ウエディングブーケと聞くと、白をイメージしますが。アメリカではほとんどの花嫁さんは、白いドレスにカラフルなブーケを持ちます♪今回は生徒さんの娘さんAllison (アリソン)さんのお手伝いをさせていただくことになりました。とは言っても、ウエディングセレモニーはお花屋さん頼んだとのこと、私はレセプションのテーブルフラワー担当です。
予算に上限無し、器に指定あり
器
銅製の器を使って欲しいとのことで、持ってきてくれましたが、数が数個足りず、同じ素材で違う形のものを3つ追加しました。
オアシス
自然な感じに仕上げるために、剣山は使いません…生け花風ではなくアレンジメント。オアシスは環境にも悪く、好きでは無いのですが、運ぶ都合もあるので今回は使います。
作業場😆💕
自分の家で作成できるのがいいです。これがウエディング全て頼まれると、ぐっとストレスアップします⤴️
花材の色々
用意した花材種類
花材の数は多すぎても少なすぎてもダメなので、難しいです。特に足りないのは最悪です。中には茎が折れていたり、痛んだ花もあったりしますので多めに注文します。
花材:
緑のボタンマム
スプレーローズ・オレンジ
スプレーローズ・イエロー
テマリソウ
ガーベラオレンジ
ヒペリカム・ピーチ
ヒペリカム・グリーン
スプレーカーネーション・バイカラー
・黄色/オレンジ
・赤い/白
アルストロメリア・ピーチ
アルストロメリア・オレンジ
アルストロメリア・ピンク
ユーカリ・グニ-ツボミ付き枝
ユーカリ・グニー葉先
カーネーション・ピーチ
サンゴミズキ
ワックスフラワー・ピンク
花材
おまかせと言われても、花嫁さんは白いドレスでも友人や家族、ブライドメイドさんのドレスや季節、テーマなど色々打ち合わせが必要になります。話す中から頭の中にイメージしていきました。
花材
色の指定をしても花市場に無いことがあったりするので、花材をしっかり押さえるために半年ほど前から注文を入れます。
花材
水揚げのいいものを選んで注文します。
花材
暑さに弱いものはできるだけ注文から外しました。
花材
野外ではお天気とや気温が心配されます。できるだけ新鮮なものを届けます。
サンプルを作成
ひと回り小さいサンプルです。器も違いますが銅製なので雰囲気は同じです。
たくさん作る前にこうしてサンプルを用意します。実際には収まりがよく倒れたりしないよう、茎をより短くしました。
サンプルは花材の数を確保するのに重要です。
では制作に入ります
最初のステップ
オアシスをはやくから器に合わせて切り、水に浸けていきます。
モコモコ発生中
水際を処理するためと、可愛らしく仕上げるため手毬草を根元に入れます。
作成中
プログレス
だんだん散らかっていきます。
できた物を棚に置いていきましょう
増えています
完成❣️
壮観ですね
パーティ会場へ向かいます
小さい車に積みました。
残りのお花は来た人にあげたり、さらに飾りたい場所が出る可能性もあるので持っていきます。針金やリボンハサミなども忘れずに!
ウエディングセレモニーの場所と花束
ここはセレモニーがおこなわれる場所、
フレームのお花二つは地元のお花屋さんのデザインです。
お花屋さんが作った花嫁さんのブーケです。ひと味違ったデザインでした。
150人程の招待客が集まります。
コロナ対応で、あちこちにマスクと、小さなアルコール消毒ボトルが置いてあります。
私はレセプション会場テーブル担当
こちらは私のデザインです。式を終えてここを通って披露宴へ向かいます。
アップします。ドアが小さめなのでリースはやめて軽めのアレンジにしています。
テントはこちら。サーカステントのサイズです。
テントの内部、かなり広いです。ダンスもしますから。
フードエリア
テーブルブルクロスの素敵なこと❣️
テーブル
夜になったらまたぐっと雰囲気が変わります。式は4時から、パーティは夜中近くまでだったそうです。
素敵なテーブルセット。お花と喧嘩せずにいい感じです。
うんうん、かなり自分の思い通りに出来ました。
これで私の役目はおしまいです。
「ケーキあるけどトップしかないの、どうしよう?何かできる?頼んでいい?」と友人。予定してなかったけど…
お花とミントが有れば大丈夫。
流行りのケーキはクリームでデコレーションされていない、ネイキッドケーキ(裸のケーキ)、まだ箱に入れたままで急遽お花を飾ります。
最後に
テーブルアレンジは計15個、ひとつづつ全て違うデザインです。
秋色のお花、ブライドメイドさんたちの煉瓦色のドレスに近づけています。実ものを入れるのは、子宝祈願、サンゴミズキで輪を作ったのは、今まで出会った人たちとの縁、そしてこれから出会うひとたちとの輪を大切にという私の思いを込めました。セレモニーにもレセプションにも招待されていましたが、拘束時間が長くなるのでお断りして家に帰りました。
できたものを見るより、私は作っている時が楽しいです。
残念ながら著作権の関係やら、撮った写真のサイズの大きさで、結婚したカップルの写真を掲載できませんでしたが、あとはみなさんの想像で…
今回も最後まで見ていただいてありがとうございました😊