草取りが嫌で、タイルを敷き詰めた我が家の庭ですが、隙間から、あらら。
バックステージツアー
前へ倣え(そもそも死語)。
中学迄ちびで一番前だった私。先頭さんの手はいつも腰。このタイルの隙間だけ、お行儀よく一列になっています
2階のベランダが張り出していて、雨の当たり方のせいか、目地に黒い土が溜まっています
はい、はい、ぶーちゃん巻尺出動。まずは生息地の確認
幅1㌢
150㌢×2。長さは3㍍の舞台です
白浪八人男
問われて名乗るもおこがましいが、生まれは欧州、外来種。オランダミミナグサ(和蘭陀耳菜草)でぇ
指は詰めても将棋は詰めず、アライトツメクサ(荒糸詰草)
さてその次は、扇千景も真っ青の、三時になったら会いましょう。爆ぜる姿も艶やかに、サンジソウ(三時草)とは俺のこと。
「よっ、成駒屋❣️」
片肌脱いで美人局、漢字で読み書きできるなら、テストは100点、芝居通。カタバミ(酢漿)
続いて次に控えしは、今はなんなの夜目遠目、ヒメムカシヨモギ(姫昔蓬)
またその次に列なるは、以前は伽藍の蓮のうえ、旅を稼ぎに西国へ。念仏嫌いのホトケノザ(仏の座)
鬼滅に連なる流行りの名前、一際目立つオニタビラコ(鬼田平子)
ハナもメもあるミミもある、人面草のオランダミミナグサ
どんじりに控えしは、遠慮がちな花なれど、しかし哀れは身に知らぬ、その名もミチタネツケバナ(道種漬花)
「待ってました❣️」
まとめ
雑草という名の草はない。
たった1㌢の目地に逞しく美しく生きる植物たち。全員カタカナ9文字以内なので、まんま競走馬名になります。先にお花をつけたコが隆盛を誇るのか、第4コーナーを過ぎてどんでん返しがあるのか、夏が来るのも楽しみです
お馬のけーこさん家の軒下で繰り広げられる草花の競演♡どんな植物も好きな場所で生を営んでいる。お馬のけーこさんお家賃は発生してないですよね…いつまで滞在してもいいかしら…と草花の声が聞こえてきました💕