がるためダンゴムシやナメクジ、アブラムシ、ハダニ、カイガラムシ、バッタなど害虫の被害に遭いやすいです。虫除け予防の薬剤などを事前に撒いておき、もし発生したらすぐに駆除しましょう。
鉢植えで育てれば、地植えよりも害虫の被害は減らすことができるでしょう。
サギナの植え替え時期は3〜5月または9〜10月が適しています。生育が早いので毎年植え替えをしましょう。
サギナの茎がかなり伸びてきて、ごちゃごちゃしてきたら切り戻します。放って置くと病気などの原因にもなりやすいです。蒸れによる病気を防ぐために、花後〜梅雨前にかけて剪定をしましょう。
また、適度に切り戻することで虫なども発見しやすくなります。サギナは虫が発生しやすいので虫がついていないかチェックすることを習慣化してみましょう。
サギナは増やしやすい植物で「株分け」で簡単に増やすことができます。春と秋が適期です。植え替えする際に株分けも同時に行ってサギナを増やしていきましょう。
まず株の周りをスコップで掘り根を露出させます。その後、手で株を切り分けていきましょう。後は植え付けするだけです。
ほふく性のサギナは横に広がっていくため、グランドカバーに向いています。また、芝生と違って花も楽しめるのも魅力のひとつです。
サギナは手間はかかりませんが、虫などにはしっかり注意して剪定しながら育てるとよいですよ。
※トップ画像はかおりさん@GreenSnap
GreenSnap編集部