2021年4月初旬と5月初旬(GW中)の散策。
大変お待たせしました…「草本編」です。
数が多いため、草本を園内の2ゾーンに分けさせて頂きました。
最初は、公園の水辺から野鳥の森周辺の【公園の自生種】です。
※ 投稿後、再調査して判明した種がありましたので、一部訂正させて頂いております🙇♀️
2022・07・01
2026・05・17 再訂正
水辺のさと付近
オヘビイチゴ
金魚センター近くに、小さな水田と、小さな水生植物の圃場がある。
畦道に、黄色い5弁の花🌼
ヘビイチゴかと思ったが、葉の切れ込み方と、蔓のような延ばし方は、オヘビイチゴの特徴🧐
湿地が好きな草なので、園内の 至る所で繁殖していた🌼🌼🌼
科目は同じだが、赤い実は成りません😩
※ 以前は、オヘビイチゴがキジムシロ属で、ヘビイチゴとヤブヘビイチゴがヘビイチゴ属となっていました。
しかし、近年の遺伝子研究で、キジムシロ属に統合されました🙇♀️
イヌガラシ
稲作が大陸から導入された時に、一緒に上陸した『史前帰化植物』だろうと推定される草。
主張するためなのか、50センチ近くの特大サイズ😳😱
褐色の葉茎と、黄色い小花🌼
役立たないという意味で、植物にイヌ🐶という名前を付けたりするが、イヌガラシのイヌは「イナ(否)」から来ているらしい。
“カラシナ(芥子菜)じゃない”って…
ソレ、意味同じぢゃん😑
ムラサキサギゴケ
春浅い時期には、上に伸びず畦道を這うようにして、気温の上がるのを じっと待っている草が目につく。
その中でも、一際目立ったムラサキ色の花の絨毯💜
実は、最初に発見されたのが白花で「サギ(鷺)ゴケ」と命名。
その後、次に見つかった紫色の花がと判明😳
…白花が変種だったのだ😱
区別のために、本種なのに名前に“ムラサキ”を入れられちゃった事を、恨みもせず、毎年咲いてくれる、健気な子です🥺
水辺ゾーンからバードサンクチュアリ
トキワハゼ
先程のムラサキサギゴケとも、よく勘違いされる花。
図鑑の「花の比較写真の掲載率」っていうランキングがあれば、TOP5には 絶対入るって思えるほど、間違い&勘違いが多い😁
花だけじゃ、私も未だに怪しい😅🤣
大きく違うのは、生えてる場所。
比較的、乾燥に強いので道端や空き地、畑がお好み。
このpicも、林縁の砂利の遊歩道脇。
走出枝(ランナー)を出さないのも、大きな特徴🤓
ちなみに、夏や秋のシーズンならば、ほぼ間違いなくトキワハゼでしょう😎
(…ってテキトーだなぁ😥)
トウバナ
林中の遊歩道付近。
溜池脇でもあり、湿った土壌がよほど気に入ったのか、広範囲に見られた。
林縁でも見られるが、林の中の個体ほど勢いはない。
“植物はみんな日向が好き”ってワケじゃない。
男の子だからブルー、なーんて、勝手に決めつけてはイカンよ😁
(なんのこっちゃ😙)
ヘビイチゴとヤブヘビイチゴ ①
それぞれ、育つ場所が違うのだが、偶然にも同じエリアに😍
明るい畦道が好きなヘビイチゴ。
林縁の半日陰が好みのヤブヘビイチゴ。
ここは水辺近くの、林の散策路出口付近…
湿り気、陽射しがベストミックス💦🌳🌞
次のpicで、違いを説明します🍓
ヘビイチゴとヤブヘビイチゴ ②
大きい方がヤブヘビイチゴ🍓🍓
果床(表面のベース部分)にツヤがあって、赤い色が鮮やか。
実の周りには、派手な副萼片があるのが目安になる。
葉は下部に見える、卵型でやや色の濃い緑色。
向かって左側の小さな実がヘビイチゴ🍓
果床にツヤがなく、ピンクががった色。
実の上に見える、丸みがあって明るいグリーンの葉が特徴。
いつも並んでると良いが、世の中そんなに甘くないよね😅
ウラジロチチコグサ
(ミナミウラジロチチコグサ)
表面はツヤがある濃い緑色。
裏は、名前のとおり白い毛に覆われていて、茎もまた白い。
“チチコグサモドキ”と、間違えられたりするが、花のつき方が違う。
葉の厚みにも違いがあるので、落ち着いて観れば大丈夫🙆♀️
この2種とも帰化植物。
ウラジロくんは1970年ごろ。
モドキくんは1943年に記録されていて、以来、勢力争いを繰り広げているが、昭和後半〜平成の時代では、ウラジロが圧勝だった。
しかし、温暖化が進んでいくと、熱帯アメリカ原産のモドキが…
戦いの日は、続くのだ🪖⚔️😅
【追加及び訂正】
ウラジロチチコグサには 北米原産のキタウラジロチチコグサと、南米原産のミナミウラジロチチコグサがあるとのこと。
花序については,キタウラジロチチコグサは頭花の先端部が通
常紅紫色を帯び,花序内で頭花間にやや隙間が見られるのに対し,
ミナミウラジロチチコグサの頭花は黄褐色で,花序内で頭花が密集した印象を受ける
これは頭花が密集し淡褐色に近いのでミナミウラジロチチコグサとしました。
ケキツネノボタン
“意外と”悩ましい草の一つ。
キツネとケキツネ…違いは微妙だが、数をこなしていくと、まぁまぁ正答率は上がる気はする😅
ちなみに、この個体の決め手は、痩果(トゲトゲの実)のトゲの先っぽが、比較的真っ直ぐなこと。
もう一つは、葉の切れ込みが深く、小葉や鋸歯が尖り気味。
“毛”に関しては、さほど目立たず…日頃のお手入れの成果か?
(エステかよっ🤣)
オヤブジラミ
一応、4月〜5月辺りが開花期なので、春の草に分類される。
ヤブジラミは、早ければ5月過ぎからだが、概ね6月近くがピークなので、分類上は夏の草。
オヤブジラミの「オ」はオス(雄)の意。
冬の寒さに耐えて、春に開花する逞しさ=男らさ…ってコトか🤔
ソレ、逆じゃね?(心の呟き😁)
ヤブジラミ 花
これから開花期を迎えるせいか、メタセコイアの森から ラクウショウの森の中まで、凄まじい範囲で、ヤブジラミが😱😱
ただ、引きの画で撮っても、なんの草だか分からないんで、フツーに撮りました〜😅📱
ヤブジラミ 実
実を撮ろうとしたら…おや?
去年も見た光景🤔
下方に見える泡は、アワフキムシ(泡吹虫)の幼虫が作る“巣”。
現地では、気付かずにいたが、泡が消えかかってる辺りに、赤っぽく光るものが😳
「頭隠して尻隠さず」🤣
ノイバラ
あ、しまった😨
落葉性のだよ…
草本じゃないけど、許してね😘
(オイオイ😑)
アゼナルコ
畦道などで見かけた記憶あり🌾
鳥除けの鳴子のように見えるから、このネーミング🎼
アオカモジグサ
イネ科なのは明らかだが、名前があやふや…帰宅後図鑑で調べた。
芒の形状、黄色い花…加えて、全体的に「緑色」で、水辺に近い散策路で育っていたので、アオカモジグサとした。
似た草で、街中の空き地や道路沿いなど、乾いた場所で観るのは、カモジグサ。
どこかしら粉を吹いたように白っぽく、紫色を帯びた個体もある。
観れば「あぁーっ、コレ知ってるー😳」っていうレベルの草ほど、難しい😰
ヤワラスゲ
ウマスゲと散々悩んだが、サイズと“雰囲気”で、ヤワラスゲに票を投じた(多数決かよ😑)
ちなみに、ゴツゴツした果胞部分は側小穂で、雌性♀
そこから右方向に出てる、細長い穂が頂小穂で、雄性♂
カヤツリグサ科らしい、分業制😅
ちょっと、お昼寝🐞
“お値段以上”のヤブジラミのマットレス
(ニトリか?😁)
ヤエムグラ
元祖ひっつき虫…
丸い2つの実は、カギ状の毛で衣服や動物にくっついて散布される(と言われてる)。
ただ、この草らしい特徴は、別のところにある。
それは…
「自分で立てない」コト😰
葉や茎などに、下向き(逆向き)の小さいトゲがあり、そのトゲを仲間同士で絡めたり、近くの草木にひっかけて、姿勢を保っている。
よっ、甘え上手っ😘
ホソバノヨツバムグラ
4つの葉に、4裂の極小の白い花。
大抵の図鑑には、ホソバノヨツバムグラの花冠は“3裂”と書かれていて、
“4裂はヒメヨツバムグラ”との記述が。
詳しく調べると、ホソバノヨツバムグラの花冠で「稀に4裂」もあるそうだ🤔
少し迷うが、この草が生えている場所は、小合溜(池)近くの林縁…ほぼ湿地帯。
ホソバは湿地、ヒメは日当たり良い土手や草地が好き…
はーい「稀な子」でーす🙋♀️😁
コンフリー(英名)
公式名は シンフィツム。
和名は ヒレハリソウ(鰭玻璃草)
子供の頃、食用可能な草として認知されていた。
畑の隅っこで育てる人もいたが、河原の草地などで野生化したものも多く「天ぷらが美味しい」と教えてくれたオトナも多かった。
私も幼心に“食糧難になったら、まずコレだな”などと、可愛げないコトを妄想していた😅
が…
近年、過剰摂取による肝障害等が報告され、ドイツやオーストラリアなどでは、摂取量の基準を定めているとのこと😨
日本でも、厚労省が平成16年6月18日、コンフリー及びこれを含む食品について販売禁止。
まぁ個人の責任において、食べる分にはお咎め無しですが、オススメはしません。
美味しいけどね(苦笑😅🤣)
コンフリー 花
いつも斜め上からしか観てなかったが、下からだと可愛い鈴のような姿。
あ、アリさんすみません…
お邪魔してまーす🙇♀️🐜
トキワツユクサ(ノハカタカラクサ)
林内の、比較的湿り気の多い場所。
サイズ感と、各パーツ、茎の色などで⬆️と同定したが、花弁が3枚の白花系のツユクサの仲間は、少し複雑だ😨
図鑑にもよるが、トキワツユクサ(=広義のノハカタカラクサ)とオオトキワツユクサの2種に分ける。
更に、トキワツユクサ(=広義のノハカタカラクサ)が、狭義のノハカタカラクサとミドリハカタカラクサの2系統に分かれて…
エーット…ウーン…ウーン…ま、そーゆーコトです(オイッ😓)
何故だか、大量のミント😅
通り過ぎようとして、思わず二度見😳
葉を、一枚ちぎって香りを確かめたら、柑橘系(レモン)の香り🍋
散策路脇なので、(無作為に)人が持ち込んだのだろう。
どの程度影響が出てくれば、駆除対象になるのか、素人には判断しかねるので、あとは職員さんにお願いするしかない😰
ヤセウツボ
帰化植物。
寄生植物で、主にマメ科の草などに頼ってますが、セリ科やキク科でもOK🙆♀️
周辺は、コメツブツメクサやアカツメクサなどがいるので、おそらく…って、picに写ってたか?🤔
あ、見っけた😳
ヤブジラミ(セリ科)に、カラスノエンドウ(マメ科)…
どっちにくっついてるのーっ😱
ヤセウツボ
北アフリカやヨーロッパ原産で、現地では1メートル超えの個体もあるとか😱
千葉県で確認されてから、すでに80年以上…
気候も重要だが、宿主のサイズに合わせ成長できる柔軟性が、生き残りのポイントだったのかも🧐
ヤセウツボ
花の奥の方に“赤い目玉”が…
分かりづらいですが、これが雌蕊😳
4、5年前だったか…
筑波大学の研究グループが、ヤセウツボから、アルツハイマー病の原因物質であるとされる「アミロイドベータ」の凝集を抑える作用を持つ物質を発見…
そんなニュースを見かけたが、その後どうなったのか🤔
コメツブツメクサ(米粒詰草)
公園の草地などで、芝生のように地表を覆い尽くすほどの繁殖力😱
似た草で、少し大きいクスダマツメクサ(薬玉詰草)があるが、サイズ感のわからないpicだと迷う😰
手がかりは、花の咲き終わり🌼
両種とも、花弁は脱落せず下向きに垂れるが、コメツブは花が閉じて萎み、クスダマは開いたまま枯れる。
まぁ結局は、両方ともしゃがみ込んで観ないとあかんのやね〜♪😜
グリーンセンター裏
タンポポ ①
グリーンセンター脇の通路。
ロゼット状の葉から、長い茎の先に、お馴染みの…
さて、どの種類かな🤔
タンポポ ②
先程の個体の花のアップ。
閉じた総苞片…
地域差はあるが「総苞外片の先端に角状突起がある」のがカントウタンポポの特徴。
開花してる花の下に見える蕾に、その特徴が現れている。
くびれも見られず、カントウタンポポを感じさせるが、総苞外片の色が濃く、花の黄色も濃い。
おそらく、最近報告が増えている『カントウモドキ』(またはニセカントウタンポポ)と考えて良さそうだ。
タンポポ…ムズイな😥
(2022.04.23訂正しました)
シロバナコバノタツナミ
やっと、グリーンセンター裏の、野草園に到着。
木枠や杭打ちした足元に、ビロード状の葉と白い花。
コバノタツナミの白花品種とも、園芸種の播出とも言われてきたが、どちらに落ち着くのやら🤔😥
と、ここからは、水元周辺では見られない野草が栽培されている『野草園』ですので、続きは後ほど…
趣味の“地味草紀行”にお付き合い頂き、ありがとうございました🤗
お勉強になりました。ありがとうございました。